クリアは簡単でした!
選択肢がありますが、単純な選択肢なので、すぐにクリアできました。
白い森を抜けたいと願う少年が自我を取り戻せるかどうか…
リンゴの木から落ちたのは誰なのか…
伏線が張ってあるのですが、これが巧妙ででもどの選択肢を選んでも、ストーリーを追うことができました。
暗めの話とありましたが、ラストはすがすがしく、爽やかな感じでした。
素敵なゲームをありがとうございます!
本当の幸せを求めての追憶する物語、声に出して読みたい無駄のないテキスト。
Ver.1.00
クリア時間 13分(守り人エンド)
+16分(梟エンド→狼エンド→おまけ)
白い森に迷い込んだ人の子は
守り人に街へ戻るように促される。
街には幸せと安心があるのだが
人の子はそれを本当の幸せとは思っていない。
守り人との問答で、子どものころの幸せを追憶する掌編NOV。
最初、人の子はあまり記憶がハッキリしない。
それを少しずつ少しずつおぼろげな記憶を思い出していく感じで
森の中をさまよってるような感覚のストーリーである。
本作は2択の選択肢が表示される場面が2回あり、
適切でない方を選択するとエンド分岐するのだが、
正しい方が適切とは限らない。刺激が強いことに関しては
徐々に思い出していかなければ、動揺し良くない結果を
招いてしまうことがある。
ゆっくりと事実を受け入れることに意味がある物語のようにも
思った。それを知らずに、分からずに生きていく方が
もしかしたら幸せなのかもしれないけど、
知る、分かるというのはそういうことなのかもしれない。
本作の文章に関して、1文の文章量は少ない中で雰囲気を感じられるものであり
洗練された、ムダな描写のない文章であり国語の教科書に
載っていそうで、朗読してみるとなかなかに心地よい。
描写に関しても、文章が時にメッセージウィンドウ以外の場所に
表示されたり、立ち絵で表示されているキャラが顔にズームして表示されたり
背景も実写の白い森から絵画風の追憶になったりと
変化が多彩で飽きさせず、この世界観にひきこまれる作りになっている。
短いながらも、どっぷりと世界観を感じられるクオリティである。
クリア後に表示されるおまけでは、本作の世界観や設定、
各エンドの意図などが明かされる。
本作の舞台はスウェーデンであり、
守り人の言葉に出てきたエン、トヴォ、ヒンメルは
全てスウェーデン語だったりと、結構細かいところまで
丁寧に考えて作られていることも分かる。
テキスト、描写、設定等が作りこまれており
白い森の世界観にひきこまれる一作。
知りたい、分かりたい、過去に向き合いたい人向け。
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