前作の過去ストーリーが大体明かされるのが面白かったです
いろんなユニットを召喚してクリアしていく逆タワーディフェンス系の作品です。守るべき拠点が特にないので、守備を考えず遊べるのは気軽に手を出しやすく、遊びやすい特徴となっています。
前作の過去話ということで、断片的に語られていた内容が判明していくのはとても良かったです。おまけも含め全部コンプリートしましたが、前作よりも何度が高めでなかなか歯ごたえがあり、やりごたえがありました。
##以下ネタバレ気味になります##
今作では時間制限がかなり厳しく、またコチラの物資は魔力だけになり、手持ちの木や土といった物資から召喚ユニットを選ぶ楽しさ悩ましや、資金集めでの物量作戦などの自由度、それに伴う多岐にわたる戦略性は落ちてしまったと言わざるを得ません。
が、その分魔力と時間制限で絞り込みやすく、この系統の入り口のゲームとしてとっつきやすいのは魅力となっています。
また能力上限がややキツく感じました。魔力も元が少なく回復率も低めで上昇率は低く使用は重ためとなっています。
そしてそれをサポートするSPは最大値を増やそうとも、最大値の半分から開始されるMPと違い、0から開始なので、最大SPを増やしたところで制限時間内に貯まり切る機会はほぼありません。
この、召喚や技に使うポイントの少なさ、回復の少なさ、消費の重さのおかげで、折角沢山有る能力、召喚ユニットの多岐活用が難しくなってしまっています。
SPで召喚できる特殊アーシャ達も消費に見合っている性能とはいえず、召喚するユニットは前作とは異なり、より固定になりがちにせざるを得ません。
それに付随する形で難易度はやや難しめに感じました。更にこれの影響で、後半はただの一般兵の方がコチラよりもずっと強いので、ストーリーの根本と矛盾しがちでほんのり理不尽気味に感じてしまいます。
そこに加えて砦が異様に固く、90秒条件をクリアするには防御無視系の攻撃を持ちつつ高耐久のギガンテスを使うくらいしか破壊手段がありません。
そういうわけで後半の召喚ユニットはこればかりになってしまいがち。そしてこのギガンテスさんは通常相手にはミスを連発。補う他のユニットを召喚しようにもMPもSPも足りなすぎる、という常に不足に陥りがちです。
しかしクリアできないほどではありませんので、バランスとしては悪くなく、おまけもありやりこみ度もなかなか豪華です。
不自由さを感じつつも、実戦のままならないもどかしさを感じながら遊べる、という戦術ゲーム点で非常に優れた作品とも言えます。
前作と今作で結構な時間泥棒になってくれたので、個人的にはお気に入りの作品です。歯ごたえがある方が好きな方はぜひとも遊んでみて下さい。
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