絶筆

祟月 近衛頼忠

最期の文字を見つめる短編ノベルゲーム

AOI

言葉は残り続けると思います

誰かに対して発せられる言葉は重いと思います。
見えて残る形で発せられた言葉はもっと重いと思います。
受け取った側は心に残り続けて反芻し続けると思います。
発した側が居なくなってしまっても。
受け取った人の力になり支えになり続けると思います。

貰った言葉が壮絶な直筆の文字……
どうしても伝えたいという想いをより感じます。
書いた彼の状況を想像して、辛く悲しくなるかもしれません。
そんな中でも伝えようとしてくれた事に複雑な気持ちになるかもしれません。
でもやさしい想いに嬉しくもなりそうで…
実際に目にしたら、自分だったらどんな気持ちになるだろう…

彼の、自身の死を伝えないところも主人公に対するエールになっていると思います。
残されて生き続ける人を思い遣っていらっしゃる。
温かい人なんだと思いました。

またいつものように最初の画面の写真とBGMが気に入りまして、
この感想もそこを開きながら聞きながら書かせていただきました。
こちらの作品が公開されてから、自分の身近な人の危篤から亡くなるまでを付き添い、
心情的にシンクロするところもあって、より響いた作品になりました。

素敵な作品をありがとうございました。

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No.68873 - 2024-07-14 20:38:07
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