昼間はごく普通の学生、夜は町を守るヒーロー。
謎のマスコット的な生命体を憑依させて、異次元を駆り侵略者を打ち倒せ！
個性豊かな8つのエリアを踏破した先に待ち受けるものとは……？

リメイク前の作品は未プレイで知識もないですが、最後までプレイしました。
プレイ時間は1周目クリアに7時間、真ボス撃破まで12時間で
番外編やロードでやり直した時間などを含めると15時間くらいでした。
ナイトとウィッチがなかなか出ないので、エネミー図鑑だけ埋めていない状態です。

一見するとメガテン風な印象ですが、ゲームの流れはロックマンを彷彿します。
自由にエリアを選び、ボスの技を倒して入手すれば別のボスの弱点をつけるところや
戦闘前のセリフのオマージュに、恒例のボスラッシュ部屋など。
RPGなのにロックマンをやっているような感触が、異質な結びつきで斬新でした。

戦闘について、敵ごとに行動ローテーションがはっきり決まっていて
主に防御した次のターンに強力な技を使ってくるため、こちらも防御でしのいだり
状態異常による行動不能でやり過ごしたりと、作戦を練りやすいです。
仲間がそろってくると連携で次々と技を繰り出し、ダメージやデバフを重ねまくりで
うまくハマると一方的に倒せる、そんなスピーディな展開が楽しかったです。

ボスにもデバフが確実に効く上に、状態異常もよく入るところが好きです。
定期的な状態異常の解除も行動不能で封じられて、機先を制する楽しさがありました。
ただし行動不能系の状態異常はどれも攻撃すると自動で解除される可能性があるため
一斉攻撃を仕掛けるターンをいつにするか、その見極めが面白かったです。

また、オプションから難易度をいつでも変えられる点が便利です。
2周目のザコ戦に歯ごたえがないと感じたら、激ムズや悪夢級にしたり
ボスに勝てないと思ったら普通に戻したり、こまめな調節が遊びやすかったです。

やや取っつきづらい点としては、序盤が少し難しいです。
火・風エリアの一番弱い敵しか倒せないレベルにもかかわらず
要救助者に化けた強敵が容赦なく牙をむき、セーブ＆ロードを余儀なくされます。
加えて意表を突くような攻略法（薬屋のくじ引きで金稼ぎなど）も求められるため
ある程度日数を重ねて、全体像を把握するまでは苦労する感じでした。

リメイク前の攻略情報が今作でもだいたい通用するようなので
特に行き詰まることもなく、隠しボスの出し方にも困ることはなかったです。
吹きすさぶ雲の上、揺らぐ水中の風景といったさまざまな舞台に
ユニークなキャラクターの数々と、色とりどりの面白さを味わえました。
そして個人的に最も気になるのは超次元おはぎです。一体どんなおはぎなんだ……

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