気軽に楽しめる
全体的に分かりやすいシステムと戦闘シーン。
シミュレーションRPGが得意な人から
あまりやったことのない人まで幅広く楽しめる作品に感じました。
(私もそんなにSRPGは得意な方ではないです)
5つの国で
次々と起こる物語の展開に序盤から惹き込まれ
束の間の休息の会話選択や
仲間との関わりを掘り下げるサブクエストを含め
個性豊かなメンバーと共に進んでいくストーリーは
最後の最後までとても面白かったです。
また、各場面で流れるBGM。
これがゲームの世界観をより一層引き立てていて
クリア後も記憶に残り、印象的でした。
この先、続編がつくられるのか
あるいは新たなストーリー制作の可能性はあるのか
今後の作品にも期待したいです。
人の業や人間の心理に重きを置いた戦記物
根本にあるのは王道戦記物の世界観です。
その上で現代社会的なテーマである反戦思想や経済格差といった要素が
色濃くクローズアップされたストーリーです。
各国の政治思想や各キャラの信念が激しくぶつかり合い、
それを利用する者される者といった複雑な思惑が絡み合う
読み応えのある会話テキストが特徴です。
製作者様の注意点にもあるようにときに過激なセリフが飛び交いますが
作品として特定の思想に傾倒した思想誘導があるわけではありません。
むしろメインテーマは心理や過去が深堀された個性的な各キャラ達による
強い言葉が紡ぎ出す群像劇といった印象です。
他のレビュアー様のコメントにもあるように
そうしたゲームの主要素が災いしてか各章間の会話イベントなどが
やや冗長なのは否めません。
ゲーム部分も改善はされているようですが難易度はかなり低く
攻略も単調になっていまっているのは残念な点です。
あくまでもストーリーや世界観を楽しむゲームと割り切れる方にはお勧めします。
Z世代向けのシナリオ
現代のZ世代視点での政治風刺をしたシナリオ。
合わない人にはとことん合わないと思うので、そういうのがいやだと思うなら止めた方がいい。
全41マップを戦うが、後半を除きサクサク進むので、ほどよい感じで進行する。
正直、政治思想、宗教批判面を除けば、敵味方の関係性などの作りこみ含め、荒削りながらもよくできているゲームであるのは確か。
本作を通じた気付き事項として、
① ワールドマップを入れた方がよい。いったいどこに向かって動いているのかわかりにくい。
② マップが広大なのか初期配置が悪いせいか、直接戦闘になるまで数ターンもかかるマップが多い。少なくとも1ターン目敵ターンか2ターン目自ターンには戦闘になるような広さ又は配置にした方がよい。
③ 敵ボスの配置と自軍の初期配置との間が一直線のマップがいくつかあるが、その場合、自軍が団子状で進軍するため、ほぼ大体数のキャラが役に立たない割には長い距離を移動させられるので、二正面作戦になるように複数の進行ルートを作り、敵軍に迂回部隊・奇襲部隊を作るなどした方がよい。
④ サブクエストとして独立させているが、いくつかのサブクエはそのまま本編に入れても良かったのではないか。そもそもプレイヤーはサブクエ全部やるだろうし。
⑤ 後半戦は必殺が出すぎるので調整した方がよい。
⑥ キャラ関係をイメージしやすいように支援関係を設定した方がよい。
⑦ 武器の耐久力について少し減らした方がよい。41面も戦いながりほぼ使いきらず終わってしまった。
⑧ ハードでも必殺を受けなければキャラが死ぬことはほとんどないので、必殺の発生率を下げることができるのなら、ハードではセーブ回数を限るなどしてそれなりの難易度を確保できるのではないか。
貴重な硬派SRPG
ストーリーとキャラの個性が素晴らしい
テキストもユニット表示も大きく見やすく変更されていて嬉しい(SRPG Studioでの製作者は、ゲーム無内容以前に、この基本を疎かにしている人が多くて残念です)
何度も注意書きされてる政治思想は確かに冗長で鬱陶しいですが、これもまたフリーゲームの個性なので、作者の好き放題に書けば良いと思います
途中までは渋い人間の業に重点を置いていて、胸を締め付ける場面もありましたが、終盤にモンスターが出て来たのは残念でした、個人的に最後まで人間同士の戦いが好きなので
問題なのは、ゲームの肝の部分である、全く緊張感のない戦闘シーンです
武器の3すくみも、支援効果も、スキルもない(CCするまで)ので、戦闘でのキャラの個性は無し
14、15ユニットを、長い道のりを移動させるしんどさ(ベストは8くらい、多くても10が操作する限度ですかね)
一番弱い武器でも必殺出まくり、終盤手に入る強い武器シリーズも意味なし
ハッキリ言って、3,4人いれば十分こと足ります
ターン制限を付けたり、いきなり動き出したり、キャラロストもない訳ですから、もっと厳しめでも良いと思いますね
先を早く見たい展開なのに、とにかく戦闘シーンが辛くて仕方なかった
物語重視、萌え萌えしてない、硬派で重厚なゲームをやりたい人にオススメです
クリアしました!
サブクエストもあって親切設計で詰まないように工夫されてて助かりました。
回復杖の経験値が他のゲームより多めに設定されており自然と魔法使いが強キャラ感出てました。
ラストバトルの主人公とラスボスのやりとりが痺れました。
素敵な作品をありがとうございした。
要望
いつでも何回でもセーブできるようにしてほしい。
- 1
あなたにオススメのゲーム
フリーゲームイベント開催中!
サポーターのオススメゲーム
-
Ruina 廃都の物語
枯草章吉
地図の空白を埋めながらダンジョンを探索する、ゲームブック的なRPG。
-
紅ノ誓刻~くれないのせいこく~ 体験版
DEKO-GANG
紅キ月の下 紅ノ巫女が舞い降りる
-
花曇と夜空
sinononn
―少女と青年のオカルティックホラー開幕!―
-
クロエのレクイエム
ブリキの時計
クラシックな雰囲気の探索ホラーアドベンチャー
-
スズネ☆エクステンド
94
段々胸が大きくなる
-
ゆうやの足はタイヤの足
リロル(城野椋)
等身大の感情刺激を体感できる、美しく残酷な物語