文章のほとんどが義務教育で習う範囲か、高等学校レベルの単語で構成されています。
主人公の心理描写、もしくは思考描写がしっかりされており、
なおかつ今どのような状況なのか、何をしている状態なのか、
などを読者に理解させる事に抜かりのない文章を丁寧に提示してくれます。
現段階で明かされていない謎に対して、単に自分が理解できていないだけなのでは?
という疑念を持たずにすむのが精神衛生上良い。
反面レベルが低い事はなく、伏線あり、緊張感あり、没入感ありの表現力。
幾層にも重ねられた画像による背景や、静と動、光と闇の使い方も見事。
タイトル画面から既読の章へジャンプできるので読み返すのが簡単です。
このレビューの投稿時点では「ファルシアン4」まで公開されているのですが、
連載中の漫画の単行本を読む程度のノリで手を出しても問題ないでしょう。
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No.68446 - 2024-05-13 00:49:08
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