不満もあるけど、シンプルに楽しい昔ながらの戦略RPG
約12時間でクリアしました。
このゲームは、シンプルながらもわりと戦略性の高い戦闘が楽しめるRPGです。
自分でZキーを入力しないと文章送れないですが、戦闘のテンポ自体はなかなか良いです。
敵のHPが表示されており、敵が大技を繰り出してくるタイミングなどもわかるようになっています。
ゲームの特徴として、
ダンジョンがかなり広い、宝箱が設置されていない、ほぼギミックがない、などが挙げられます。
ダンジョンの奥で待ち構えているボスを撃破すると、次の町やダンジョンが出現します。ダンジョンの数は13~14くらいですね。
宝箱が存在しない、ギミックも少ない、という理由からボス撃破が主にダンジョンを探索する理由になると思うのですが、前述の通りでダンジョンがかなり広いです。
ボスまで一直線に向かっていい仕様ですが、ダンジョンが迷路のようになっているので捜しまわる必要があります。
ボスの前にダンジョンの入り口へ戻してくれるNPCが配置されていますが、ボスまでの道のりが長すぎるのでこれを利用して一旦町に帰還する気にはなれませんでした。
ゲームの紹介文に『格上が相手でも戦術次第で倒せる』と記載されています。
私がボス戦で全滅した回数は2回なのですが、そのうちの一つが確かHPが13000くらいのボスを残り3000くらいまで減らして全滅したんですね。
これぐらい減らせるなら『格上が相手でも戦術次第で倒せる』を試したくなるじゃないですか?だけど、ボスまでの道のりが遠いんですよ。
ザコ戦は逃走しようかと思ったのですが、レベル差があると逃走率が低くなるみたいなので、けっこうゴリゴリ削られます。それと回復道具やスキルは戦闘中しか使えないという謎仕様があるので立て直しが地味にキツイんです。
このゲームは全滅すると最後にセーブした状態からのやり直しになるので、道中での経験値稼ぎなども無駄になりがちです。
なのでこれ試すぐらいなら、『素直にダンジョンの入り口付近でレベル上げした方が良くない?』となるんですよ。
そうした理由から『格上が相手でも戦術次第で倒せる』をうまく活かせていないのが現状ですね。
同じ作者様のゲームである大清楚村はあんなに遊びやすい仕様なのだから、もう少し遊びやすく作れたんじゃないかな?ともったいなく思います
私にとっての一番の不満が『ボスまでの道のりが長すぎる』なので、それ以外の部分はわりと普通に楽しませてもらいました。
グラフィックも可愛いですし、BGMも良曲が多かったように感じました。
おまんじゅうに癒されるし、後半のストーリーや演出も個人的にはわりと好みでした。
人を選ぶと思いますが、気になった方はぜひプレイしてみてください!
作者様最高です
立ち絵が可愛くて、インタフェーススタイルも悪くないので、とりあえずダウンロードしました。手探り中。
清楚極まるRPG。
あのカマタリンシリーズに続編が出たということでひとまずダウンロード。
サムネイルを見てもわかるように、前作と比べてグラフィック面が大幅に強化されているほか、セーブ・ロード画面も整備されるなど、RPGとしての完成度が飛躍的に向上している。
基本的な操作や戦闘システムは本シリーズの例にもれずシンプルだが、味方キャラクターが増えたことや個々の特性が際立つことで、戦略性を求められる局面が目立つようになっている。フィールドも複雑な地形が多くなり、アイテムなどのリソースが尽き命からがらセーブポイントを目指す緊迫感は、昨今の親切設計なゲームにはない懐かしさを感じる。様々な自然環境や建造物が織りなすフィールドもバラエティに富んでおり、多くのプレイヤーの冒険心に火をつけることだろう。
シナリオは前作と繋がっているが、謎の多かったこれまでの物語を補完する構成となっており、まさに「シン・カマタリン」といえる作品である。そんなシナリオを彩るのが前作に比べて大きく増強された会話シーンで、各キャラクターの個性光る掛け合いは必見。登場キャラクターは活動中のVtuberらがモデルとなっているが、一人一人が「カマタリア」に生きる「清楚戦士」として、数々の困難を乗り越えて絆を深めていく様は、ストーリー後半のゲーム難易度も相まって、非常にドラマチックに仕上がっている。しかしながら今作も多くの謎は残されたままであり、考察厨諸君による分析に期待する。
本作を制作したサークル「ちゲ部」が掲げ続ける、「清楚」の心。その真髄がここにある。
呼び覚まそう。君の中に眠る、君だけの「清楚」を――――
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