怖くない殺人事件
プレイしたバージョン
1.0.1
最初から最後まで、しっとりとした雰囲気で進行するペンション殺人事件の読み物。
優しい感じの殺人事件です。
ドキドキや、ビックリや、インパクトある死体イラストや、野郎ぶっころしてやる!などは無いので、怖くない殺人事件が好きな人向け。
逆に言えばパンチが効いてないとも言えそうです。
難易度については、攻略する為にフラグ立てをする必要がないので、とてもやさしい。
基本は読み進めていくだけですが、「犯人当て」はあります。
お気に入りの点
・「冗談じゃねえ!誰が犯人かも分からねえのに、一緒になんかいられるか!!」
↑この台詞、クローズドサークルといえばやっぱこれです。
配信でプレイさせて頂きました!
虹烏るると申します!!!
つい昨日、配信にて遊ばせていただきました
読み上げながら、推理しながらの配信なので凄く時間がかかり
そのボリュームに驚きながら色々は考察や妄想もさせて頂きました!
結果的には、最後の犯人当ての際は二人までは絞れたのですが運に頼るはめになってしまい
ちょっと不甲斐なく悔しい想いもしましたが最高でした!
まず、圧倒的な誤字の無さが凄かったです。
この文字量で文章の違和感も感じさせないところが素敵でした。
そして、各所に散りばめられたちょっとしたヒントの数々
ところどころで考察をして、もしかしてこれは…と色々考える要素があって素晴らしかったです!
ゆう君とほのかちゃんのコンビも絶妙で、お互いのカバーができてる素敵なペアでした
またこの二人の物語が見られたら…と妄想してしまうほどよかったです。
語りたいことはたくさんありますが、とにかくこの作品に出会えてよかったです!
素敵な作品をプレイさせて頂きありがとうございました!!
途中でプレイをやめる理由がない、ストレスなく楽しめる良質ミステリー作品
プレイ時間約3時間半でクリアしました。
ノベル作品をプレイしていると、文章の切り方、ウィンドウ表示、物語の展開など、細かな違和感が気になってしまう性格なのですが、本作は全くそういうことがありませんでした。
落ち着いた雰囲気でとても読みやすく、途中でプレイをやめるきっかけがありませんでした。
本筋のミステリーに主人公とヒロインのストーリーが上手に織り込んであり、それによって納得感のある結末になっていると感じました。
とにかくテキストが丁寧で、読み進めるほどにキャラが舞台装置ではなく個性を持った人間だと感じられるようになっていきました。
クローズドサークルという王道な展開の中、地に足の着いた過不足ない展開と推理で、とても良い読後感に浸ることが出来ました。
どんなプレイヤーでもお薦めしたい作品です。
王道クローズドサークル
一通りプレイしました、多少ネタバレを含みます
吹雪の中で社会から途絶された山荘の中で起きる殺人劇。
満足に科学捜査も行えない中、ロジックを主軸に事件に立ち向かう構図はまさに王道でした。
閉鎖空間に閉じ込められることになりますが、閉塞感や絶望感などホラー要素は抑えめでした。事件が続いていくに連れて段々と「これは殺人なのでは」という疑念が深まっていく作りになっていたり、会話の端々に主人公たちの、ジョークをまじえたやり取りが散りばめられていて、空気が鈍重になりすぎておらず、ちょうどいいバランスだったかなと。ゴア表現もイラスト上はほとんどなく、どなたでもプレイしやすいと思います。
それぞれキャラが立っていて、会話や行動原理に筋が通っていて、最初は薄っすらと嫌悪感を抱いても、クライマックスではみんな好きになっていました。
背景イラストやキャラクターイラストは美麗ですが、落ち着いた色調で、サスペンスの雰囲気にも非常にマッチしています。
分岐は最終版のみで、序盤での行動が詰みポイントになるということもないし、ある程度は間違えてもやり直しができるし、犯人の検討がついていれば分かりやすくなっているのではないかなと思ったので、難易度も難しすぎないと思います。(最後の推理で幼馴染を指摘するとただただ嫌なエンディングが見れます)
冒頭の主人公たちの会話は、不和を感じるようなところもありますが、二人の関係の深さが分かりやすかったです。ペンション内の生活は当然ながら変わり映えに乏しかったのですが、彼らの会話が鬱屈とした雰囲気を和らげてくれました。また、推理のロジックも会話形式で丁寧に展開してあり噛み砕きながら読むことができました。
証言や証拠に客観性が欠けるクローズドサークルの中での犯人の指摘という難しいシナリオに挑戦した作品だと思います。
男性主人公も消極的な性格で最初は積極的に騒動に関わろうとはしませんが、物語が進むにつれ、幼馴染の女性主人公のピンチを目の当たりにして心境の変化が訪れるという、成長を感じる展開もあって良かったです。お疲れ様でした。
よくある雪の山荘モノかと思いきや
定番の雪のクローズドミステリー。
RPGにおける王道ファンタジーのごとく、故郷に帰ったような安心感。
お決まりの外部犯を皆で捜索からの分かってたけどいない、皆で集まれば安心だよねからの崩壊という、展開も抑えていますが、このゲームの魅力は何といっても、展開が…静か。
こういった舞台設定ですと、某かまいたちのように残酷グロ死体発見で一気にパニックに陥る、少なくとも明らかな他殺体からの事件発生が多いですが、最初の死体発見は病死が疑われ、中盤くらいまで少なくとも登場人物視点では事件なのかどうかも曖昧。
プレイヤーはタイトルに「殺人」とあることからも物騒な事件だとは推測できるのですが、登場人物の立場ではできる限り悪い方向に考えたくないという思考も働いて、見てみないふりをする。
こんなもどかしい展開は中々斬新でした。
ヒロインのピンチに素直になれないながらも覚醒していく(でもやっぱり気だるい)主人公も好きでした。
殺人ミステリーですが、直接的に怖い描写はほとんどないので安心してプレイできます。
推理は慎重すぎて回りくどいところはありますが、全体的によくまとまっていたと思います。
登場人物含めビジュアルもキレイですが、背景(特に事件現場)の様子が見た目ではわかりにくく、文章で想像するしかないところがやや残念。
文章量が多いので、週末などのまとまった時間に一気にプレイするのがお勧めです。
理解不能
ゲームをプレイするうえで、自分にとって主人公というものは一番重要な要素
その物語と最後まで付き合っていくプレイヤーにとっての相棒のようなもの
好きになれるかどうか
その点において、このゲームの主人公は冒頭のシーンだけで一瞬で嫌になるタイプでした
幼馴染にやたらと嫌味悪態ばかり、デリカシーもない、ずっとお前よばわり
今後背景が描かれるにしろこれはないと思いました
自分はこの主人公とは歩いていきたくないので早々に抜けさせてもらいます
特にノベル系は何でポジティブタイプの主人公とか全然いないんだろう
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