素敵な時間をありがとうございました。
完全犯罪を目指して犯行現場から証拠を隠滅するアドベンチャーゲームです。時間制限はないので、丁寧に調べていくことで、完全犯罪に近づくことができます。もし失敗しても、コント風?のイベントが挿入されて、失敗した部分がどこか教えてくれる親切な設計なのが良かったです。
その後の取り調べパートでもそうですが、主人公が「犯罪初心者」なのがとてもうまく表現されていると感じました。主人公の頼りなさから「大丈夫かなぁ」とドキドキしながらプレイできました。素敵な時間をありがとうございました。
一人の人間の命を奪うということ、救うということ
とても面白いゲームです!
犯人とて被害者とて一人の人間でありそれぞれに人生があることを思い知らせてくれます。
犯行現場を操作するパートはとこれまた結構緻密で1ミスでお縄になるのですが、ミスした個所やどこがいけなかったのかを可愛らしいキャラが後々反省会みたいな感じで教えてくれるので推理が苦手でも楽しめます!
ちなみに自分は推理が苦手だったので手当たり次第にミスしながら攻略してました(
そして犯行現場のシーンをクリアしてからが人間ドラマの本番なのですが、女刑事さんが有能であるゆえに犯人では思いつかなかったような視点で事件を再度分析し、犯人を追い詰めるのですが次第に主人公の心にもボロが出初めて、そこからの刑事さんと主人公のやり取りは必見です。
刑事さんとて犯人が人間であることはわかっています。そこからどうやって犯人を諭していくのかはプレイしてからのお楽しみに…
結論、一人の人間を頃してしまった時点で人はどんどんボロボロになっていくのです。
終始笑顔が絶えないコミカルミステリー!!
犯人が最初から明かされている状態からスタートするという珍しい作品です。
普通ミステリーと言えば、犯人当てが一番の見所なため、最初から犯人を明かすというのはなかなかにリスキーなことです。
しかし、本作はその犯人を自ら操作し、完全犯罪を犯すといった犯人側の視点でプレイすることに特化させていました。
犯人の心理描写も上手く描けていました。
本作品で一番面白いと感じた点は警察側の視点にも切り替わる点です。
犯人と警察側の両方の視点で物語を見た上で、どっちが勝つかを見ることが出来るのです。
犯人側と警察側の両方の視点で楽しめるのが良いですね~。
ちなみに難易度は易しめでスムーズにストーリーを進めることが出来ます。
また、推理ゲームなのに勢いがあり、コミカルなシーンも多く、にやけてしまうことが多々ありましたw
キャラも皆個性的で良かったです!
ポンコツだけど応援したくなるハリゴウ君とコーメイ&キヨイの警官コンビ...どっちも好きです笑
一発でENDに辿り着いてしまったので、わざとゲームオーバーしてみると、可愛い女の子達がヒントを与えてくれていて、嬉しかったです笑
親切設計で、プレイヤーに対してのサービスが良かったです。
シリアスな雰囲気の推理ゲーが多い中、ここまで笑える推理ゲーはなかなか見ないので、次回作にも期待しております!
楽しいゲームをプレイさせて頂きありがとうございました!
頑張りたくないけど頑張るゲーム。。。
こちらのゲーム、一度閉じてしまうと
再起動しても絶対に開けない時が
あるので注意です。
ドラマの主人公の気分でどきどきはらはら。
個人的にコップのことがいちばん腹が立って
しょうがなかったです。
あのお仕事のことあの女性に相談したい気持ちに
なる作品ありがとうございました。
完全犯罪を舐めるな、これが推理だ
まずは結論から、滅茶苦茶面白いゲームです!!!
推理物のゲームを作ろうと考えた時、序盤に犯人の視点を挿入するという構成を実行に移すのは、非常に難しいものがあります。
そもそも推理物って、誰が犯人なのかを考えるゲームですから。犯人もトリックも分かっている状況で、いかにプレイヤーを楽しませるかが争点になります。
本ゲームの場合、楽しみ方は主に2つあります。
・犯人視点で隠蔽工作を行う
ゲーム紹介文にもある通り、本作では犯人が隠蔽工作を行うフェイズが存在します。唯一プレイヤーが犯人の足を操作して工作を行うのです。
約10~15分のプロローグを経て犯行計画はプレイヤーの頭に叩き込まれています。後は、自分が犯人にならないように隠蔽工作を行うだけです。
ネタバレにならない程度に言うと、例えば自分の痕跡を消さなければならないだとか、逆に不自然すぎる痕跡は消さなければならないだとか、そういうパターンのやつです。
自分が犯人ならどうするべきか?ぜひ考えてみてください。
・警察視点で犯人の正体を考える
当然ですが、推理物である以上は探偵役が出てきます。本作では警察となります。
紹介文にもある通り「この犯人は犯罪初心者君」であるからして、警察はいかなるミスも見逃しません。
プレイヤーが流石にこれは不味いだろうと思っているミスも、そしてプレイヤーが想定していなかったミスでさえも、プロは絶対に逃さないのです。
我々が考える完全犯罪など、所詮は犯罪素人の戯言であり、警察から見れば稚児の悪あがきに過ぎないのでしょう。
そして、犯人の謳う"完全犯罪"とやらがいかに面白いものなのか、推理と共に楽しみましょう。
これは、犯人の物語であると同時に、警察の物語でもあります。
逮捕を掛けて人生を守り通す犯人と、事件の真相を全力で追求する警察たちの、両方の生き様を見てください。
間違いなく楽しめます。
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