ダウンロードしてから２日で無事クリアさせていただきました。

あらすじ、システム、良かった部分、気になる部分で書かせていただきます。
これからやろうかな？という方の参考になれば……。


あらすじ

とある国が襲撃されその国の王子が各国の協力を求める為旅に出るのが始まりです。
王道的な始まりから中盤で明かされる真実、そして終盤の展開はなかなか面白かったです。
テンポが早くサクサクと話が進むのでプレイしててストレスは無いと思われます。

システム

概要欄にも書かれている通り、FEと他作品のシステム？を合わせてる感じです。
私はラングリッサーという作品をプレイした事ありませんでしたが、面白いシステムだとは思いました。

同じようにプレイした事がない方々に説明しますと、いわゆる「武器の3すくみ」がまずありません。

「剣が斧に強い」「槍が剣に強い」「斧が槍に強い」というシステムではないのです。
代わりに「騎兵が歩兵（剣・斧持ち）に強い」「槍兵が騎兵に強い」「歩兵が槍兵（アーマーナイト・ソルジャー）に強い」という「兵種の3すくみ」が凄く関わってきます。これをちゃんと理解していないと、兵種がウォーリアーの斧使いが槍持ちの騎兵に一撃も与えれず（命中率30）返り討ちに合うので、このシステムを理解しましょう。

次に、章こどに各キャラ（主人公と一部の魔法使いを除く）は３つの兵種から好きにチェンジする事が出来ます。
カテゴリににある「兵種の変更」を選ぶだけでいいので、特別なアイテムなどは必要ありません。
例えば、最初に仲間になるソシアルナイトを次の章でアーマーナイトに変えることもできます。
ただし各キャラで変更できるクラスは決まっているので、誰でもドラゴンナイトになれるわけではないです。
それでも「ここでこの兵種がいれば……」という部分を補えるので積極的に利用してみましょう。
ちなみに、変更は拠点だけではなくマップ画面（出撃押したら戦闘開始の画面）でも変えれるので、マップで敵を確認してから変更するのも十分ありです。

個人的に大事だと思う部分ですが、「二回攻撃」ができるキャラが限られてます。
基本一人のキャラにつき一回攻撃です。どれだけ速さを上げても一回攻撃です。
ただし一部のキャラはスキルで二回攻撃できるようになってます。基本的に二回攻撃持ちは強いキャラなので困ったらメインに入れておきましょう。二人で一人を倒す。これが基本になります。



良かった部分

支援会話と戦果によってEDが一部変わるのは面白いなと思いました。
ゲームの難易度は簡単な部類に入るのでトゥルーエンドも楽にいけます。
結構細かい部分までEDに影響されるので、気になった方は二週三週とやってみるといいかもしれません。
少しネタバレするなら各キャラのその後が少し変わると思います。

フリーのSRPGの中では敵将が珍しく印象的でした。
序盤は圧倒的な力を持ち恐怖の対象だった敵として、中盤は成長した仲間と正面からぶつかる敵として、そして終盤は……王道に近いけれど、なかなか衝撃的でした。最後までやると各将軍キャラが好きになっているかもしれません。



気になる部分

女の子が少ない。

ボイス無し版をやったのであれですが、ちょっと少ないかなと思いました。
支援会話がほぼほぼ女の子だけなので、もう少しレパートリーを増やして欲しかったです。
個人的に刺さるキャラもいなかったので、最後は消去法で選んでました。
ぶっちゃけ男性キャラのほうが魅力的でもあった。


クラス変更いる……？


システム的に重要……に見えましたが、変更したのも最初の2.3話くらいであとは初期クラスを上位クラスにして使ってました。戦略の幅が広がるのは確かに感じましたが、だからといって変更しないとクリアできないというわけでもなかったです。むしろ一部のキャラは変更したら逆に弱くなるだけだったので、中盤からは味方になる→「クラス変更したら何になるんだろう？」くらいしか機能してなかったです。一部の武器が特定のスキルと相性が良すぎて、逆に変えれなかったのもありますね。クラスが変更できるのは魅力的でした。


最後の最後大活躍の王子……？

主人公が後半から一気に強くなるというのはよくある感じですが、それにしてもこの作品の主人公は遅すぎるかと思います。強くなったと思ったら予想以上の強さで「なんじゃこりゃ」となりました。
物語上仕方ないのかもしれませんが、それにしても一般兵に頑張っても14ダメージしか出せなかった王子が後半覚醒した瞬間一部の敵に確定必殺付きで42ダメージは流石に笑いました。ラスボスも王子だけしか攻撃できないとはいえ、2ターンで勝てるのも……あっさり終わって特に感動はできなかったですね。


支援会話、システム面、敵将の魅力、この辺はオススメできると思います。
物語、クラス変更、ヒロイン、この辺は好き嫌いが結構別れます。
序盤はシステムや支援会話でワクワク、中盤からちょっとダレる感じかなと思います。

オススメ度的には3です（全5点）　全体的に印象には残らないけど、他ではあまり見ないシステムとヒロインとイチャイチャできる支援会話はなかなか魅力的でもあるのでやって損はないと思います。


長く書かせていただきましたが以上が個人の感想でした。
最後に、この作品を作成、そして公開していただきありがとうございました。

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すごく良い出来だと思います。レベル上限があり、最高レベルでもそこそこダメージを受けるので単騎で蹴散らすのは難しくバランス良く鍛える必要がありますね。途中で砦にいるキャラを利用したレベル上げなどのドーピングをしましたが（汗）まともにプレイすると結構な難易度になるかもです。
以下、ネタばれ気味です。



最後の方の貨物車みたいなのを救出するところと一番最後の面はまあまあ難関だと思います。全キャラをそこそこレベル上げしたくて強いキャラを休ませながら起用したため、結構苦戦しました。武器の相性で大きいダメージを受ける場合がありますが、敵キャラ数が多いため、相性の悪い相手を避けるのがかなり困難です。そのため、守備力の低いキャラは無理やり育てないと使いにくいですが、基本的に守備力を向上させるドーピング薬はないので、最後までスリルのある戦いになるかと思います。エルフさんの再行動技、サーシャの強力な魔法、ドノバンの鉄壁の守備＋魔法防御を中心に組み立てる感じになるでしょうか。成長するとアリシアの守備も頼りになります。途中で入手できるさまざまな特殊武器はあまり使いませんでした。キャラの能力値が重要だと思います。素晴らしいゲームを有難うございました。

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