このレビューを消してもらってもよいです。
ほう、
なんか寂しげな雰囲気で始まる。
移動シーンの建物のグラ等は簡潔で綺麗。
会話シーンでは人物のアップがある。良い!
冒頭の「良い人」って…オイオイ。
fateで言う「正義の味方」なのかな。
ま、後半になればわかるでしょ。プレイ続行。
あれ?
なんで主人公が良くわからない理由で人を殺すの?
これって普通は主人公の友人とか近しい人の役割だよね。
プレイヤー(僕)と主人公で行動のミスマッチが起こってる。
あーこれはやっちゃいましたなぁ。
たぶん後半になれば伏線とか回収されるんだろうけど、プレイ断念。
こういう作風って流行りなのかな?って思いましたが、やっぱ無いなって思いました。
個々のパーツ(グラとか設定)は良いなと思いました。
反面、非常に「惜しいな」とも思いました。
どうすれば良かったのか。
本当に救うべきは誰なのか。
非常にもったいない作品だと思いました。
雰囲気は良い。が…
作品の根幹に関わるネタバレを含む可能性あり。
可能な限りぼかすように努力するが、完璧に隠せているわけではないことをご了承頂きたい。
某Youtuberの動画にて同作者の別作品が紹介されていたので、とりあえず直近と思われるシリーズ3作をプレイ。
結論としては3作全てにおいて、「雰囲気・世界観特化でその他を切り捨てたショートストーリー」という感想。
ご都合主義な悲劇がお膳立てされた世界で、薄い動機によって登場人物が理不尽に死んでゆく。
基本的に人命の価値が軽い風潮であり、殺すほうも殺されるほうも非常にあっさりと死を受け入れる。
そうならざるを得ないほどに困窮し逼迫した状況であるということは嫌というほど表現されてはいるのだが、
その状況(登場人物たちを取り巻く世界)自体が作為的に悪辣な事象を詰め込みすぎた印象を与える。
いったいどのような不運、あるいは無能な為政者が世に蔓延ればここまで恣意的かつ絶望的な世界が出来上がるのか。
しかし、そのわざとらしさを無視すれば、独自の世界に引き込む表現力とストーリーテリングには確たる魅力がある。
卑近な言い方をすれば、「そうはならんやろ」と心の中で突っ込みつつ行く末が気になりゲームを進めてしまうのだ。
また、登場人物の背景や過去などを考慮すれば、行動の理由自体については納得できるものではあり、
結果はともかく「なぜそうしなければならなかったのか」は理解できるので、感情移入に問題はない。
とはいえ、やはり全編を通してやや強引な進行であることは否めず、その最たるものが本作の中盤に突如言及され
最終盤にて由来や逸話が明かされる某アイテムであろう。
登場の突然さもさることながら、それまで(あくまでゲーム内世界の、ではあるが)現実をベースとして展開した
物語の中に、いきなり魔法や御伽噺に語られるような力を持つものとして現れる。
確かに、ゲーム内に超常の力が「存在しない」と言い切られたことは一度もないので、世界のどこかに
そういうものがあって、まことしやかに噂に上ることはあるかもしれない。
とある登場人物が偶然にも、そのアイテムの「表向きには伏せられている逸話」を知っており、詳細な内容を
「それを聖遺物として祀る宗教の教会で聖職者が説法をしている最中に」眠気覚ましの小話として語ることも
なくはないのだろう。
随分と命知らずではあるが、もとより自分の命もさほど重く考えていない者たちであればさもあらんか。
さらに言えばそのアイテムにおいても、手に入れるイベント自体はあるのだが、意味深な描写はあるものの
ストーリーでの役割としては「現状を変えたければ、不確実なものに頼らず自分でなんとかしろ」という
ありふれた説教でしかない。
それが現実か、はたまた心象世界での形而上のものかも不明であり、現在の状況に一切の影響を与えないならば
神秘的なアイテムとして登場させる意味もないだろう。
世界観や設定を見せるためのゲームとしては総じて練り込みが甘く、殺人という通常であれば最大級の情動を
もたらす行為についても心情・内面描写が乏しく、淡々としており全般的に印象に欠ける。
次回があるならば、おそらく狂言回し役は交代になるのだろうが、登場人物の背景よりも心の揺れや
世界そのものに対しての掘り下げを期待したい。
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