彼らの眼には…
先ず、大変美しい作品を有難うございました。
近衛さんの紡ぐ言葉は、短いセンテンスの中に多くの感情、風景、感触を想像させてくれるので大好きです。
悠久の時間に居る「主人公」
限られた時間に居た「彼」
「彼」が見た最後の「地球(故郷)」は、「彼」にはどう見えたのか…
「主人公」はこれから先、どのような「地球」を見続けるのか…
ホームの画像とBGMをループしながら、考え続けています。
詩的な海に沈む思考は何を思うのか
素敵な作品をプレイさせて頂きまして、有難う御座います。
しっとりとした切ないBGMも相まって、プレイ後もじんわりと切なさが尾を引く
また、月の冴える夜にもう一度、触れてみたくなるそんな素敵な作品でした。
月の海は小石と砂ばかりで水という存在がないけれども。
主人公が思い描く詩的な海さえも「泳ぐ」ではなく「歩く」と表現しているところが、
なんとも心地良い奇妙さで、「言葉」や「言葉の意味」をもテーマにした作品ならではだなぁと感心しました。
また、言葉と想像することを教えた「彼」が死ぬまで主人公に彼が故郷へ帰らない理由を
言葉で提示しなかったところがまた、プレイヤーに想像の余地を与えていいなぁと思いました。
主人公と彼が過ごす時がもう少し長ければ、
言葉と思考を得た主人公は「感情」も得ることが出来たかも知れない。
そんな想像をすると、感情を得るに至らなくて良かったのかな、と勝手ながらに思い抱きました。
長々と乱文、失礼いたしました。
砂利の海と青い海
とても美しい作品でした。
静かで穏やかな、果てしなく長い時の流れを感じました。
素敵なBGMと画像でホーム画面はずっと見ていられます。
言葉が意味をつくり、考えを生み出す。そして想像力も生まれる…
とても素敵なことには違いないけれど、豊かが過ぎると混沌にもなりうる、と。
それをリセットしてくれるような今までの“無”の世界も必要で…それらの世界の調和が大切。
美しく雄大な雰囲気と共に、そんなメッセージも感じました。
凄く好きな雰囲気の作品です。
月を見たら、こちらの作品も思い出しそうです。
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