ざくざくアクターズのレビュー2ページ目：無料ゲーム by ふりーむ！

らんだむダンジョンの次の作品　伝説の王国がやってきた

「ざくざくアクターズ」というゲームは、本編の攻略に数十時間、その次のストーリーに数十時間、更にその次のストーリーに数十時間、最後のストーリーに数十時間、やり込み要素も大量に用意されているので更に…というぐらい時間が溶けます。人によって合う合わないがハッキリ出るぐらいボリュームたっぷりです。数週間～数か月をこのゲームに費やすぐらいの覚悟とワクワク感を持ってプレイしましょう。
ちなみにゲームを進める程戦略性が増し、雰囲気も大きく変わります。長編ＲＰＧを４つくっ付けたと言うべでしょう。
長時間プレイしても飽きないゲームです。

ざくざくアクターズは、もう１０年以上も前から世に出ている作品で、大型のバージョンアップを何回も行い、つい最近完結を迎えた超長編RPGです。
その都合上、ストーリーを進めるとイラストの質が上がったり、何なら全キャラの立ち絵が書き直されていたり、システムのクオリティが明らかに上がっていったり、色々とレベルアップしていったゲームです。
なので、数十時間ぐらい気長に付き合ってやるよ！って感覚を持っているプレイヤーさんじゃないと、付いていけない所はあると思います。

露骨に変わっていくのは、本編３章・４章、全キャラの立ち絵が書き直されるイベント以降でしょう。
そこにたどり着くまでに、まず物凄い時間を要するのですが。

フリゲのＲＰＧ好きで、このゲームの名を知らない人はほぼ居ないと言っても良いでしょう。
割と様々な実績があるので、長編ＲＰＧ好きならとりあえずやってみる価値はあると思います。

このゲームは、大雑把に言って約３５名ぐらいの仲間が居ます。最初は２人ですが、数時間プレイしたら１０人超えます。２章をクリアする頃には２０人ぐらい居ます。
本当にこれだけいて、全キャラにちゃんとした設定が用意されているのが物凄いです。
ゲーム本編は、この設定に沿いながらストーリーが進行していきます。

戦闘面についてですが、８人パーティーを結成して敵と戦うゲームです。
キャラ毎にちゃんとした性能が用意されているので、キャラの多さに面倒さを感じることは無いですね。
非常に特殊な一部の敵を除き、好きなキャラを使ってごり押しできるよう作られています。
非常に特殊な一部の敵には、何度もボコボコにされると思います。無理だと思ったら素直にwiki攻略を見ても良いぐらいには難しい所もあります。

既プレイ者にはお察しいただけるだろう、某スロットの恐ろしさよ…あれを攻略しないと本編後のシナリオに行けないのはエグイ。お世辞にも簡単なゲームですとは言えません。局所的にヤバイので、腕に自信のある方のプレイをお勧めします。自信が無ければ頑張ってください！としか言えません。

ストーリーについては、それこそネタバレになるので語りはしませんが…
割と王道を行きつつも、はむすたさんのオリジナリティと、「被差別」の立場にありながらそれを感じさせないデーリッチ達の強さと（ゲーム中で露骨な差別描写は無いため鬱な気分にはならない）、たまにやってくる感動回と、たまにやってくる残酷さ。それが良いバランスで混じっていると思います。
ストーリーは多くの人にウケそうだなーと思いますし、そうじゃなかったらここまで大きく長いゲームにはなっていないでしょう。

ハグレ王国の名がふりーむにも伝わったという事で、このサイトの常連さんがこのゲームをどう評価されるのか未知数ですが、多くの方に触れてほしいゲームだと思います。