良作です
プレイ時間は60時間ほど(一度クリアした時点)
★良かった点
・シナリオ
敵の良い点を単に否定するのではなく、一度良いと受け入れた上で「自分はこう思うから嫌だ!」と否定しているのが一本筋通っていて良かったです。
ラスボスの思想に関しても、自分はこう思うけど他の人は違うかも…ということに度々触れているのも意見の多様性を感じていいなと思いました。
ただ、かなり長いゲームのため主人公に厳しい展開が長めに続くので、人によってはここで断念してしまうかもしれないなと思いました。
・戦闘難易度
シナリオ上の敵は大体状態異常が入るので、よくある「状態異常技・キャラが空気」ということが無かったのが嬉しかったです。
レベル上げも魔境の攻略をしていると自然に上がるため、あまり詰まるところがありませんでした。
・サブイベントが分かりやすい
リストとしてメニューから見ることが出来るので、時限イベントでもこまめに確認すると取りこぼしにくいのが親切でした。
本編では分からなかったキャラの掘り下げがあったのもそれぞれ愛着が湧いてとても良かったです。
…ミネルカさん関連のイベントがなかったのが心残りですが(渇能的にはらしいですが)
★気になった点
・台詞の長尺
読むのが大変とかではないのですが、例えば敵が追撃・息も絶え絶えでもう時間がない!という場面で
長め(に感じる)台詞が入っていて「結構余裕ある?」と感じることがありました。
自分で台詞送りするゲームだから気になったのかもしれませんが…
・イベントでの移動
ダンジョンの奥へ行く→イベント→手動で戻る というのが結構手間ありました。
途中でイベントがあるわけでもなかったので入口まで戻してもらえたらなと
・渇能解除が一部分かりづらい
具体的にどこかは忘れてしまったのですが、特にステート変動系で
渇能固有表記→主人公の渇能解除技を使用→解除出来ない
渇能表記なし→主人公の強化解除技を使用→解除出来ない
ということがあってこの部分がちょっと分かりづらいと思いました。
総じて操作が快適で夢中で最後までプレイしてしまいました。
素晴らしいゲームをありがとうございました!
とにかく出し惜しみない快作です!
とにかく演出と脚本が図抜けています!
多くある「周回用のネタ」を出し惜しみなくつぎ込んでいる、といえば
物語の密度・濃度はご理解いただけるかと思います。
また、作者さまと少し話させていただいたのですが、
私の好きな、まぁ脇役っちゃ脇役にも渾身の愛を注いでらっしゃるくらい
キャラクターに対してかなり裏設定などを作り込んでいます。
とはいえ進行はドライめで、ウェットにダラダラ人物描写(会話を多用する)をせず、
ちらちらと進行に障りない程度に小話を入れてくれるのもストレスフリーです!
また、大イベントの際には必ずセーブポイントがあるのでこちらプレーヤーの時間管理にまで
気遣いできています!
さらに、謎解き等もありますが
「そういうのめんどくせぇ」って方のためにもとにかく一本道なので
ヘンな細工、「あのステージの上から2本目の木に隠し財宝がある」みたいなの全然ないです!
(あるかもしれません。私は何もコンプリートできていないので。ふふ)
演出も
とにかく対象者の「名前」を出すことが多く、
頻度の高い名前のサブキャラにも愛情が行き渡っていく工夫をなさっています。
「なんだアイツがやったのかよ!」
ではなく、
「なんだ、ガルドモアがやったのかよ!」
みたいに。
プレーヤーは制作者ほどキャラに心を載せきれないこともありますが
それぞれの連関を通して
「あ、アイツってココで繋がってたんだ!」
と
後に紐解けるよう細工なさってます!
そういうの大好き!
ふふ。
戦闘プレイについては
防御→HPかMPが回復する(本作ではMP回復)
という、新切設計もあるので初心者の方でも楽しめます!
そして白眉はなんといっても脚本です!
何年レベルだべ、と思うほどに組み込んでいます!
ミステリー小説好き(飛躍がなく、序盤から伏線を構築されている物語が好きな方)は
ぜひぜひ遊びにいらっしゃってください!
まず!
最終章までがほんとに長編小説です!
で!
最終章が長いっ!
本好きな方ならわかると思います。
「やっとここまで来た」
という高揚感と同時に、
左の親指が示す
「もう終わるぜ?」
の示唆。
でも違います!
最終章!
長く楽しめる(先に書いた、周回用のネタを出し惜しみなく物語に組んでいるので)用に作っています!
ええ。
そら、最強すぎる状態になると
「敵がいねぇ!」ってなります。
それを解消するのが「周回システム」ですが
本作は出し惜しみナシです!
「雑魚はしゃーっとやりたいけど、手に汗握るバトルもやりたい!」
なら
とにかくこの物語に踏み出してください!
もっぺん書きますがっ!
このっ!
最初は「えぇ、こいつ主人公なのけ?」って物語をっ!
そして泣かせる紳士・ガルドモアの勇姿をっ!
主人公でなく、ヒロインでなく、(泣きましたが)
「あなた」や、「あなたの理想」がいる世界です!
存分に楽しんでください!
素晴らしい作品をありがとうございました
本編をクリアしての感想です
兎にも角にもストーリーが良かったです
絶望的な状況で足掻いて、光が見えたと思ったらまた閉ざされる…
とにかく続きが気になってぶっ続けてプレイしてました
戦闘も物足りなくなってきた所に新機能が解禁されていくので楽しめました
よくあるダンジョンの謎解きも、ほぼ答えみたいなヒントもあるので詰まることは無いと思います
メニューにあるサブイベントの進行、魔境情報、用語辞典も〇〇は何?何処?となっても
ゲーム内で調べられるのでとても便利に感じました
ただここまでユーザーフレンドリーだからこそなんで?という部分もありました
・町やダンジョンの最奥まで行ってまた戻るというイベントがそこそこあるのにショートカットが無い
・特技の順番がバラバラ 特に主人公は忙しい(と思ってる)ので系統や効果で分けて欲しい
色々書きましたがとにかく私はストーリーに感動しました 作者様に感謝を
傑作
後半になると、永久機関になって出くわした敵を一匹残らず駆逐したら(ゲーム全体通じて、逃げ一回もしなかった)、早い段階でレベルカンストした。。。。。
戦闘面に関しては、大体のボス(最高難易度)が初見か二回目で攻略できる。(レベル優位もある)
UIが見やすい、フリーゲームありがちな「どこ行く?どんなサブクエある?」という攻略頼らないとそこそこ漏れる問題がない。(これは非常に高く評価できる)
シナリオに関しては日本産RPGでは珍しい「場面に流されるではなく、ちゃんと自分の理念を持ち、そして終始貫く」タイプの主人公。常に自ら問題を解決しようとしていて、合理的かつ柔軟な思考を持った主人公に非常に好感を感じる。
また、シナリオ全体からみても優秀な部類、やっててよかった程。
少しご都合なのは仕方のないこと、そこはご愛嬌。
総じて非常に優秀な一作、RPG好きなら是非やってみて欲しい。
自分は約150時間かけ、攻略一切見ない状態で全クエスト・ボスをクリアした。
最後まで飽きずに楽しめました!
長編RPGにありがちなダレが一切なく、最後まで楽しめました。
ストーリーとキャラの設定が文句なしに素晴らしいからでしょう。
伏線の回収やサブダンジョンに至るまで世界観が見事です。
難易度は優しめでレベル上げやお金稼ぎといった作業も不要です。
やり込みたい人用にハードモードやサブイベントも豊富。
戦闘もバウンズブレイクや根源醒顕を上手く使えばボスクラスもあっという間に
葬れる爽快感を味わえます。
気になったのはUI面でしょうか。
各画面で操作が違うところ(例:エネミー図鑑ではページ飛ばし出来るのに実績では出来ない。)、並び替えしてもイベントがあるとdefaultに戻ってしまうところなど。ただ、ストーリー面が秀逸なために目立つだけで、気にならない人は気にならないと思います。
バグらしきものも無く、市販ゲームと言っても疑われない出来だと思います。長編RPGを選べといえばこの作品を挙げるでしょう。素晴らしい作品ありがとうございました。
素晴らしい作品でした
サブクエストも含めると150時間くらい必要でした(Ver1.09)
ハードモードでしたが50時間を超えたところでモンスター図鑑が20%以下だったので「おや?」と思いましたが、かなりの長大作で驚きました。
ストーリは、先が知りたくて夜通し遊びたくなるような内容で、大変すばらしいと思います。
キャラクターの言葉も違和感なく読み取れる言葉遣いです。変に中二病じみたものもありません。
ストーリーそのもの、理想の世界、についてしっかりと作者の意図が
ダンジョンの深さは、適切で迷路のような複雑さはないし短すぎずと感じました。
フリーゲームの場合、ダンジョンが複雑で長いものが多くて面倒だと感じることが多々あります。
戦闘システムも難易度は絶妙だったと思います。ただ、根源顕現の条件を達する前に倒してしまうことが多くてもう少し条件を緩和しても良かったのかなと思います。なかなか100にならない。
武器や防具の種類は、長編の割にはお店で購入できるものが少なかったと感じます。中盤以降は、お店で購入できるものがほとんどないため、宝箱からの取得になってしまったり、強化するものになってしまいますが、そこはもっと後半に持ってきて強化できる種類を減らしてもよかったのかなと。
千年時計もそうですが、ストーリーが引き込まれますよね。どうやって考えているのか、、、
次回作も期待してまってま~す。。。
以前の顔グラ差し替え前にプレイ
プレイ時間は100時間ほどだったかと思います。
レベルはカンスト、クリア後も制覇。
~ストーリー~
面白い小説を読んでいるような気持ちになりました。
~システム面~
戦闘に関して
スキルがたくさんある中で、一部しか使わないレベルで死にスキルが多かった。
合成に関して
極一部しか必要がないのでほとんど利用しなかった。
ドロップに関して
合成素材を落とすが、上記の理由により、ワクワク感がなかった。
ザコ敵のドロップ限定の装備品があれば楽しめた。
~キャラクター~
それぞれのキャラが面白おかしく描かれています。
一番素晴らしいと感じたのはナルザスでした。
ナルザスのセリフに私と殆ど同じ考えのものがあり、多くの人に同じような考えを持って欲しいので、
物語が気になった方はプレイする事をおすすめします。
内容はうろ覚えですが、数年前に前作もプレイさせていただきました。
面白いゲームをありがとうございました。
素晴らしい作品です!
非常に面白い作品でした。
心からお勧めします。
以下レビュー、一部ネタバレありです。
Ver 2.00
クリア時間 80時間
実績コンプリート
過去レビューで顔グラに不満の声がいくつか見られたので、グラフィックの差し替えを期待して待っていました。ストーリーに没入出来たので待って正解だったと思います。過去のスクリーンショットでハザマの顔グラがあったと記憶していますが、確かにあれだと印象は変わったでしょうね。
内容は文句のつけようがありません。長編ながらも飽きることのないストーリー、美しい多数のイラスト、専用のBGMまで使用されており、フリーソフトとは思えない出来栄えです。一部戦闘でのボイス付きの会話については好みが割れそうですが、自分はありだと感じました。スキル発動時のボイスはとても良かったです(特にナルザス)。
ゲームの難易度は低いです。逃走が100%成功するのでストレスはないですし、サイドストーリーの魔境を飛ばさずに攻略すればレベルが足りなくなることはないと思います。苦戦するのはラスボスや裏ボスくらいです。謎解きもそれほど難しいものはありません。
やり込みの面では、サブイベントを小まめに確認すれば漏れる要素はほぼありません。自分は一週目で実績コンプリート出来ました。エネミー図鑑のコンプリートだけ失敗しましたが……(No,270,301,302,303は要注意です。基本的にストーリー順に埋まっていくので、コンプしたい人はこちらも小まめに確認した方が良いです)
それにしても、本当にフリーソフトで良いんでしょうか。
気になった方は是非プレイを。
心穏やかなメッセージを
本編68時間でクリア。一人はカンストさせました。魔境制覇は44。
素晴らしい安定した動き、そして細かな部分まで設定された世界観が魅了します。
常に上位魔境に挑戦していたらLv上げに効率が良いようです。
あと、しっかり情報収集して武器などのアイテムを得ることも必要です。
バトルでもゼル、素材を集め武器、防具の強化になりステータスを上げられました。
セリフをしっかり読み、じっくり型のプレイヤーにもおすすめです。
ファンタジー小説を読むような満足感が得られる優れた作品です。
自由とは、平和とは、作者さまの心穏やかなメッセージが届くことを祈ります。
是非、プレイしてみてください。
有名な作者様らしいのですが…
・この作者様のこの作品以外は未プレイ(フリゲだけなら100タイトルくらいはプレイした)
・一応最後までクリアしました(裏ダンジョンの最奥まで、強化ラスボスはやってません)
・LVはカンスト(恐らくRPG慣れしてる人はすぐにカンストすると思う)
・プレイ時間は100時間くらい(かなり稼ぎを入れました)
・ドーピングは割とやりました(金額にして2000万くらい)
・攻撃特化一点型(攻撃・魔力プラス20%・防御マイナス50%のアクセをほぼフル装備)
これらのプレイデータから感想を述べさせていただきます
1シナリオ
非常に練られた作品であるとは思いますが、ラスボスの正体だけは納得がいきませんでした。
確かに伏線はあったものの、意外性を求めすぎた感が強く「いやいや、そこまで意外性を求めなくてもラスボスは新規で良かったんじゃない?」と思いました(今のラスボスは裏ラスボス的な立場になっても良かったんじゃないかと…)
後、盛り上がりがあまりないのでグッと引き込まれるモノは感じませんでした
しかしながら、伏線の回収はかなり凄く、登場人物が4・50人以上いるのに、一人一人にまでしっかり物語性を持たせているのは舌を巻きました。(有料・無料に関わらず、ここまでしっかりサブキャラを立たせているゲームは多くないと思う)
2サウンド
サウンドは最近力を入れているフリゲ作者様も多く、ボイスも当てている作品も増えてきたのですが、要所の戦闘中会話が酷く、あそこの部分だけはボタン連打で飛ばしてました。それ以外は悪くなかったと思います
3システム
残留闘技システムは個人的にはオマケみたいなもので「運が良ければ発動」くらいの気持ちでプレイしてたので特に気にはなりませんでした
ウィークシステムはかなり重要視していてLV2まで行くとかなりダメを入れられます
サブイベ・魔境・マッドネスエネミーは町ごとのオマケで、超強い数か所の魔境以外は行かなくても大丈夫だと思います(まあRPG慣れしてる人は普通に全コンプできると思います)
総評としての戦闘バランスとしてはアッサリ目でRPG慣れしてる人は多少物足りないと思います。
しかしながら、ガチガチの戦闘狂でもない限り、それなりには楽しめ「面白くない」という人は少ないとは思います。
4グラフィック
「絵が合わない」と言われてる評価者様もおられますが、個人的には「イラスト集じゃないんだから1枚絵はそこまで重要じゃない」と考えており、あまり気にはなりませんでした
5総評
個人的には「シナリオ寄り目でゲームもそこそこ遊べるゲーム」というのが最終結論でした。過去作が有名な作者様らしいのですが自分はネームバリューで決めるのはあまり好きではないので半信半疑でプレイしましたが、「有名な作者様」の片鱗は感じられました(繰り返しになりますが特にシナリオの伏線回収は凄く、某菓子CMの「最後までチョコたっぷり」ならぬ「最後までシナリオたっぷり」感を味わえました)
次に作品を出されるとするならば、またプレイさせて頂きます