ピアノが弾けるADVというコンセプトに魅かれてプレイしてみました。
記憶喪失の青年が、謎の建物を探索しながら記憶を取り戻していくという始まり方にも引き込まれました。
【以下ネタバレ要素があります。】
が、後半あたりから予想外の展開になって来てちょっとびっくりしました。
えっ、そっち方面に行っちゃうの?みたいな^^;
誰かにプロポーズしていたらしい自分。返事を保留する彼女。
ピアノのコンクールに向けてピアノを練習していたらしい自分。
友人らしき人物との意味深な会話。
一体、自分に何があったのか…?
みたいな要素が全て物語の添え物でしかなく、真相がアレというのは、ゲーム全体に漂っていたサスペンスホラー風の空気を全部ぶち壊してしまった気がします。
ピアノ関係ないやん!ワイン関係ないやん!…みたいなw
主人公も、やたらと「…」と考えては一人で「まさか!」とか「そうか…!」とか「もしかして…」とか何かを思い出してたみたいですが、彼の脳内だけで繋がっていってセリフにしてくれないのでプレイヤーは最後まで置いてけぼりでした。
置いてけぼりに慣れてくると、彼の「…」が出るたびウェイトがかかるので地味にイラっとします(笑)
コンセプト、雰囲気、謎解き、プレイ時間、どれもすごく素敵だったのですが、物語の結末が斜め上すぎたことだけが残念でしかたないです。
なんちゃら一族さえ絡まなければ、私の中では100点のゲームでした。
失礼なことばかり書いてしまいましたが、最後まで楽しませていただきました。
次回作も楽しみにしています。
プレイ時間、7時間ほど。迷わずプレイできれば、もっと早くなるかも?
探索ゲームでは長編の部類だと思うので、やりごたえはある。
以下良かった点・気になった点
良かった点
・ヒントモードがあるので、詰まっても何とか先に進めることができる
・雰囲気が良い(孤独を感じられる、ホラーではない)
・ピアノを弾くというオリジナリティ
・移動の際にHPのようなものが削られるので、HPが増えるにつれ行ける場所が増えること
・バッドエンド(ゲームオーバー扱い)が2つほどあり、ゲームオーバーと表示されるまでそのイベントが非正規ルートだとわからないこと(バッドエンドルートにも、ストーリーがある)
気になった点
・ストーリーが説明不足(合間で挟まれる回想がオート進行かつ発言者が誰なのかわかりづらいことも影響)
・ウエイトがうざい(特定の文章やイベントでいちいちウエイトがかかるので、テンポは良くない)
・一部マップが複雑すぎる
・良かった点にも挙げたが、HPシステムは自由な探索を阻む
ストーリーは2周を前提にしているようだが(ハードモードがあるので)正直、1周でお腹いっぱい。
もう少しとっつきやすい・短い作りなら、2周目もやろうと思えるが…。
不満点もあるが、謎解きゲームとしては良くできていると思う。
ストーリーは実況で確認しようかな…。
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