濡れ場あり(嘘はついてない)
テンポよくすすみ、分量も多すぎず少なすぎず、必要な箇所なしっかり書かれていて読ませる文体なのもよかったです。その分癖が薄めなのかもしれませんが、ほぼラストまですんなり読んでいけます。途中で動物なのか人間なのか分かりづらかった表現がありましたが、個人の読解力の問題ですのでそこは問題ないかなぁと。
ウブなタイプと積極的…とまではいかない二人。ほのかな出会いとは違うものの、まだまだ日数少なめな関係でほのぼの出来る感じです。良いお時間を送れました。大分古いですが、次作もあれば期待しています。
緋沙子ちゃん、それは誰もが誤解する行為(ry
軒坂様の制作された、感動系百合ADV、“彼は誰刻”の感想を書かせて頂きますね。
本作は本業とバイトに大忙しの主人公“理世”が、商店街で出会った“緋沙子”と触れ合い、少しずつ何かを思い出して行く、そんなストーリーです。
文章とBGMと背景画像のみの作品になりますが、物語内で詳細に状況の説明がなされている為、CG等がなくても何ら問題はありませんでした。
明るく元気な理世と、最初は少し素っ気ない態度が目立ちますが、直ぐに理世と打ち解けて、過剰なスキンシップで甘えて来る、異国風の美少女の緋沙子の関係を見ていて、何だか凄く胸が温かくなりました。
この二人の名前がプレイ開始直後、直ぐには明かされず、ストーリーを進行する上で、明かすべきタイミングが見計らわれている所も、良く考えられて作られていると感じました。
序盤は理世の心の中の声等がコミカルチックに文章に表現されていて、面白可笑しいイメージが中心だったのですが、終盤は兎に角、ただ只管にシリアスその物でした。
緋沙子のキャラがキャラなので、百合度は中々に濃い……、と言いたい所ではありますが、恐らく緋沙子にはそんな気は全くなく、ちょっとだけでもその気になってしまったのは、多分理世だけだったのでしょう(笑)。
とは言え、百合は百合なのですが、恋人同士と言うよりは、どちらかと言うと家族、いや、それ以上に絆が深いパートナーと言う感じであり、ただの百合では語れない所が印象的でした。
それもそのはず、最後までプレイしてもらえれば、きっとこの意味も分かってもらえる事でしょう。
敢えて言うと、少しだけ説明不足感が否めない所であり、最後の終わり方がちょっとだけあっさりしていたように、個人的には思えました。
本編はあのままでも良かったと思いますが、出来れば後日談のような物を入れて、後味を良くして終わらせてくれると良かったかも知れませんね。
しかし、基本的には理世の視点から物語が語られますが、理世と緋沙子の両方の葛藤に悩む気持ちが強く伝わって来て、とても胸が切なく、苦しくさせられてしまう所は流石です。
本当に泣ける良い物語だと思います。
因みに、地味に若い女性の管理人さんも良い仕事をしてくれていますよね(笑)。
ある意味、とても重要な人物だったかも知れません。
それでは、これにて失礼致します。
雨の日の衝動
彼女の出会い、記憶の目覚め、短編ストーリーって感じやね。
いわゆる女の子同士の恋愛感情を押し出した百合ものな一作にあたる訳ですが、どちらかというと恋愛描写は軽いスキンシップ程度に留まり、話の本質は別のところ(ネタバレ略)がメインだったように思えました。
百合ものとしては結構珍しいと思われる、キャラ絵が存在しない文章主体のノベルですが、なかなか上手くまとまった文章表現のおかげでキャラの人物像が自分なりに想像できるのが良であります。
ちと気になったところとしては、作者が強調していた「百合もの」としての描写がやや薄かったように思える、エンディングを迎えてもスタッフロールがなく余韻に浸る空間が少ない、クリア後のおまけが特に確認できず、等が挙げられます。
短時間で彼女達の甘酸っぱい一時とか他とかを堪能したい時にお勧めでぬくもり。
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