お門違いのレビューが多いため超一般人向けなレビュー
私もBBライダーから入ったクチである。
が、作風は非常に良く似ているが、やはり、RPGツクールとADVならその表現技法は大きく異なる。その点で前作のような物を期待してると非常に損をするかと
ストーリーについては賛否両論であるが
まず、お手軽、短編、コメディー
この謳い文句には強い悪意を感じるほど、この作品には似つかわしくない。
ギャク・下ネタ少々、ドシリアス長編バトルADV
と言ったところであろうか。
ギャグシーンも多いのだが、それ以上のそれこそ前作以上の欝描写や救いようのない展開も非常に多い。
また、章ごとに分けた区切りも、決してキリの良いところではなく、先の展開が気になる部分で切られており、短編の意味をなしていない。
肝心なストーリー内容は、好みの問題はあるにしろ、フリゲー界の中では間違いなく上位の力が入ったストーリーであると断言できよう。
いろいろ、複線、展開、キャラ設定は良し悪しはこの際置いといて、非常によく練られていると言える。パッとした思いつきで作り上げられたストーリーではこのような事はできない。
それを、文章力や好みの問題で、プロの編集やアシスタントも付く商用小説家と比較し、作品自体を叩く(批判にすらならない。悪口レベルの侮辱)事はお門違いであるし、作者と作品に失礼である極めて短絡的で不適切なレビューと言える。
ただ、元々R-18作品を手掛けている作者であるためかは知らないが、
ストーリー展開を区切る、合の手を挟むには長すぎるような、稚拙な文章で、擬音を多く挟む、女性キャラとの性描写が(性行為ではなく下ネタに近い)非常にダラダラと続く。
これは、一般向け作品とR-18向け作品と差別化をはかってもらいたかった。所謂サービスカットのつもりかも知れないが、そのような表現を好む人でも、あれは長すぎると思うのではないであろうか?それほど、長く頻繁に描写される。これは作品全体のテンポを大きく低下させる。
それと先が読めないという点では一役買っているのかも知れないが、
実はあの人もあの人も裏の顔がありました。というのがあまりにも多すぎる。無駄な人物を作らない意味では良かったのかもしれないが、ここまでくるとあの人も?・・・とやっぱり感が漂う。
ただ、決してミスリードを誘う演出が下手と言うわけではない。
これは人物描写に関してのみ言えることである。
総評としては、
ADVとなったことで、RPGでは動きで表現できていた事まで、文章で表現しなければならなくなり、文章力の稚拙さは確かに目立つが、
(バトルシーンが多いこの作品とADVの相性事態悪かったような気がする。)結果として、擬音や画面のエフェクトに頼り、文章を読みに来た人に酷評される事となる。
しかしながら、BBライダー等、ギャグとシリアスの混在、良い意味での少年漫画的(世間では厨二と言うかも)などの作風はきっちり受け継いでいると言える。
賛否両論はあるが、
フリゲー界の中では間違いなく良質の作品である。
(無題)
すいません、あと追記ですが、この作品を持って
「ずば抜けたシナリオ」とか仰っている方は、良質の小説や映画に
余り多く触れてこなかったのでは?と思ってしまいます。
長い・盛りすぎ・ウザい
と書いてしまいましたが、フリーゲームという事を考えた場合、
このボリュームと手のかけ方(自体)は評価出来るとは思うんです。
戦闘シーンも、あれだけ効果音&効果演出(フラッシュ)が何回も
何回も続くとイヤになる。
その上話の展開が色々あり過ぎて、かつ長すぎて、その合間合間に
上記の「延々と続く余計な演出」が入り込むものだから、どれだけ
ドンデン返しが出てきてもイライラ感が勝って感情移入が出来ない。
やたら場面転換でのウェイト時間が長いのも、更にイライラに拍車を
掛ける結果となってしまっている。
(正直途中からは、テキストオートスキップ(最速)機能をガンガン
活用してました。)
言ってみれば、折角美味しくなりそうなスープベースが出来たのに、
そこへ塩・胡椒・ケチャップ・ニンニク・ソース・胡麻・ソーセージ・
煮干し・リンゴ・味噌・・・とにかく「あれも良さそう・これも
入れたい」といった感じで何でもかんでもぶち込んだ結果「台無し」
にしてしまった、という感じでしょうか。
同じストーリー骨子で、三分の一位のボリュームに仕上げていれば
「良作」と言えたかもしれないのになぁ。。
残念ながら今の所同感・・・
まだ終わってませんが、多分7,8割位まで進んだと思う。
オイラも、このボリュームの多さに対して楽しむよりも辟易して
いるクチです。
あれだけ謎が謎を呼ぶような感じのシナリオにしている割に、
ワクワク・ドキドキ感よりも『苛立ち』が先行してしまうのは、
やはり他の人も書かれている通り「余計な演出」が多すぎるから
だと思う。
テキストオートスキップ最速は、オイラも活用してます(苦笑)が、
最後まで話を読み進める自信が段々無くなってきた。。
どこかに「ストーリーの顛末だけを紹介したサイトでも無いかな」
とさえ考えている今日この頃です。
「美味そうなお肉があるんだけど、余りにクドい味付けで
最後まで食べ切れない」
そんな感じでしょうかねぇ。
手がかかっているだけに、惜しいとは思う。
これ以上続けるのは無理でしたorz
中盤(金髪女性の顔見せ)辺りまで進めたのですが……先が気になる以上に
過剰なエロ描写にウンザリしてギブアップしました……。
妖子みたいなエロ要素なら(彼女自身の性格もあって)まだ許せる&笑えるのですが、
スカートに顔突っ込んで「ぐりぐり」とか、不必要にエロい食事描写などは
エロネタを期待しないでプレイする側からすれば、ただただ苦痛でしかありません。
(B.B.ライダーでもここまで酷くはなかったのに……)
キャラクターに関しては
ライザーがやたらと隠し事をするので、好感が持てないどころか
本編での存在意義を疑うレベルでした。
塩彦が核心に迫ることを聞いても「そのうち言います」と言いつつ言わないどころか、後に黒曜が話してくれる有様。
手がかりが見つかっても「推測の域を出ないから」と結局喋らない……。
(自分が塩彦の立場だったら、正直いって命を賭けてまで守りたいとは思わないなあと)
糖姫は皆様のおっしゃるとおり、かなり良いキャラでした。
過度のシスコンなのも含めて(笑)。
システム面でいえば(抱きつかれるなどで)その辺が揺れるといった状況描写がないのに
画面が揺れることがあるのが ちょっと鬱陶しかったです。
【感謝】 犠牲という名の正義 (前編感想)
「勝てば正義なんて都合のいい解釈だとは思わんかね?」、超長編ストーリーといった感じだろうか。
【評価点】
何といってもストーリーの壮大さ、完成度の高さが最高峰レベルに達している点が素晴らしいところ。
話によって別々の主要キャラ視線で事の状況が描かれる方式を採用しているが、最初は断片的で一見繋がっていないように思えるイベントが、段々と一本の線に収まっていく過程が絶妙であり、先の展開が非常に気になるシナリオ構成となっている。
これだけ多くの設定を詰め込んでいるにも関わらず、各設定のどれかが破綻している事もなく、全部ストーリーに絡み合っている構造力の凄さは驚かされるばかりである。
本当、描写は丁寧そのものであり、本作だけでも劇場用映画が一本仕上がる程の濃い内容で見応えありであろう。
主要キャラも個性、魅力的に描かれている為に感情移入度も高く、愛着を持たせる事に成功しているのではなかろうか。
何の為に登場したのかがわからないような空気メンバーははっきりいって皆無であり、どのキャラもストーリーに深く関わるように描かれているあたりも、相当な力の入れどころを感じる次第である。
本作には主な主人公が2人存在するが、どっちの視線でも他の主要キャラ達との絡みも濃厚でいて、最終的にはちゃんと両者の関連性がシンクロさせてお互いの存在感をより深めている描写の絶妙さも大評価に値するだろう。
話の本質は欝率の高い重々しいものであるが、ここの作者独特の軽快なキャラとのやり取りの数々や、くすっと笑える小気味いいギャグエッセンス、全体的に漂うB級臭さ(褒め言葉)といった要素は健在であり、ただお堅いだけのストーリーではない模様。
もちろんシリアスシーンはちゃんとシリアスしているので、ギャグ方面とシリアス方面の空気はちゃんと読めていて安心である。
ただクリックすれば先に進む完全一本道ノベル式となり、以前作のような足止めでしかないような余計なゲーム性やは入っていないので、ストーリーに集中できるのも改善点といえる。
【問題点、賛否が分かれそうな点】
丁寧といえば聞こえはいいが、うんざりする位にテキストを詰め込み、なかなか話が進展しない場面が多数で、とてもテンポよく話が進行するような作風ではない。
話の引き伸ばし方も目立ち、「激戦後の果てに一から仕切り直し」「山場の後にさらに山場を入れてぐだぐだ化」といった要因が多かったのもどうかと思った。
特に終盤~エンディングにかけては、「もういい加減に綺麗に終わらせようよ…」という位の未練がましい位の引き伸ばしっぷりで、露骨に盛り上げてお涙頂戴を狙っているしつこさも多く感じた次第である。
以前作も描写が長くはあれど、だれにくく感じさせるスタイリッシュなテンポ感があったが、本作はそういう面が気薄となってしまっている気がする。
絵柄の濃さが目立つ、正確にいえば絵柄そのものは以前作と同じ画調だが、本作はキャラ絵を等身大で写す場面が多くなった影響で、絵の濃さがより目立っている印象。
また、絵の使い回しも多いが、これに関しても絵自体はそこそこ用意されているが、テキスト量がそれを遥かに上回るボリューム故に使いまわさざるを得なくなっているといった方が正しいか。
特にこれはバトルシーンに顕著であり、「使い回しキャラ立ち絵表示⇒エフェクトと爆音⇒締めで一枚絵」というパターンがほとんど、遭遇する内に段々とシーンそのものに飽きがくるように感じた。
(下に続く)
【感謝】 犠牲という名の正義 (後編感想)
(上の続き)
おそらくプレイ時間は普通に推定20時間はかかると思われ、しょっぱなから特有の専門用語が飛び交い、文章表現がやや固めな作風も相まって「短編」「お手軽」と名乗るには相当無理があるかと。
登場人物や舞台設定が多い作品であるのも関わらず、キャラや設定の組織図みたいなものが存在しない為、話を飛ばしてしまうと段々と先が分かり辛くなってくる不便さもどうにかして欲しかったところ。
また、下のxyzさんも仰っているが、官能小説レベルのねちっこいシーンを頻繁に入れるのは控えて欲しかった・・・あのしつこさはエロ好きな人でもいい加減胸焼けになると思う。
【総評】
一つの話としては本当文句の付け様がない程に完成されていて、誇張抜きで商業化できそうなクオリティを持っている反面、必要以上に描写を詰め込み、無駄に敷地を高くしている問題点も無視できないというのが本音。
あと、単純に正義の味方が変身して悪を倒すという勧善懲悪系のストーリーでは決してないので、そういう系統を期待すると確実に裏切られる可能性大だと思われるので注意。 (ゲームタイトルの意味は間違ってはいないが)
【おまけ】
特にインパクトが残っている主要キャラ3人を挙げていくと・・・。
○赤羽糖姫 - ある意味本作の真の主人公といえる人、根はいい人なんだろうけど極度のシスコンすぎて変態気味なあたりが素敵、ラストの役割が・・・。
○烏丸妖子 - 最凶のヤンデレセーラー服戦闘要員、とにかく残酷、そして嫉妬深い、あと何気にエロい、この人も最後の役割が・・・。
○琥珀先輩 - ローリーナイト、最初は本作にしてはまともな人だと思ったのにイっちゃいけない方面に覚醒しちゃったよ、この人もまさかの役割が・・・。
ちなみに3人共ダウト所属だなんて秘密です、シスコン、ヤンデレ、ロリコンの三重奏(汗)。
圧巻でした
正直スバ抜けたシナリオと演出効果に驚きを隠せません。
10年ぐらいノベル、アドベンチャー系のフリーゲームを専門にプレイしてきましたが自分的にはNo1です。
これほどの優れた製作者の方がフリーゲームを出されているのが不思議ですね。
雛子襲撃のシーンとあの”魔法少女まどか★マギカ”の巴マミの首ちょ○ぱシーンとダブルのは私だけでしょうかね。すごい衝撃だったです。
感想に関しては他の方が書いている事を同じです。糖姫、雛子サイコー!
あとこの作品の良いところはプレイヤーを飽きさせないようにシナリオを流れを汲んでいるところだと思います。
?笑いで掴みをとる(プレイヤーを続けさせる)
↓
?バトルシーンで引き込む
↓
?恋愛や家族愛などの感動シーンの要素を入れる(涙涙)
↓
?伏線の回収(それもかなり複雑な難しいものを入れて)
正直各章の終わりで演出で何回も感動したり泣いたりもうどうにもなりませんでした。本当に欲張りすぎるぐらいにてんこ盛りでしたね。
ただ一番最後の最後での塩彦と麻男シーンはなかった方が良かったのではと・・・。
いずれにせよもし絵でダウンロードをためらったのであれば絶対にやってみるべきです!こんなやり応えのあるアドベンチャー・ノベル系のゲームはあまりないですよ!
ふぅ・・・
今ゲームプレイが終わりました。
全体的にすばらしい作品だと思います。
シナリオ、キャラ、演出が最高です!
特に、二転三転するストーリーや、キャラ達の濃密かつ意外なつながりに
驚かされることは必至です。
このストーリーはだれにも読めきれない!
ただ、肝心の主人公がやはり好きになれませんでした。
そして、以前にも書いた、エッチなシーンが多すぎです。
そういう関係のシーンがイライラしてきます。
ラゼットや雛子との関係だけならまだしも、紫にまで手を出してしまうとね。
しかも内容がね・・・これだけで主人公の魅力が1/10になったと思います。
他の男キャラ、糖姫や白インの方が魅力を感じたぐらいです。
特に、糖姫は最高でした!
今回の主人公はね・・・最後まで揺れすぎです。
揺れ「すぎ」ね?ちょっと揺れるぐらいなら良いと思います。
精神的にだんだん強くなっていくのがゴリッチュさんの主人公の魅力の一つだと思っていますから。
ただ、今回は終始揺れっぱなしで・・・強い一本の精神をあまり見られなかったです。
その強い精神が紫なのでしょうが・・・上記の内容からあまりきれいな精神に見えませんでした。
今回はちょっとだけ期待はずれでした。
しかし、それは今までに公開されている他の作品が良かったからです。
あれです。イチローがヒット一本しか打たなかったら、「今日のイチローだめじゃん」みたいに言われる感じです。
ゴリッチュさんの作品は好きなので、次回作に期待しています。
現在中盤あたりです(注意:ネタばれありです)
ゴリッチュさんはB.B.ライダーの製作者様なのですね?
あのゲームは今も保存しているほど好きなゲームですw
だから、この作品も気になってダウンロードしてみました。
最初の掴みはちょっとついていけませんでしたが、だんだん面白くなってきました。
特に、雛子が襲撃された章から、白インに切れた章までが◎。
しかし、自称ふち様2世さんもおっしゃっていますが、塩彦が女の子といちゃいちゃしすぎです。最初は、これだけかわいい女の子達に囲まれていたら、ある程度目ドキドキしたりしてもしかたないかと見ていましたが・・・度が過ぎます。
何かあれば女の子体に触れて、女の子があえぐ。プレイヤーにエッチなゲームでもさせたいのですか?無駄にエッチなシーンや描写が多すぎます。女の子と普通の会話が無いの?
B.B.ライダーでは、主人公のニトス(男)がセクハラされたり、変態扱いされたりはしましたが、ここまでは無かったはずです。
正直言って、このエロイシーンが憂鬱になってきました。こう言ったシーンだけ飛ばしたいです。
ちょっと(エッチな描写が)ひどすぎるのと、ストーリーが予想以上に長いので、いったん感想を書かせていただきました。
最後まで読んだらまた感想を書かせていただこうと思います。
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