戦乙女《レギンレイヴ》の終末論

紫苑もみじ

(ブラウザ版)北欧神話×クトゥルフ神話、2つの終末神話が織り成す現代ファンタジー

川澄シンヤ

この感想は軽度のネタバレを含みます。

北欧神話やクトゥルフ神話の事前知識はありませんでしたが、楽しく最後までプレイできました!
以下、感想です。


■キャラが魅力的!
何人か女の子キャラが登場するのですが、キャラデザや性格がかわいい子ばかりで、それだけでモチベーションが上がりました。女の子が三人並んだ時の画面の華やかさよ…。
中でもお気に入りは優紗ちゃんで、明るく前向きで中二ちっくな性格が好きでした。男性では雫が好きでした。謎の多いキャラが好きなので…。

戦闘時は全キャラにボイスが付いているので、臨場感たっぷりで楽しかったです。
特にヴァーリくんの「戦いは好きじゃねぇ(以下略)」とか「戦うことしか能はねぇけど(以下略)」というセリフ(ボイス)がかっこよくて好きでした!

あと主要な敵は立ち絵が用意されていて、各キャラ装備やポーズが違い、個性を感じられて良かったです。


■噛み砕かれたストーリー
はじめに書いた通り、私は北欧神話やクトゥルフ神話についての知識がほぼ皆無でしたが、ストーリーの中で詳しく説明してくれるので混乱しませんでした。
これは私の読解力の問題だと思いますが、終盤は人物(神)の繋がりが分かりづらいこともあったので、軽い解説が読める画面があれば尚良かったと思います。

選択肢によって分岐しますが、選択によってどんなエンディングを迎えるのか、セーブが必要か否かを事前に教えてくれるのでエンディング回収の面倒臭さといったものは全くありませんでした。

全ての問題が解決したわけではありませんが、最後は明るい終わり方で良かったです。


■分かりやすいUI
ソシャゲを意識されたUIで、どこに何があるかとても分かりやすくストレスなく遊べました。
あとトップ画面?でキャラのセリフが表示されるのですが、クリックしたり物語の進行具合によって内容が変化するため、読むのが楽しかったです。
クリア後のセリフで、後日談のようなものも楽しめました。


■楽しい戦闘システム
今回一番推したいポイントです。これがとにかく楽しかった!

味方キャラ全員の行動を選択して戦うのが、普通のRPGだと思います。
こちらの作品は特殊な戦闘システムになっていて、味方キャラの人数問わず、1ターン中に三回だけ行動を選べるようになっています。極端な話、一人だけを強化してそのキャラだけに敵を攻撃させる、といった戦法も可能です。
なので誰に攻撃してもらうか、誰が補助に回るかなどの選択・順番を考える必要があり、とてもパズル要素が強いものになっています。
あとRPGにはほとんどある「防御」コマンドがない(代わりに攻撃無効のスキルがある)ので、敵の全体攻撃がいつも以上に効きました笑

戦闘は、個人的には程よい難易度だと思いました。
負けた時にヒントを見られるので、それを踏まえて行動すれば詰むことなく勝利することが出来ました。
あとレベルアップが楽なのが嬉しかったです。時間に余裕のない人でもストレスはないかと思います。
戦闘時のBGMも、場面に合ったもので良かったです。


クリア後のおまけまで全て拝見し、細部まで作り込まれた、作者さんの想いが詰まった素敵な作品だなぁと再認識しました。
とても楽しかったです。ありがとうございました!


PS.銀の鍵縛りプレイは流石に頭おかしいと思いました(褒め言葉)

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No.62968 - 2022-08-09 20:08:10
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