面白かったです。

魔王と勇者の決戦前の問答。
RPGとかドラマとかで幾度となく我々が見た場面。

その場面を掘り下げ、さらに両者のセリフはフルボイスです。
ボイスが上手く、飽きることなく最後まで読めた。凄い。

濃厚な作品でした。

登録日を見ると、2010年。
え？10年以上前？
さらに驚きです。

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魔王と勇者の過去に加え、
怒りと悲しみと威厳を併せ持つ魔王とそれに相対する勇者の葛藤が
丁寧に描かれていると感じました。

モノローグ以外はフルボイスですが、とてもキャラクターに合っていました。

また、全てのエンディングが手放しでハッピーエンドと呼べるものではないことも
作風に合っていたと思います。

あと、マオちゃんがとてもかわいかったです。

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勇者の苦悩と魔王の過去、超短編ストーリーって感じやね。

RPGとかではありがちなシチュエーションである、勇者と魔王の最終決戦を舞台ではありますが、お互いの信念が葛藤する様を深く描いた一作といったところでしょうか。
単に勇者が正義で、魔王が悪という単純な系図ではなく、両者がここまでの立場に立つまでの複雑な経緯が詳細に語られるのが熱いっすね。
しかし、大分説教臭い会話が目立ち、「勇者と魔王の戦い」という設定が薄れてしまっていると思いましたし、各エンディングは綺麗な終わらせ方ではあるものの、ややありがち気味な結末だった気もしましたね。
クリア後のおまけシナリオは別の意味でぶっとんでいて衝撃であります・・・だめだこの魔王と勇者、早くなんとかしないと（笑）。

フルボイスによる熱演入りですが、声の質はなかなかいい感じじゃないっすかね・・・勇者の熱血＆冷血具合や、魔王の冷たい口調なんかは結構はまり役でしたし。
同時期の公開作同様、文章表現やグラフィック等は上質で、短いながらもなかなかのクオリティを持っているのではないでしょうかね。
あと、魔王さんの容姿がエロすぎて別の意味で世界が危い！・・・どこぞのもっこりパンツ魔王を相手する位なら、もう彼女でいいや（萌）。

良くいえばドラマティック、悪くいえばお堅い、そんな最終決戦なファンタジーストーリーではなかろうかと思うです。

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