小ぢんまりタイプ対決
アクション+タイピングゲームで、タイピング側がメインな模様。
主なゲームの流れは「アクションパート ⇒ クイズバトル形式のタイピングパート」となっているが、正直なところ、両者共にあまり楽しいとは思えなかった。
各パートに関する感想は以下の通り。
[アクションパート]
これ自身がほとんどおまけレベルの内容で、導入する必要が薄いように思える。
真ん中のホイール(ボタン)も付いたマウス(ジャンプに使用)がないとゲームが進まない為、強制的にプレイヤーが限られてしまう。
[タイピングパート]
全体的に表示文字が小さく、出題がやけに見にくい故に、何を答えればいいのかが分かり辛い上に、答えを入力する度に前後二回分のENTERキーを毎回押さなければならないのは煩わしい。
クイズ問題が異様にマニアック(アニメネタなど)な上に、数行だけの断片的な題材が大半を占める為、答える以前に考える事すらも難解な場面が多い。
問題数があまり多くないので、正解がわかったらわかったで覚え入力パターンに陥りやすい。 (これに関しては他の同系統のゲームにもいえるが)
答えがわからない時のパスはもうちょっと簡単な操作にして欲しかった。 (毎回「しらねーよ」を入力するのも煩わしい)
[その他]
私のPCの関係上なのか、バトル終了後にてかなりの割合でフリーズを起こす。
タイピングクリア後のパスワード表示時間が短く?、メモする前に画面が切り替わる事態にも陥りやすい。 (しかもパスワード文字が微妙に複雑)
(上記の問題があるとはいえ)パスワードコンティニューでデータ再開できたり、各パートにてミスしても何度でもやり直しができたり、文字入力が多彩に対応していたり、答えをパスしても正解を教えてくれる配慮は嬉しい。
グラフィックの絵柄はかなり殺風景だが独特の個性は持っており、やけに派手なBGMのギャップがシュール具合を放っているように思える。
ゲームとしては決して遊べなくはないが、各パートの作り込みが浅いよう気がするし、色々と不便なシステム周りが快適さを削いでいるようにも思える。
様々な問題点はあるものの、お気軽にプレイできるさっぱり加減や、二つのジャンルで楽しませようとした試みは評価できる。 (Vol.26)
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