クリアしたが
二人の登場人物それぞれに、
悲しい運命が待っている作品。
グラシアス様の和風!!
グラシアス様の作品中では穏やかな雰囲気…かもです!
スチルが綺麗で見とれてしまいます。全体的な色合いやBGMもとても美しく、和な雰囲気に没入できます。
そして露里くんの表情の変化や、はんなりな京都弁(かな?)がとてもとてもツボでした!!!
めっちゃ好きな雰囲気の作品で終始「しゅきぃ」状態でプレイさせて頂きました…!素敵な作品を有難うございます!!<m(__)m>
愛おしい作品
ネタバレ含む
露里くんは、
『貴方にとっての不満や不安は全て僕が取り除いてみせます』
といいながら
露里くんもぎりぎりの感情なんだろうな
詩ちゃんの外に出たいという言葉に
『貴方は優しいですから、そう言われたら逃げられなくなる』
『それを分かっていて自分や他人の命を質に取って……』
と自分の命を盾にして
不安で詩ちゃんの感情を縛ってくるのがなんか好きです
私だったら
愛してる人にそんなこと言われたら逃げられないな
やっぱりどうしたって生きていて欲しいと思ってしまうから
露里くんもだからこそ
詩ちゃんにはきっと生きていて欲しくて
生贄の選択肢を選んでしまう詩ちゃんが悲しくて
自分の命を質にしてでもなんとか止めようとしてるんだろうなと思いました
なんだろう
なんか詩ちゃんも露里くんも二人とも自分の命の扱いが軽いと言っていいのか
どことなく似た者同士なんだよなあ…
詩ちゃんは自分以外の人が生贄になるのが嫌で
露里くんが自分の命を持ち出してきたけど
詩ちゃんの中では露里くんの命はきっと詩ちゃんのもので
自分が村から逃げ出したという扱いになったら
きっと村の人は自分を許してはくれないけど
露里くんならきっと自分が露里くんを終わらせることは許してくれると信じてもいるんじゃないかなと思いました
詩ちゃんの
『もうすぐ死ぬのに、生きようと藻掻く露里を見るのは辛かった。』
という言葉が
ある意味、露里くんの姿に、もうすぐ生贄となる自分と重ねているところが実はあって
詩ちゃんの生きたいと思う気持ちが
生に対しての未練が少しは露里くんのおかげで持てたんじゃないかと思いました
『だけど私は露里から目を逸らさない。』と言いながら
けれど最後には
『いつの間にか露里は動かなくなっていた。』
となっていて露里くんを見届けるはずが露里くんの本当の最期は見ていなくて
生への最後の未練は断ち切れてしまったのかなと思いました
露里くんも詩ちゃんも二人の関係もどうしようもなく愛おしくて
とても好きな作品です。
画面がめちゃ綺麗…!!
開始早々しっとりした和テイストの画面と
BGMがめちゃくちゃ素敵でした…!
グラシアス作品でアジア全面に押し出した作品って
珍しいのでは…!
露里くんは序盤から不穏でゴリッゴリのヤンデレですやん。
(でも境遇とかが可哀想なね…そりゃ病むわ…)
人外の妖でケモ耳とか八重歯と
あと目が細くなった時の表情可愛かったです。
短編でどうまとめるの…?とか
最後どんなエンドになるの?とか
「守りたい」とは…とか謎があったんですが
うわああああああこうなるかあああ!!みたいな…。
(ネタバレ回避の為詳しくは書きませんが)
ヒロインの境遇も辛い…。ラストも胸が痛い…。
回想のスチルとか眩しいというか綺麗でしてね…。
作品のアジアな雰囲気とか2人のどうとも言えない関係性とか
救いのない感じがイイ感じに病めて最高でした。
BLに並々ならぬ情熱をそそぐ作家様がつむぐ乙女ゲーム
この作家様は絵がとても色っぽくて好きです。私はどちらかというと乙女ゲーマーなので、BLメインで活動されているこの作家様の作品をなかなか手に取れずにいたのですが、今回久しぶりにフリームを覗いたら何と珍しく乙女分野で発表してらっしゃるので早速遊んでみました。
以下ネタバレ?要素含む
◇良かった点
・糸目…?? 普段の作家様の美少年たちに比べたら若干細い気がしますが、糸目ではない。しかしこの作家様の絵の色気は目元に出る(と個人的に感じている)のでマジで線みたいな目だったらと思うと細ツリ目くらいで十分良かったと思います。
・さっくり始まってさっくり終わる。
テキストをじっくり読んで、美少年をじっとり鑑賞しながら進めても大体60秒あれば終わります。ED分岐なし。ゲームというより、ひとつのシーンを切り抜きで鑑賞している感じ。
◆こうであれば的な勝手な感想
・ケモ耳少年と主人公のなれそめに食い違いがある。少年は「優しくしてくれたのは主人公だけ」というけれど、回想で出てくるシーンではどちらかというと親切にしてるのは少年の方。(双方の印象のすれ違いもシナリオ計算の内だったら申し訳ない)
・さくさく終わるのがこの作家様の作品の良いところですが、今回はヤンデレも闇デレも狂デレも描写がなくて唐突に始まってクライマックスに入り、終盤で説明が入るので味わう暇がなかった。情緒ジェットコースターで不安定なのが作家様の作品の真骨頂(だと私は勝手にあがめている)ので少々物足りませんでした。BLに疎かった私でも引き込まれたあのヤバみが味わいたい。
・ケモ耳が見えない。
せっかくのケモ耳。でもフルスクリーン表示したら立ち絵で耳が確認できない。もったいないです。あ、でも牙?八重歯?は萌えました。
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