萌えてドラゴン
竜と悪のそーだいな気もしないでもない戦い、長めの短編RPGって感じですな。
一応、竜使いと竜少女が仲間を引き連れ魔王を倒す冒険に出るというストーリー設定ではありますが、描かれるべきイベントがかなり控えめで、とにかく淡々としていますので、ストーリー性はあってないようなものと考えた方がいいかもしれませぬ。
そういう事で、話の大まかな感想が割と本気で思いつかないのですが、微妙なエロさ加減と、ラスボスが同作者のお約束ともいえる某国ネタ系だったのが印象にありますな。
戦闘難度は低め、レベルや所持金が比較的もりもり上がり、特に足止めを食らうような難関も少ないので、常時お手軽に先に進めると思われます。 (でも、後半あたりの敵の強さがインフレ気味ではありますが)
ランダム風シンボル方式というちょっと変り種なエンカウント形式を採用しているわけですが、状況的にはほぼランダムと同じ、従来のRPGとさほど変わりはない感覚かな。
途中で竜変化できるアイテムは結局メインでは使わなかったっす・・・単体のドラゴンよりも複数パーティのほうが戦況も戦略も上そうだったし。
あと、戦闘終了後に回復してくれる、食べ物関係の使用条件がいまいちよくわかりません・・・同じような状況でも回復したりしなかったりで。
まぁ、いつもの同作者と何ら変わらぬノリで、妙な安心感とカオスさを同時に味わえたといいますか・・・。
RPGとしては、こてこてに普通でクリアの道のりも長くはないと思われますので、平凡なプレイを望む人にはお勧めかなどん。
すみません、あともう一つ
敵の出るところでメニュー画面を開いて、閉じるとエンカウントします。
同様に、宝箱を開けてアイテムを入手した直後にエンカウントします。
これは正直、イラっとします。
これは…
途中までやりました。
話が面白そうだとは思いましたが、申し訳ありませんが、挫折してしまいました。
心が折れる要素がいくつかありまして。
独自のエンカウントシステムになっているようですが、
街や城、ダンジョンなどの出入り口から一歩出たところで
(画面的には一歩も出てないように見えますが)
いきなりエンカウントすることが頻繁にあり、びっくりします。
「エンカウント率たけぇー」という印象を持たれるのでは。
数歩くらい自由に歩かせて欲しいものです。
また敵の強さですが、最初のうちはいいバランスだと思うのですが、
話が進むにつれインフレになっている感じがします。
パーティの強さがとても追いついていません。
ボスではなく、雑魚でです。
雑魚は、ワンターンキルとはいわないまでも、
2~3ターンくらいで倒すのがちょうどいいとは思っています。
しかし、終盤になるにつれ、雑魚たちもボスクラスのHPを持っていて、
何ターンも殴らないと一匹倒せないというのはさすがにこたえます。
でも一番辛かったのは、飛行船入手後に飛んでいてもエンカウントすることです。
空を飛ぶ敵ならわからなくもないですが、普通の地上の敵が出てきたりするのは
あまりにも不自然です。
以上の点さえ解決できればいい作品になるのではないかと思います。
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