主人公を取り巻くクラスの雰囲気の描写がなかなかリアルで、辛いものがありますね……うぐぐ。
主人公が内気かと思いきや、大胆な行動もしたりするので、個性が感じられて良かったです。
途中から性的な発言が出てきたので、ちょっと驚きました。個人的にはくだらなくて(脱力系の笑いに繋がって)好きなのですが、そういうのが苦手な方はご注意ください。
カナミさんとの、恋人っぽい感じの描写があると更に良かったと思います。カナミさんと仲良くなってはいますが、あまり恋愛している気がしなかったのです。もっと恋する心情が欲しかったです。
良いゲームをありがとうございました。
機械であるが故に愛情は凶暴に変わる、短編イベントメイン+おまけ的にRPG要素ありといったところ。
根暗ないじめられっ子な少年が彼の親友が作った彼女型ロボットと奇妙な生活を送るも、それがとんでもない方向に発展していくといったストーリー設定な模様。
「何故そうなる」と色々突っ込みたくなりそうなイベントが多いが、キャラの個性付けの上手さと、物騒でありつつもどことなくゆるい雰囲気のおかげで、「そういう作風だから」と納得できてしまうあたりがいい味を出している様に思える。
カナミさんのどことなくピントのずれた会話のやり取りが萌えられる反面、「陰険、猟奇的、性的」といったお子様向けではない過激なシーンも多く、特にストーリー後半~終盤あたりの欝加減は相当なレベルに達する為、そういうのに耐性がない方にはかなりきついかもしれない。
街中にある複数の場所を選んで話が変化していくマルチエンディング方式だが、実際のところは行ける場所が大きく限られる故に大して自由度は高くなく、すべてのENDを拝むのはさほど苦労しないと思われる。 (クリア後のおまけ部屋で他ENDのヒントが聞ける)
所々にRPG戦闘が導入されるが、戦闘しなければならない動機付けが弱く「無理やり入れた」という押し付け感を覚えてしまう。
特にネットゲーム内での戦闘は、敵がかなり強く設定されている故に結構な量のレベル上げなどをしなければならず、特にやり込めるような面白さもほとんどない故に、プレイ自体がだれてくるという問題がある。 (クリアしてもそれがストーリーに絡む気配はない)
実際、このゲームのプレイ時間の半数近くは戦闘にあるといっても過言ではなく、「こんな意味もなく時間のかかる戦闘を入れる位なら主人公とカナミさんとのやり取りを増強すべき」と思ってしまう次第。
正直なところ、「事の進展があっさり気味で、いまいち彼女と交流を深めている感覚が薄い」と感じたが、逆にいえば無駄に引き伸ばさずに適度な修羅場が堪能できるというお手軽さ(?)は持っているのではないだろうか。
少々ネタバレになってしまうが、くれぐれもいっておくと本作は何事もなくハッピーに結末を迎えるENDは一切存在せず、恋愛描写を交えつつも狂気に満ちた展開がメインな点に注意。 (一応、名目上のハッピーENDはあるが) (Vol.179)
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