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先にネタバレ。
最近は現実でも女の子も配信することが多いので気付きにくいですが、
この物語はガールズ&○○と同じ系統で、何で女の子が○○に詳しいんだよって、それはヤボです。
この設定を受け入れることが大事です。
↓ここから感想。
これは動画配信をテーマにした、女の子達の物語。
配信、つまりネットにおける創作活動です。
創作活動における動機、モチベーション、その悩み等、
ふりーむには多くのツクラーの方がいるので、この物語は共感できる部分が多いと思います。
「好きで始めたのに、それが「やらなくちゃいけないこと」になるのってなんかヤダ・・・」
配信の体験を通して主人公は様々な心の変化を受けます。しかも結構深く掘り下げます。
主人公の友達の爽和(さわ)。
彼女は神の視点を持った超越者。半分狂言回しの様に物語を鋭く導きます。好きです。
我々が薄々感じていた創作に関するいざこざ。
それらを再確認させてくれる、しかも対話形式をとっているので押しつけがましくもない。
とても良いノベルだと思います。
創作も良いが現実の大事なものはすぐそばにある。
見落とさないよう、気付いてほしい。
輝くものはいつもここに。
舞台ってもしかして…?
六甲山、北に温泉、背景に(多分)芦屋川って、もろ兵庫県じゃないか!!!(歓喜)
主人公たちの制服は住吉かあるいは芦屋の方の高校ですかね…?
とりあえず兵庫県が舞台でとても嬉しかったです!
ゲームも最近普遍的になってきた動画についてのもので、とても考えさせられる内容でした。これからもゲームづくり頑張ってください!
おもしろい
作る側の苦労を中心として話が展開します
楽しさより心労的な部分が強調されてるので鬱々しさはあります
話はフリゲや動画を作った事ある人なら共感しやすいかも
読んでる最中は色々と感じる考える事がありますが
実際にレビューしようとすると言語化しにくい
それだけ繊細さもある作品と言えます
朱美さんは話の内容からすると大人しそうな容姿で違和感はありました
小学生から動画作りに憧れるという部分は時代を反映していて面白い
他人の目とか気にせず自分がやりたい表現を楽しくやった
という作風は自分の中でもウケが良かった気がします
しかし、やってる内にこういった評価や相手の視点を
意識しすぎて疲れて自分を出せなくなるのは創作あるあるかも
こういった葛藤を言語化したりストーリーに組み込むのは
けっこう難しい事じゃないかなぁと思いました
以上でーす! (*´∀`*)
とても胸に響くゲームでした!
ゲーム配信でプレイさせていただきました。
ゲームのネタバレになるので詳細は伏せますが、
本当にあるかもしれないと思うストーリーです。
綴理や爽和の言葉が特にリアルに感じられました!
私も実際に配信などをしているので、胸に響く言葉もたくさんあり、
とても良いゲームだなと思いました。
言わなければ伝わらない
動画配信をテーマにしたノベル。
最近 ネット上での誹謗中傷を巡る事件が世間を騒がせていることもあり、
ネット社会との距離の取り方とか色々と考えさせられる内容だった。
ゲーム実況などの動画配信を始めた高校一年生、綴里。
時を同じくして、幼馴染の朱実も同じ事を始める。
綴里が配信を始めた動機は、ただ純粋に見ていて楽しかったから
自分もやってみたくなったということだが、現実にやってみると様々な問題にぶち当たる。
見るのが楽しいものも、作ることの全てが楽しいという事は決してないのだ。
方向性など創作者としての悩みがリアルに描かれていて共感しやすかった。
もう一つの問題は、配信を始めたことによる周囲の反応だ。
なぜか同時期に始めた綴里と朱実は、何も言っていないのに
お互い視聴数を競い合っていると周囲から思われている。
その理由を問われた友人の言葉がコレだ。
「……朱実って、人前でも愛想ふりまけるタイプだから、学校でも動画でも割とちやほやされがちやん。
そういう朱実のことを、内心、よく思ってない子もいるわけよ。
そういう子にとっては綴里と朱実が争ってて欲しいし、綴里に勝って欲しいんだよ」
知ったこっちゃないと言いたくなるが、要するにネットでもリアルでも変わらず
他者に無責任に自分の願望を負わせる人は多いということだ。
作中では ネットとリアルのどちらが良くてどちらが悪いという二元論的な描き方ではなく、
どちらも人間が作っている以上 似たようなものだと強調されている。
ただ ネット上では身勝手な言動をしても、罰を受けることは滅多にないせいで
安全な場所から他人を攻撃するのが大好きな心の歪んだ人間が
野放しになっているという問題はある。
物語の終盤では、朱実がそうした悪意によって傷つくことになる。
その時に駆け付けた綴里の言葉には、動画を作ってきた経験が確かに活かされていた。
綴里は年の割にかなりしっかりした考えを持っているが、少し真面目すぎるきらいがある。
「自分に満足してるわけでもないのに、自分を変える努力もしてこなかった」
と言われると「いや君は今努力して変わってる最中やろ」と言ってやりたくなる。
彼女が動画配信をして何を学んだのかというと、自分から言葉を発信することの
影響力と責任というものを自覚したことだろうか。
一度、綴里が配信している動画内で、視聴者に向けて弱音を吐き出そうとして
やめるというシーンがある。ネット上で不特定多数にネガティブな事を呟けば、
中には慰めてくれる人もいるだろうし、実際に負の感情のはけ口として
ネットを利用する者はごまんといる。
だが、それは綴里の作りたかった、自分の居場所とは違うのだ。
感情に流されるままに行動すれば、今まで築いてきたものを壊してしまうこともある。
綴里と朱実は、中学に上がって以来 疎遠になっていたのだが、
その理由は「なんとなく」話しづらくなったからだ。
朱実なら分かってくれているという思いもあったが、
もし事件が起きた時に話しかけなければ、
友達という関係も失ってしまっただろう。
ネットでもリアルでも、自分の望む関係性を作りだろうとすれば、
自分から言葉を伝えていくしかない。
子供の頃は当たり前に存在すると思っていたものも、
本当は誰かの努力によって維持されているのだ。
配信動画もそうだし、家族や友人という人間関係もそうかも知れない。
それに気付くことのできた綴里は、大人へと確かな成長を遂げている。
ネットでもリアルでも、彼女はこれから 自分の居場所を作るために
着実な歩みを進めていけるはずだ。
動画配信をやっている人もやっていない人も楽しめると思います。
動画配信をする女子高生の物語です。
年齢関係なく色んなクリエイターがネットで活躍できる時代になってきている今、すごくタイムリーなテーマだと思います。
自分も動画配信をやっているので共感できることが多かったですが、動画配信をやっていない人でも楽しめる内容だと思います。
ここから下はネタバレを含みます。
最初は好きで始めた動画配信ですが、やっているうちに悩みができたり色々トラブルが起きます。
登場人物で動画配信をしていないけれど他のクリエイター活動をしている友人がいて、その子が手助けをしてくれたり客観的な意見をくれて、それがとても微笑ましく共感できることが多かったです。
最初から気になっていたけれどあまり深く触れられていなかったことがあったのですが、それが後半になって触れられていくのが良かったです。
とてもきれいな物語で心が温まるすごく良い作品でした。
同じ作者さんのゲームはよくプレイしているのですが、どれもおススメです。
その中でも「創作活動の神さま」や「共依存論」は似たテーマを扱っていたり似たセリフがあるので、このゲームが良かったと思う人はやってみても良いと思います。
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