視覚と聴覚からガツンとやられちゃう感じです。
音楽に心を動かされる素晴らしさをとても感じさせられる作品でした。物悲しくまるで囁かれるような歌声や、昭和を感じさせる童謡のような歌。ハイツコールでの要求が始まるとアップテンポな曲が始まって、それが「急がなくちゃ!」という気分を盛り上げてくれます。それぞれの部屋のドアが住民を表現したカラフルなデザインで、ハイツ鏡野がなんだかいわゆる日本の死後の世界のイメージとかけ離れている感じも斬新。キャラクター達の色が抜けたようなイラストも鏡野に住んでいる人たちを表現しているのかな?なんて思ったり。
ハイツコールの要求内容が無茶ぶりで内心おいおいとツッコミ入れてました。カンテラ君の冷静な対応と結構歯に衣着せない駄目出しがいい感じです。
途中に表示されるカップケーキの写真がなぜか気になっています。もしかしたら製作者様の手作りケーキなのかな?なんて思ったり。
終章が盛り沢山。ハイツコールパートはと打って変わってキャラクター達としっとりと話しあえるのがいい感じです。それからハイツのドアに明かりが当たるとドアの隣に現れる漢字がとても気になっています。資料の内容が淡々と客観的なのがとっても良かったです。
ハイツ鏡野の住民たちは(鏡野に来ない)普通の人たちに比べて何倍も生きることへの執着が強かった人たちだったんだろうなと思ったので、そのぶん色々あるのだろうけれど、早いとこ来世へ出発したほうがいいのとちがうのかな?なんて勝手に思いながらプレイしていました。
これから先、ハイツ鏡野にはいろいろな住人が来るんだろうな。カンテラ君頑張れ。(・・・ところで家賃って。。。)
書きたいことはたくさんあるのですがネタバレ直結なのでこの辺りで。終わってみたらあっと言う間。楽しかったです!
いわゆる三途の川に近い場所が舞台ですが、過去に犯罪などを犯した人たちが集まる場所という感じでした。
雰囲気がホラーっぽいと思いきや、基本的に住民のお願いを1分以内に解決させるというほのぼのとした展開の作品でした。
キャラのデザインもゴージャスで雰囲気も素晴らしく、キャラの個性も様々で、住民同士の掛け合いも短い作品ながら良く描かれている印象でした。
主人公が一人前になれるよう奮闘している姿も見え、今後住民がどうなってしまうのかも気になる感じでした。
番号を付けられるにも意味があり若干残酷な部分は少々ありつつも、死後の世界も想像でき、楽しくプレイできる作品でした。
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