【ストーリー】
最初から最後まで良質で十分売りになる位の出来。
作品の雰囲気を崩す様なギャグ等も入っておらずおすすめできる。
森の様子が普段と違う、そんな違和感から始まる一人の薬師の物語。
まだまだ未熟であり最初は基本的な物しか作れないが、
物語が進むほど薬師としても人間としても大きく成長して行く様はとても良い。
最後の決断は様々な人と出会いそれを糧にした結果でありすごく好き。
【戦闘面】
スキルの大半がちょっと控えめで、
戦闘の実に9割位が通常攻撃になって後は主人公がアイテム使うか戦士がかばうか位。
消費が高い攻撃魔法でも通常敵を一掃出来たりもしないので、
それなら操作時間の分通常攻撃した方が良いと思うほど。
MP回復アイテムも軽い気持ちで使用できない程度には貴重な上に回復量が低い。
スキルも消費の割に倍率が低くTPの効率もあんまり良くないので連発は出来ない。
支援系も行動なりMPなりを使った分を取り戻せるかと言うとほぼ出来ない。
かばうと防御支援を重ねるのは強いがそれ以外だとちょっと。
薬師ということで主人公は色んな物を作れるのだが、
素材を消費して作ったアイテムよりも通常攻撃の方が強い。
所持制限も15と少なめで乱発も出来ないため回復アイテム以外は基本的に使わないかも。
辛うじて状態アイテムがボスで使えるくらいだが、
主人公は唯一アイテムを使えるキャラなので行動の重要性が高く、
そこに状態アイテムや攻撃アイテムを使わせるのは考えどころ。
ストーリーはとても良いので低難易度で見るのは普通にありだと思うが、
普通にやると制限が色々多くて気分良くやれるかと言われるやれない。
この作品の戦闘は事前に用意した主人公の回復アイテムの残量がタイムリミットで、
それが尽きる前に倒せるなら兎に角通常攻撃でよくて、
倒しきれない場合に魔法やスキルや攻撃アイテムでかかるターンを減らすために使う感じになる。
ただ下に書いた通りお金が貯まらず装備を揃える頃にはレベルが高くになりがちで、
超強敵以外はほぼ通常攻撃でなんとかなってしまう。
【戦闘以外】
所持数15個制限が使用可能アイテム以外も適用される。
この作品は装備がかなり高額であり戦闘でお金を稼げない都合上、
装備を整えてから進むタイプのプレイヤーだと兎に角戦わないといけない。
そのため大量の素材が所持制限に引っかかって無常にも消えてゆく。
非戦闘アイテムも効果が低いのは同じで、
結構な回数戦わないと行けないならエンカウント率UPアイテムを使っていこう!となるが、
確かにエンカウント率は上がるが、20~30歩位で切れて目が点になった。
ストーリー中主人公の薬はよく褒められるのだがリップサービスかと思うほどに、
ほぼ原価でしか売れない為大丈夫?生活できてる?ってなりますね。
結構な頻度で宿屋が存在しておりとても助かる。
また宿屋に泊まると3択で素材アイテムを一つ貰う事が出来るので、
場合によってはその地区では手に入らない物を手に入れる手段にもなる。
個人的にちょっと辛かったのがパズルで、
岩押し系の地味に難しいのが何回も来てちょっと詰まった。
【総評】
制限が辛い。
そういうゲームだと思える人ならいいが、快適に遊びたいと思う人には不向きかな。
一つだけ最後まで慣れなかった部分として、
なんかフィールドマップ全体が淡く光ってる、輝度が高いみたいですごく目に来る。
気にならない人は気にならないと思うけど、どうしてもという人はいる思う。
ストーリーの為にやる価値はあったけど人は選ぶそんな作品でした。
王道RPG+薬草作り要素が楽しくてノーマルでだらだらと19時間ほどかけてクリアしました!
王道ではありますが主人公は戦力だけではなく知識(薬草作り)と絆(旅の仲間だけでなく薬草で生活していたこれまでの人間関係も)で切り開いていくストーリー性も好感を持ちました。
ものすごく楽しかった前提でさらに個人的にはこうだったら良かった要望を踏まえて感想を書かせていただきます。
昨今の親切すぎるゲームに慣れ親しんでいると難しく感じるかもしれませんが適度な厳しさが自分には心地よかったです。謎解きもよかった。新キャラが加わり素材収集を兼ねてレべ上に歩いてからボスに挑みましたがそれでも少しピンチを感じました。難度とゲーム進行のバランスが絶妙だと思います。
パーティ編成について、メインキャラ固定ではなくゲストキャラとも入れ替え可能がよかったです、ラスボス戦で主人公必須はストーリーに無理なく組み込めたでしょうし。新キャラのレべ上もスキル熟練度という要素が楽しくて苦ではなかったのですが、固定メインキャラも育つためレベル差が広がりバランスが悪くなっちゃいました。
お金、どうせなら薬草の売買で収入を得たかったです。売ろうとした薬草が安すぎてミルトどうやって生活してんのかと…
一度行った場所は地図ができるようにしてほしい。凝った地形を歩くのすごく楽しかった一方で複雑でまったく覚えられず。持てるアイテム数に制限があることや回復ポイントがわりと遠いので後回しにした宝箱に二度とたどり着けませんでした。
素材によって入手が困難すぎる!!ほんっとーに手に入らなくて薬草作りも楽しんでいる層としてはフラストレーションありまくりでした。敵のドロップだけじゃなく、クエストで手に入るとか、薬草師経由で素材屋に伝手があるとか、なんかもう少しあってほしかったです。
ボイスはゲームの邪魔にならない程度でよかったものの、戦闘勝利ボイスがザコ戦もボス戦も同じテンションなので苦労して勝利したあとはズッコケる時がありました。ラスボス戦は本当に長くてピンチを感じたし楽しかったので勝利演出はもっと特製でもよかったように思います。まじ楽しかったです!
あとこれは自分が物語を読み込めなかっただけかもしれませんが、なぜ子供ミルトが出てくるのかいまいち理解できませんでした…これはほんとに自分の理解力の問題だったらすみません。
もし続編があるなら絶対プレイします。おもしろいゲームをありがとうございました。
レビューを見て下さった方に動機を囃すため、少し逐条的に書きます。
本編のストーリー(大枠)
王道な流れで分岐なく一本道です!
脚本(サイドに映るイベントや人物描写)
ここもボイスをインしていますが、ダラダラとノベルRPGにはならず、余白もあってストレス(会話スキップ)ナシで十二分に楽しめました!
戦闘。
「アイテムを使う」を主人公のみに絞る、というのは画期的だと感じました。
不自由はあります。でも、だからこそ「非力なこの子がいたから進める」というストーリーの推進力になっていますし、バトル自体もきちんとレベル上げすれば楽しく続けられます。
概要としてはこんなところですが、
王道らしく、とっても楽しく、すがすがしくプレイできる物語となっていると思います。
フォローして次作を待ちたいと思える、とっても素敵な良作でしたよ!
薬草モノは数多く創作されていますが、この作品ではシビアに
攻撃・防御・アイテムだけです。戦闘バランスも序盤の強敵は
問題無く倒せますが、それ以降は厳しさを増していきます。
ダンジョンも凝ったマップと練られたギミックがプレイヤーを
翻弄します。有りそうで他に見当たらない個性的な創りが面白
さを増していきます。拠点の位置関係もしっかり憶える必要が
あります。さらにストーリーもしっかり読み込んで欲しい作品
です。独創的なデザインと厳しめの調整を楽しんでください。
クリアは手応えを感じると思います。オススメします。
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