名作、ただし……
この作品は高品質のSRPGであり、同時に壮大なる群像劇。
SRPG+群像劇=で何が起きるのかと言うと、
鍛えたキャラが一切でないマップが嫌になる位出る作品であるということで……。
SRPGに慣れた人、得意な人からすると少し面倒かな?で済む。
だが不慣れな人、苦手な人からすると中核になれる鍛えたエースが居ないというのは、
制作者や慣れた人が思う以上に大きくしんどい。
そして慣れてない場合とりあえず出番の多い主人公周りを鍛え始めるのだが……。
悲しいけどこれ群像劇なんですよね。
なので戦闘面は兎に角人を選ぶ。
群像劇って言っても主人公周りを大体使えるだろって考えるとその数倍は使えない。
敗北を繰り返すことでお金とレベルを稼ぐことは可能なのだが、
敗北数をカウントして態々見せてつけてくるので、
0のままやってやんよ!と奮起するか嫌味かな?となるかはまあ苦手な人ほどね。
とは言え出来は本当に良い。
キャラごとの特性と射程をよく理解していれば基本的になんとかなる。
とは言えMP管理が難しい作品でもあるので、大雑把なプレイをしていると、
戦うまでに高火力スキル持ちがMP切れなんて事もあるのだが。
戦闘以外で人を選ぶ点としてやっぱりストーリーも大きい。
いい意味でも悪い意味でも甘ったれた子供達が戦争に巻き込まれて、
いろんな立場の人達から軽んじられたり嵌められたり利用されながら、
同時に成長していくという流れになるので序盤が無理って人はどうしても出る。
しかしストーリー自体はとても良いもので、序盤を見て諦めるのはちょっともったいない。
マップごとに用意されいるサブイベントも良くて、
物によっては温度差で風邪を引きそうになるものの、
ここ以外でも世界は動いてる感じがあってグッドだった。
これぞ群像劇の良さ!って感じではあるものの、
同時に視点があっちこっちに行く群像劇の悪さでもあるのでどうしても人は選ぶ。
ええ!?このタイミングでこっちの操作して今まで操作してきた方倒すの???みたいなのもあるので、
モチベがぐちゃぐちゃになるのも群像劇ならではだったなぁ……。
後、キャラを動かして大勢の人と会話するパートがあるのだが、
移動速度が早すぎてテンキーを一瞬叩いては思い通りの所にいかずにイラッとした。
総評としては人を選ぶ名作。
戦闘面、ストーリー共に質は間違いなく高いのだが、
スパロボタイプの作品に慣れてる人だとちょっと馴染まないと思う。
距離を無視したり行動を使わずにバフ出来る精神コマンドの有無はやはり大きい。
それにこの作品の強化は武器強化(スキル強化)しか存在せず。
運動性や装甲を上げて粘りやすくみたいな、
ステータス側の気軽な強化が存在しないのも慣れがいる。
後、例え突き抜けた強者でも兎に角一騎当千はさせないってコンセプトなので、
無双感覚でやれると思ってるとそっちでも馴染めないかな。
名作なのは間違いないが、どうしても無理って人が出るのは仕方ないのない作品でもあった。
ただ練り込まれたストーリーは本当にお勧めできるので、
良いストーリーをモチベに出来る人なら多少このジャンルが苦手でも触ってみていいと思う。
神ゲー
言葉で言い表せないくらい面白かった。有料でもいいくらい。クリアまで40時間かかったがもう1周したい。
最後の戦闘アニメーションとかとあるキャラの説得シーンとか大好き。
これは多くの人に知ってもらいたい作品ですね。
SRPG95の頃から作者様のゲーム全部やらせてもらっていますが大体ストーリーもゲーム難易度も全部好きです。
これかも制作応援しています。
ゲーム自体は良く出来てる
ver110a 初期で離脱。
ゲーム自体は良く出来てると思うけど絵柄や日常系の茶番会話が延々続いたり全体的な作りが中二っぽい。キッズには受けると思う。中学~高校生向けな作品。
マップが1画面より大きく戦局が判断しにくい所やスキルや武器が多くて計算外の部分が多く暗算が難しい所が私には合わなかった。
ゲームが合わないのは作者も私も悪くないと思ってる。私には合わなかったけど自分以外の誰かには合うかもねと祈りながらの離脱
物語に引き込まれる作品
TSさんの作品をプレイするのは新説魔法少女に続き二作目です。
クリア後にお話の余韻を感じながら書いています。
今回もプレイ中大変充実した時間を過ごさせてもらいました。
前作以上にクリアするのが惜しくなるほどキャラクター達と物語が生き生きとしていて
この世界にずっと浸っていたくなります。
この作品を世に出していただいたことに感謝しかありません。
ありがとうございました。
この作品は、
じっくりと腰を据えて物語の世界に浸りたい方におすすめです。
序盤の掛け合いを見て合いそうだな…と思う方には、ぜひネタバレを踏む前に自分で最後までプレイしていただきたいです。
自分はゆっくりプレイして50時間ほどでクリアしました。
作品の特徴として最も驚異的なのは大量の登場キャラクター全てに明確なキャラ付けと個性と物語上の役割を持たせて
ストーリーがしっかりと完結することです。
キャラ同士の軽妙な掛け合いと読みやすいテキストの多層的な物語がぐいぐいとプレイをけん引していきます。
止め時を失うほど物語のけん引力が強いです。
大量の登場人物が出てくるのにほとんどそれを意識させません。
自然に顔と名前が一致していきます。
正直、商業でも昨今の国産ゲームでこれほどのストーリテリングのRPG作品は無いと思います。。
ゲームとしては、主要キャラすべてにオリジナルの立ち絵と表情差分が有り、
さらに戦闘グラフィックが技の分用意されています。
それらをふんだんに使った豪華な演出がゲームの華やかさになっています。
キャラグラや戦闘アニメの量と質は完全に個人作品の規模を逸脱しています。
SPRGとしての難易度はさほどではなく、戦闘のシチュエーションも含めてストーリーの演出として計算されています。
また、救済策が無数に用意されているので詰むことは絶対にありません。
プレイ感はスパロボをイメージするとそれが近いかもしれません。
プレイ動画も上がったりすると思いますが、最初は是非ご自身の手でプレイされるのがおすすめです。
そしてこちらが気に入ったなら是非、TSさんの他の作品もプレイしてみてください。
大作!そして傑作!
ホントに素晴らしいと言うほかないです。大ボリュームのゲーム部分に加えて沢山の魅力的な登場人物が細部を彩り、王道の熱さを保ちつつ二転三転する物語が飽きを感じさせず、ここまでの長時間作品をクリアまでストレートに楽しみ抜けたのは久しぶりでした。どんどん次の展開が気になっていくような作りは見事の一言に尽きます。SRPGの良さがこれでもかと言うほどにギュッと詰まっているので、是非おすすめしたい作品です。
名作
この作者さんの作品は「Heartium」「新説魔法少女(製品版含む)」とプレイしていますが、相変わらずキャラクターのつくりが上手いです。自前でイラストも描いてこのクオリティは凄い。キャラ付けとシナリオがしっかりしているので、全く飽きないんですよ。
登場人物が多くなれば個性を出すのが難しくなるのが創作の常ですが、どれもビシッとキャラを立てているので、軽い気持ちで始めると延々とのめり込んでしまいます。シナリオも重厚で一章あたりの文量(展開の推移)が多いため、読んでいるだけでも楽しめるのがこの作者さんの作品の特徴です。
ゲーム作りが上手いというよりも、創作が上手いという表現の方が適切であると思います。合う人にはとことん面白いので過去作共々おすすめです。
急いでプレイせずにじっくり遊びます。凄いなぁ。
神ゲーです
神ゲーです。
それ以上の言葉は必要ない。
とても無料でできるクオリティではないです。
ここまでやってもらえたらSRPGStudioも本望でしょう。
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