aaaaa
この作品は凄い。
一見バカゲーと思わせておいて、
実は深い教養が求められる文学への入り口として機能している。
目的は「女性×女性の百合の鑑賞」
そこに至るまでの準備。もちろん黒幕2人もいるんだけど、
それには百合餌や部屋のセット、動画撮影などプレイヤーも一枚かんでいる。
つまりプレイヤーも共犯者の側。
さまざまなシチュエーションの百合を見届けた(よく分からなくても大丈夫)後、
黒幕2人の解説が始まる。
プレイヤーも黒幕側なので2人の解説も、まあ理解しようかなって気持ちになる。
そんな立場にあるという事をすんなりと把握させられる。
まるで闇バイトのごとく、
我らプレイヤーに場数を踏ませる事により、
様々なシチュエーションの百合にも対応できるように育てていく。
でもでも、
だいたい「百合」っていう非日常なシチュエーションを抜き出して、
黒幕2人の解説(性癖&ボケ)を一方的に述べられても、
プレイヤー側は「裏」が取れないわけですよ。
「そうなのか!」って受け入れる流れもあるが、
「いや、そうはならんやろ!」ってツッコミも生じる。
黒幕2人がボケボケ過ぎてプレイヤー側が自然とツッコミになる。
ツッコミには物語への理解が必要。
→どう転んでも黒幕2人の思うつぼ。
そしてさらに百合への深い理解と教養が・・・
て、ゴチャゴチャ書きすぎて自分でも何を言いたいのか分からなくなってきた・・・
ん、まあ、面白かったです。
久しぶりに爆笑
面白かったです!久しぶりに爆笑してしまいました。
タイトルから頭空っぽにして読める百合と分かり、実際、サクッと味わえる百合短編集でした。
しかし飽きずに最後まで完食できたのは作者さんの文章力と発想力、ゲームとして形作る実行能力の賜物でしょう。
シチュエーションは単一でも関係性によって味は千差万別。子気味よいテンポで繰り広げられるボケとツッコミの応酬。
見たことのあるネットミームの文言。世界観がボケなのでプレイヤーが必然的にツッコミに回る設計。
これらは、このゲームに数多くある見どころの中でも際立った美点でしょう。
例えばチュートリアルのミフユとハルカの会話でプレイヤーに(ハルカが悪いんだよ)と思わせる設計は素晴らしかったです。他にも多くのプレイヤーに対するツッコミどころを作っていて、これも一種の読者とプレイヤーの意思疎通なのかと思えました。
書きすぎるとネタバレになってしまうのでこれで終わります。
楽しい気分をありがとうございました。
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