良かった点
・戦争物というジャンルの中でも一風変わったシナリオ組みでオリジナリティを感じることができた(個人的には嫌いなストーリーだけど)
・好みによるところが大きいけど、イラストが豊富でどれも勢いがあってとてもよかった。作者さんのほかの絵も見たくなった。
・BGMの使い方もGOOD。いい演出効果を生み出していた。
・主人公、サブキャラ、悪役、皆良い味を出してた。
合わなかった点
・とにかく演出、台詞回し、いろんなところがくどい。暑苦しい感じも時としてはありだけど、さすがに限度がある。特にラストバトルなんかも壮絶さを出したかったのはわかるけど、たぶん最後の最後で負けてリトライで最初からあのくだりを見直す事になったら多くの人はゲーム自体投げちゃうんじゃないかしら。
・戦闘だったりスニーキングミッションだったり内容は豊富なんだけど、どれも完成度が低く、しょっちゅうマイナーチェンジするため非常にややこしい。まぁ気にしなくてもクリアはできるようにはなってたけど。
・最終章、プレイヤーの視点の変化についていけなかった。敵と戦ってると思ったらいつのまにかその敵が操作側になってたりするので感情移入がしにくい。折角前半をオムニバス形式にまとめたんだからもうちょいうまい見せ方があったと思う。
・おまけがきつい
お話としてみるならばフリーゲームの中でもトップクラスではないかと
様々な要素を含んでいて、各キャラも立っており
荒れた感じの絵も逆に味があって良い。
が、登場人物毎のゲーム(ミアなら潜入、レギルならRPGもどき?)が正直中途半端で
これは蛇足
ボス戦闘も顔グラで行動パターンが読めるとの事でしたが、そんなん関係なしに
必殺ポイント貯めて、持久戦に持ち込めば勝てるので戦略も糞もなく
ゲームとして考えるならかなり微妙でした。
またシステム面でもウェイト設定、既読スキップもなく正直かなりイラついた事も
プレイ順はグゼイド→レギル→エルミィ→ミア
プレイして感じたことはエルミィ編を最初にやってしまった場合、他の編が楽しみづらくなるのでは?ということでした。
他の登場人物と違い、エルミィ編では断片的ですがレギル編、ミア編のほとんどの内容がわかってしまいます。もしエルミィ編を始めにやってしまったとしたらその後のシナリオの目新しさ、魅力が半減してしまうように感じられました。
そしておまけですが…
正直蛇足としかいいようがありません。
ゲームクリア後の余韻を味わっている内にそのままおまけに転じているのが、完全にこの物語を台無しにしています。
さらに追い打ちをかけるかの如くのメタ的な発言、自虐ネタ、内輪ネタ、自己満足…正直本編を楽しみ、盛り上がっていた気分を極限まで冷ませられました。
せめて一度TOPに戻っておまけをみるかどうか判断させてからにしてもらいたかったです。
本編の内容、システム、絵はとても楽しませていただいた故に上記二つのことが本当に残念でなりませんでした。
ゲームの内容自体はとても素晴らしかったと思います。
4人の登場人物独自のオムニバスストーリーが展開され、同じシーンでも操作キャラの視点によって色々と見方が変わってくるという、なかなか見ていて面白いものがあります。
そしてシナリオものクオリティも非常に高く、熱い展開、どす黒い展開、涙無しには見られない展開などプレイヤーを飽きさせません。とにかく、早く物語を進めたい!!次が見たい!!と思えますし。
演出自体も、カットインやイベントCGの挿入もあって否応なしにテンションが上がります。特にラストの演出は燃えますねー。
ゲーム自体も、登場キャラ4人のシナリオ全てに個々のオリジナル要素が詰まっていて、よくここまでシステムを練りこんだなぁ…と感心せざるを得ませんでした。
個人的にはとにかく大満足の出来でした。
- 1
あなたにオススメのゲーム
フリーゲームイベント開催中!
サポーターのオススメゲーム
-
AMANI
あうぐ
探索ホラーアドベンチャー
-
でかぱり[第1部&第2部]
たおるけっとをもういちど&タオルケッ...
タオルケットをもう一度シリーズ最新作
-
勇者と色無しの魔女
白紙論文
呪いが魔女を生んだ
-
幽霊と桃色
HI☆GE林。(ヒゲハヤシマル)
夏の終わりに、幽霊の出てくるバカゲーをどうぞ。
-
セリカ
DN
アクション
-
あぶない谷間でか
ケイジェイ
敵を撃ちまくって得点を稼げ!