注意：ネタバレは割りとあります。

まず最初に一言。
可愛いイラストに惹かれました！
やはりかわいいイラストは魅力があるのか。

充実したメインストーリーに加えて、それについて仲間たちが自由に会話するちょっとしたイベントも読んでて楽しかったです。それに世界の各地に散らばっているブロマイドのおまけも…。集めていて楽しかったです。ただ、ギャラリーで見返すときにこれはどういうブロマイドだったっけ、とわからなくなってしまうので、可能であればギャラリーでブロマイドのタイトルを表示していただけると助かります。
どっかで聞いたことがあるようなパロディネタもあり、グリやエルナを中心としたクスッと笑えるような楽しい会話も、この先シリアスになりそうなストーリーを明るく盛り上げてくれることでしょう。

ゲームシステムについては、目からウロコの連続でした。
1つ目は、戦闘のターンシステムです。
原則は完全ターン制のRPGながらも、行動順が視覚的にはっきり分かる、（私にとっては）斬新なシステムでした。
ただ、敵の攻撃が一瞬で表示されるので慣れるまで少しかかりました。たくさんのザコ敵と連戦していたはずが、いつの間にか味方が瀕死状態だったり…。HP管理が難しかったです。慣れてしまえばそこまでですが。
2つ目は、スキルシステムです。
私が触ったことがあるゲームのスキルシステムは、そのほとんどがレベルアップで得られたスキルポイントを元々所持しているスキルに振り分けて、新規技能なり新しいパッシブスキルなりを習得するものでしたが、今作はスキルを習得できる専用の装備を身につけて敵を倒すことで得られる経験が一定値に達するとスキルを習得することができる！　さらに、その得られたスキルはスキル装備を外しても能力が残る！　これはやばい…。こんな発想があったなんて…。ゆくゆくはレベルがカンストしたあとは努力値振りの要領ですべてのスキルを習得するまで終わらないやりこみプレイが出てきそうですね…。とにかく、スキルのアイデアが新鮮でした！
3つ目は、タイトル画面です。
つづきからやオプションを選択してから再びタイトル画面に戻ると、背景がランダムに切り替わるというのは考えたことありませんでした。そうか…タイトル画面って変わってもいいんだ…。それぞれのキャラクターごとに異なる花が描かれていますが、何か元ネタや花言葉などの暗喩があるのでしょうか…。キャラの雰囲気にとてもマッチしています！
4つ目は、未読アシストです。
まだ聞いたことの無いNPCのセリフがあると、フキダシを出して知らせてくれる機能。かゆいところに手が届く親切仕様は、NPCのセリフが聞きたい人にとってはとてもありがたい機能ですね。それに、物語が進んでセリフが変わっても、変わったことをちゃんと知らせてくれるのも実装が面倒だったと思います。作者さんの苦労に感謝しつつまだ開放されてないエリアも含めた全NPCの会話を聞いてみたいです。NPCの話になんか興味ないって人には、任意でオンオフが切り替えられるのもいいですね。

ボス戦で苦戦したところは、まずはダークドラゴン戦ですね。
乱数が悪く、するどいツメ攻撃を何回も連続で使われたとはいえ、回復薬を十分買ってなかったのが敗因でした。
（ドラゴンといえば、ストーリーでドラゴンが村を襲う演出がありましたが、ドラゴンが元の場所に戻る演出がなく、初見で村に戻ってしまいました。少し右にスキットがありますが、すぐに視界に入るものではなかったので、まだドラゴンは洞窟にいるということに気づきませんでした…。序盤ですし、ストーリーのヒントになることをしゃべることもわからなかったので、そこは少し気になったところでした。）
すみません、私が見落としをしていただけでした。ちゃんとドラゴンさんは洞窟に帰ってますね。誹謗中傷をしてしまい、申し訳ありませんでしたm(_ _)m
他には、ギャザン戦で少し苦戦しました。全体攻撃は凶悪…。
私は全員？8レベで挑みました。（フィアだけレベルを忘れてしまいましたが）
イザベルの回復ではギリギリで、道中でもらえる復活アイテム1つを消費して全員体力約50残しでなんとかギリギリ全員生存の状態で勝ちました…。
ボスの弱点を突くと突破が容易になりはしますが、もしかしたら弱点を突く前提の難易度なのかもしれませんね。
…いや、ゲームキャプチャを見る限り、私が挑むレベルが低すぎたのかも。

さて、ストーリーもだんだん盛り上がってきたところ。
魔物たちに目をつけられた彼女は一体この後どうなってしまうのだろうか…。完成版が楽しみです。

これを読んだあなたも、カプチーノ……いや、ホットココアを飲みながらプレイしてみてください。
短いながらもやりごたえのあるストーリーでした！　完成版に期待！

12345