要望
前作の「骨大陸戦記」が、数あるSRPGの中でも群を抜く傑作だったので、こちらも体験版ですがDLしてみました
ゲームを始めてすぐに気付いたことは、マップ上でのメニューや情報の文字とユニット表示が小さくて見辛いことです
骨大陸戦記ではそんなことはなく快適にプレイ出来たのに、どうして小さくしたのでしょうか
この小さい表示が、この開発ツールのデフォルトであることも承知しています
そのデフォルトのまま作成して公開している人が大勢いることも承知しています
ですが、作者さんの場合は、前作で修正できていたことを、どうして疎かにしてしまったのでしょうか
ゲーム内容とは関係ない部分で、プレイヤーにストレスを与える仕様は残念でなりません
どんなに名作だろうと、この基本が出来ていない時点で、プレイの評価はできません
完成版では、文字とユニット表示が大きく修正されることを期待しています
硬派な物語とポップな絵柄
SRPG Studio製のゲームをいくつかプレイしましたが、シナリオ面では間違いなく最高の作品です。序盤から怒涛の展開で、三章くらいで「えっ?まだ三章か!」と良い意味でびっくりするくらいの盛り上がりようでした。そのまままったく失速することなくアイン編完結まで走り抜けたのはもはや驚きです。それでいて伏線の張り方や台詞回しが巧みなため性急な印象は一切受けません。これだけ次から次へと新たな勢力が現れるのにそのすべてを印象的に描くのは大変な技量だと思います。完成を期待しています!
イラストもとても可愛らしいです。顔グラと立ち絵は主要キャラクターのみならず章ごとの小ボスにまで付いていて表情差分まで含めて膨大な量があり、章ごとに一枚絵が入るなど、力の入れようが凄まじかったです。
ゲームバランスについては、とにかく支援スキルが超強力でした。必殺+100の支援を持ったキャラが登場した時には「まさかバランス調整は投げてるのか…?」と不安になりましたが、該当のキャラクターは参戦マップが限定的なので、参戦時は彼女を主体に戦術を考え、非参戦時は別の手段を考える、と言った形でバランスが保たれていました。同様に、マップによっては指揮官スキル持ちのキャラクターが複数登場することもありますが、これも上記同様の手法でバランスを考慮しているのでしょうか。それでも団子になって進軍すれば、アイン編7章が難易度ハードでもほとんどの敵の攻撃が命中0になったのでさすがに些か過剰な気もしました。
アイン編8章は1ターン目でどうやっても瞬殺されるので危うく詰みかけましたが、ボーナスを使ってアインのレベルを4ほど上昇させたところ回復アイテムを使いながら首の皮一枚で越せました。その割には戦闘後に「埒が明かん」とのセリフが入ったので、本来ほぼノーダメージで凌げるデザインだったのでしょうか?腑に落ちませんでした。また、このマップでアインをクラスチェンジさせると何故かパラディンではなくロードとなり、専用武器は装備不可のままだったのでここでもセリフとの矛盾が発生していました。
完成楽しみにしています
10章クリア直前までプレイしました。ハラハラする展開の連続でとても面白かったです。また、ゲームバランスもバランスブレイカーのようなものがなくちょうどよかったです。完成を楽しみにしています。
追伸
10章でギースを離脱させようとすると離脱コマンドが表示されず離脱できません。
世代をまたぐ壮大なストーリーが魅力のSRPG
体験版のノーマルで第9章までクリアし、プレイ時間は約6時間でした。
グイン・サーガやFE聖戦などへのリスペクトが強く感じられて、楽しかったです。
作品内の世界や登場人物の息遣いが感じられるようなテキストで、没頭して楽しむことができました。
物語展開のテンポが早くダイナミックなので、飽きる暇なく一気にクリアしてしまいました。
軍記物と壮大な叙事詩の合わさったような雰囲気が大変好きでした。
敵味方が利害により入れ替わるのはリアリティがあり面白いです。
ゲームの難易度としては、やや易しめに感じられました。
アイン編では増援情報やヒントが豊富なので、フェアな一方、歯応えは抑え気味でした。
装備を整えることで、通常敵はそれほど怖くなく、有利な兵種であればサクサク倒していくことができ爽快です。
ただし敵のネームドキャラは味方ユニットと同じくらい強敵で、油断していると痛い目を見ることになるので、メリハリがあります。
物語が魅力的で、どんどん先へ進めたくなる気持ちになるので、これくらいの難易度の方が個人的には好みでした。
ただ、アイン編はチュートリアルに過ぎないような説明があるため、これから難しくなっていくのかなと思います。
アイン編で難しく感じた人は、名声交換でパラメータアップアイテムと交換し、それを売ったお金で傭兵を雇うとプレイしやすいと思います。
装備品や小隊によるユニット強化が新鮮で面白かったです。
「個人の能力による強さ」の他に「装備による強さ」や「金銭による強さ」が表現出来ているのが魅力的でした。
キャラデザインは、キャラごとの特徴がはっきりしていて良かったです。
キャラごとに、何らかのモチーフやイメージカラーがはっきりしているので、ゲーム上でも識別しやすかったです。
ほか、細かい所では文字のフォントが個人的に好きなフォントなので読みやすかったです。
物語もゲーム内容もとても楽しかったので、今後の完成がとても待ち遠しいです。
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