※若干ネタバレを含みます
ストーリーは全体を通して起承転結がしっかりしていて、
なおかつ章単位で区切っても一つのエピソードとしてまとまっている構成力に驚きました。
「機械に心」というよくあるネタながらもありがちなテンプレ展開でも奇をてらうわけでもなく
敵味方の言い分がうなずけるもので、結末も気分が良いものでした。
その章にだけ登場する悪役やモブにすら魅力があり、ヘイトを感じるキャラはいません。
だからと言ってテキスト量が多いわけではなく、簡潔な文章で表現されています。
背景画像やアイコン、画面切り替えのエフェクトなど、世界設定と調和したUIもセンスが良い。
技能やパッシブスキル、アイテム、ステータスを一定のリソース内でカスタムでき、
それらをノーリスク・ノーコストでカスタムしなおせるので気軽に試せるのが嬉しい。
戦闘システムは個性的ではあるが複雑ではないので、あっさり慣れることができます。
戦闘の事前に敵の特徴を知らせてくれるので、やみくもなカスタムを強制されないのが非常に助かりました。
約4時間でクリアしました。物語、システム、個性など総合力の高い作品です。
※ネタバレを含みます
ウディコンの時にもプレイしましたが、ふと思い出し再プレイしました。
やはり、良作だと思います。埋もれたままなのは勿体ない。
本作で特に気に入っているのが、育成の自由度が大きいことと、育成の再割り振りにリスクがないことです。
自由度が大きい故に色々と試したくなるのですが、リスクがないので何度でもトライ&エラーを繰り返して仮説検証することが出来ます。
そういうのが好きな人にはうってつけですね。
また、解を見つけた後の難易度は比較的ぬるめなので、ガンガン進めて気持ち良くなることも可w
個人的にはややぬるいくらいの難易度が好きなので、良かったです。
最適解を見つけた後の他の解を探すのも中々おつなもので、攻撃重視だったり、防御重視だったり、色々試せて、どれも中々戦えるので、考え甲斐があります。
次に、少し具体的な事柄も書いておきます。
育成の自由度が大きいと記載しましたが、これが本当に色々と設定できまして、キャラのステータスや武装が割り振れるのはお察しというか一般的だと思うんですが、アイテムやパッシブも割り振りが可能で、本当に幅広いです。
自由度を大きくするとバランス調整が難しくなるんですが、例外を除いて概ね良好だったと思います。
改修の助けになるかもしれないので一応記載しておきますが、バランスブレイクしていた例外のパターンがこちら。
自分が試した中では、アイテム消費を前提とした高火力のビルドが突出して強い印象です。
中でも、武装の組み合わせを、ニッシュ1(攻撃)、シュリ4(SP回復)にして、この行動を繰り返した場合、SPが枯渇せずにTPが溜まり、TP消費技が乱用できます。
TP消費技にSP回復のものもあるので、SP回復を選択する場合は、相手をほぼ嵌め殺し状態にできます。
このビルドだけちょっと強すぎましたね。
裏ボスも余裕の撃破でした。
総括としては、上記のバランスブレイク発見も含めて、とにかく戦闘面でのトライ&エラーが楽しい作品でした。
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