出会う同士はあなた次第、短編RPGって感じですな。
原則的に一本道で話が進む内容なのですが、ルートの通い方によって仲間になるキャラが変化、それにともないイベントの会話にも差が生じるのが特徴といったところでしょうか。
イベントシーン自体は比較的さっぱり気味ですが、決して淡白という程の味気無さでもなく、描くべきところはきっちり魅せてくれるので、先に進む楽しみがあるってものです。
ただ、ルートで仲間になるキャラに制限があるので、どうがんばっても仲間にならない組み合わせが存在するのは名残惜しいかなぁ、と。 (男二人組とか)
仲間にするパーティによって幾らか戦略性に変化が生じるものの、どのキャラが仲間であってもちゃんとクリアできる良質バランスでありますので、あまり先の事を気にせずとも攻略可能だと思われます。
適度なMAP構造、そのダンジョンの宝箱の数を教えてくれる機能、適度な難度の謎解き、等、総合的に大分丁寧に作られた印象があります。
カード収集等のちょっとしたやり込み要素や、周回プレイといった心配りはちゃんと用意されているので、短編といえども長くプレイする事が可能なのは嬉しい配慮であります。
戦闘のオート機能が存在しない、装備品を買い換える必要性が薄く買い物する楽しみが少なかったのは多々気になった次第であります。
短編RPGの模範的ともいえる出来、短いだけでは済まされない面白さが詰まっているのは間違い無いですんすんすん。
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