守って!勇者さま

アレン

ゴリラ(女)とヒロイン(ショタ)のハートフルRPG!

赤井ルイ

ぎゃはぎゃは笑う予定だったのに、感動して癒やされていた…!!

アマゾネスのような「かっこいい容姿&強そう」なお姉さんが気になっていて、プレイいたしました!
めっちゃくちゃ、よかったです…!!!!!

正直、「ゴリラ女とショタ」「サービスシーン有り」と概要欄に書かれていたので、コメディだと思っていました。
しかし予想外に、まさかのめっちゃくちゃ本格的なハートフルなRPGでした…!!
(「ハートフルRPG」と書かれていたのに、私の中の強い「コメディ!」という願望?で消えていた)

私的にはこの作品の全体的なテーマは
「常識を疑う」
「ムリに誰か・素晴らしい人になろうとせず、ありのままの自分を受けれいていい」
だと思いました。

作中、たくさんのキャラクターが出ていますが、
同時に「世間の常識」がたくさん出ています。

例えば、

・「勇者」といえば「男」
・「男」は魔物と戦うために「強くなれ、女を守れ」
・「すごい魔法使い」は「いい学校に通っている」

などなど、「〇〇は〇〇であるべきだ!!」という、
「その常識って絶対に従わなくてはいけないの?」
と、考えさせられるメッセージ性を感じられました。

かといって、「常識を疑うべきだ!」とメッセージ性に圧をかけるでもなく…
ストーリー中に自然な流れで「世の中、こういう考え方になったらいいね」的なやさしいメッセージ性で素敵でした。
さすが、ハートフルRPG…!

けど、全てが優しい世界ではなく。
時には厳しくて悲しい現実もあったりして、ご都合主義では終わらないところがリアルだなと思いました。
けどその悲しい事件も含めて物語がつながってくので、うまいな~。

わりと難しいテーマだと思うのですが、
重苦しくなりすぎないコメディ要素のバランスが素晴らしく、前向きな言葉や展開につながることも多いです。
テキスト量もほどよくてサクサク話が進むので、とてもわかりやすく「いい話だなぁ…」と感じました。
1つのパートの区切りもいいので、次の物語を見るのが純粋に楽しかった…!

バトルやシステムなどは、とてもシンプル!
普通のRPGではなく、じゃんけんのような戦闘でレベルの概念なし!
装備品もお店で選んで買うのではなく、「コレが最高の装備だ!」とそれだけをシンプルに買える!
回復アイテムもどシンプルに、かわいいドラゴン印のコーンスープ!(最初見たとき爆笑したけど、まさかあんなことになるとは…)

ムダを削ぎ落として、シンプルだけど奥深いシステムに感服いたしました。

かなり長くなりましたが。
とっても楽しめながら、色々まなべたり、優しさに感動できたりします!おすすめです!

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No.69269 - 2024-09-14 17:44:36
ねっし

只のおねショタと思うなかれ、挫折と感動を繰り返し数多の仲間と成長していくジャンケンRPG!

男はたくましくあれ、女はお淑やかに振る舞え・・・だなんて一体誰が決めたのだろうか、性別や周りの意見に惑わされる事なく、己のやりたい事を、得意分野を磨いていけばそれで構わない、その特技を必要としてくれる人がこの世界に必ず存在し、その人と力を合わせれば世界を救う事だって可能なのだから・・・
(以下ネタバレ含む感想 注意!)



きっと本作はこの事を伝えたかったのではと勝手ながら解釈してみました。プレイ当初は終始カルラ&ユーリィの二人旅がエンディングまで続くのかな?と思ったらまさか最終的に四人パーティ(同行者も含めたら五人)になろうとは…この展開に当初はタイトル詐欺じゃ無いか?とも思いましたが、その仲間達の境遇や活躍を目の当たりにして、この旅に決して無くてはならない存在だと、本作はこの四人で成り立っているのだと再認識いたしました。



ゲーム内で初めて説明を聞いた時は、コマンドやメニュー項目の少なさに不安を覚えていたものの、ストーリーを進めていけばそんな心配は自然と無くなります。むしろ覚える事が少ない初見の方にも優しいシンプルイズベストな仕様とも言えるでしょう!



戦闘面に関してはかなり斬新で、基本戦うのは主人公のカルラのみです。それでいてユーリィも倒されないように立ち回らなければいけないので序盤は苦戦を強いられるかもしれません。しかしユーリィにはカルラのHPを回復させるスキルを持っているのでお荷物という訳ではありません!冒険を進めていく内に、先程述べた二人の仲間が加わるのですが、もちろんその仲間も固有スキルが使えるので戦略の幅が広がり、敵の強さが挙がっていくのも相まってより楽しくなります。しかもこのスキルはカルラとの親密度が上昇すればするほど強力な効果を得られるので、自分のお気に入りのメンバーが居たなら、親密度上昇イベントでその選択肢を選べばイベントを見て更に活躍できるようになる・・・と製作者のキャラ愛を感じさせるような仕掛けがこのゲームにはありました。



それとこのゲームの戦闘は毎ターン、攻撃、カウンター、スキルのうち一つを選んで戦いを進めていくのですが、気を付けなくてはならないのが、同じコマンドは連続で使えないという事!なのでこちらが攻撃を選んで、敵がカウンターを仕掛けたら、次も普通に攻撃したいと思ってもそのターンはカウンターとスキルしか選べないという事・・・この仕様に序盤は苦戦を強いられました。しかし、何度も負けていく内に「このゲームはジャンケン」「相手も連続で同じ行動はいて来ない」いう事に気づいて戦闘が有利に進められるようになりました!ムシキ○グやポケ○レ(ポ○ウォーカー)のようなシステムを彷彿とさせる戦闘システムに懐かしさをも感じました。ボス戦で負けても全回復状態で最初からやり直せるので、もしかしたら負けるとゲームオーバーになる道中の敵の方が強敵かもしれませんね・・・シンボルエンカウントなので全無視できはしますが、ゴールドを集めないと強い防具が手に入らないので適度に討伐していった方が良さげかもしれません。それに加えて、レベルの概念は存在しないのでステータス強化アイテムのスタミナドロップの使用をお忘れなく。使わないと鬼畜ゲー、全部使うとサクサクストレス皆無ゲーとかなり難易度が変わってくるので自身のプレイスタイルに合わせた難易度で楽しむ事が可能です。



極めつけはシナリオ、実をいうと本作は全編通してかなりシリアスな展開でして、ゲストキャラの死亡シーンも何回かありました(とはいえ死因が自業自得な理由な場合もありましたが・・・)。とはいえ鬱展開ばかりではなく、むしろ主人公一行との出会いによって才能を開花する事のできた人やその人の活躍によって町の平和を取り戻せたという達成感の得られるパートの方が多く占めております。あの最終局面でまさか、本作の主題歌「世界が僕達に揺れるまで」が流れるとは・・・その時のユーリィの台詞と相まって思わず感動してしまいました!(小説orアニメ化しないかな・・・)



途中の鬱展開につい、暫くプレイを中断してしまいましたが、再開して冒険を進めていき、無事にハッピーエンドを迎えられた時、諦めない事の大切さを、挫折を乗り越えて強くなれる事を知る事が出来ました・・・本作はまごうこと無き良作です!皆さんにも是非この感動を味わっていただきたいと思える程に・・・自分もカルラやユーリィ達を見習って自分ならではの強みを、自分だからこそ果たせる役割を見出していけるように精進して参ります!

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No.55242 - 2020-11-15 10:16:52
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