Dragon Truster

オタワ

人間とドラゴンの長編RPG!

感想専門

ver1.07時点での感想です

はじめに本感想の要点を書いておきますと、本作は紹介文にある通りのストーリー主導型のゲームであります。
実際に、そこに関しては極めて力の入った作品であり、非常に面白いゲームであると思います。
ストーリー・演出共に非常によく練られられており、膨大な量のCGがそれに華を添えてくれています。
ゲームバランスについてはよいとは書きにくいところがあるのが正直な感想ではありますが、逆に致命的に破綻しているところもなく、普通に進行させるには特に問題はないと感じました。


本作紹介のサムネイルにその手のCGがあるため、本作未プレイの方には本作はそういうゲームかと思われる方もおられるかもしれません。
そもそも本作タイトルの略称もそれ系の俗語でありますし、実際に、その手のシーン、あるいはその手の展開を匂わせる要素はゲーム中結構な量存在します。
ただ、本筋は正統派で熱い展開のストーリーであり、総合的にはかなり完成度の高いストーリーでした。
適度にギャグを織り交ぜてここぞという場面以外ではシリアスになりすぎないようにしつつ、締めるべき部分はしっかり締める。
かつ勢いよく二転三転していくストーリーは、演出も相まってメリハリが効いており、かなり練られた構成であると思いました。
キャラクターごとのストーリーやテキストバリエーションも豊富であり、先が気になる、色々な展開を早く見たいと思わせてくれるストーリーでした。
ネタバレを避ける都合上、ストーリーの詳細に触れた感想を書けないのは非常に残念ではありますが、そのあたりは各方が実際にプレイをして確かめられるのがよろしいかと思われます。
キャラクターも皆個性的で、非常に好感が持てました。
書き出すと極めて長くなる都合上、各キャラクター個々の感想の詳細については割愛しますが、個人的にはノエルとゴールドドラゴン、それと各地のダンジョンに出没する商人が特に好きです。
極めて個人的な感想ですが、商人には顔グラフィックをあげてもよかったのではないかと思います。
それと、いわゆるモブキャラクターに妙に癖があったりやけにテンションが高い人物が多かったのが非常に面白かったです。
個人的には説明不足気味の部分がいつくかあり、また、最終盤がやや駆け足気味の展開であると感じたのが少々惜しいところでした。
また、全体的にセリフの誤字脱字がやや多めであったのも多少気になったところではあります。
ただの誤字脱字だけならばともかく、シリアスな場面で登場人物の名前が別の人物の名前になっていたりする場面もあったので、そのあたりは修正を要するかと思います。


イベント含むCG量・戦闘中のキャラアニメ量・顔グラフィック量もフリーゲームのRPGとしては極めて豊富で、いわゆる差分も含めると膨大な枚数が存在します。
絵の是非については個々人の嗜好によるところが極めて大きいと考えます(筆者個人は好ましい絵であると思います)ためあえて言及は避けますが、少なくともこれだけの量の絵素材を用意なさられた作者様の作業量には個人的に多大な称賛と敬意を示したく存じます。
ただ、これだけの量のCGが存在するにも関わらず、作中にCG閲覧モードのようなものが存在しないのは非常にもったいないと思いました。


ゲームバランスについては、経験値と比較してお金や素材が手に入りにくい仕様のため、そういったものを稼いでいると適正レベルと思しきレベル以上にレベルが上ってしまうこともしばしばでしたが、それを過度に行わなければ、常に適度の緊張感を持ち続けて進めていくことができるバランスであると思いました。
ただ、裏を返せば、もう少し物価を安くするか、あるいはもう少し素材や資金を入手しやすくすれば、プレイヤー側でそういった制限をかけなくとも常に緊張感あるバランスになったのではと感じます。
また、終盤は単体攻撃魔法がダメージ源として極めて頼りないことが個人的に気になりました、
消費MP以外の全ての点で全体攻撃魔法に大きく劣り、物理攻撃技と違い追加効果による差別化もないというのは終盤における単体攻撃魔法の存在意義を失わせかねないものだと思いました。
追加効果で差別化ができないのならば、せめて攻撃力は全体攻撃魔法と同等でもよかったのではないかと感じました。
キャラクター格差も少々気になりました。
具体的には、特に手を加えなければ物理単体攻撃しかできず、攻撃力がそこまで高いわけでもないないあるキャラクターが、魔法耐性と素早さの低さ、加入タイミングの問題によるレベル格差も相まって最終的に他のキャラクターと比べて大幅に使いにくくなるのは、そのキャラクターを好きな方にとっては少々厳しい仕様なのではないかと感じました。
ストーリー面ではそのキャラクターに焦点が当たる場面が他のパーティーキャラクターと比較してやや多めなことも踏まえると、なおのこと気になった点ではあります。
最後に、最終盤に開放されるキャラクターの究極奥義ですが、開放タイミングと習得ダンジョンの制約上ほぼ使用機会がない点についてはもったいなく思いました。
なお、基本システムについてはエンカウント型RPGの派生型でありますので、全てが独自システムで設計されたゲームを好まれる方には不向きなゲームであるとは思います。


基本的に、本作は優れた作品とは思います。
ただ、個人的に大きな難点と思うところが一点あります。
それは、クリア後の引き継ぎ要素がないということです。
重ね重ね記載させて頂きますが、本作は大変優れた力作で、個人的には何周もプレイしたくなる類のゲームであることは間違いないありません。
ですが、一回のクリアに数十時間を要する規模のゲームにも関わらず、別の展開を見ようと思った場合にまた一から全てをやり直さなければならないというのは、労力的、あるいは時間的な面でかなり厳しいものがあると思ったのは事実です。
イベントフラグや変数以外の全てを引き継げるのが理想だとは思いますが、それがかなわないならば、せめてクリア時のキャラクターレベルかあるいは所持品のどちらかだけでも引き継いで最初から始められる仕様があってもよかったのではないかと思います。
その点だけは、個人的に強く強く求めたい部分ではあります。


最後の最後に。
部分部分では多少厳しいコメントも記載はしましたが、総合的には本作の完成度はかなり高いと思います。
これだけのことが可能な作者様にもし次回の構想が存在するならば是非期待をさせて頂きたいところではありますが、それよりまずはゆっくりと休まれて息を抜かれてほしいと存じます。

12345
No.52286 - 2020-04-22 00:37:50
けー

お願い

強くてニューゲームが出来るようにアップデートしてほしいです。
ヒロイン全員のルートを見たいのですが、流石に1からやり直すのは時間的に厳しい…
よろしくお願いします。

12345
No.52109 - 2020-04-12 17:27:04
saikei

かなり脳筋寄りRPG

ver1.03でプレイ中。レッドドラゴンの島在駐。お話楽しいです。システムも好み。
掛け合いは楽しいですね。細かいイベントがたくさんあるのも魅力。


まだ王城襲撃イベントでエラーがあるとおもわれます。
襲撃、子供発見、母親見つからず、王警護イベント、パートナー合流、図書館、キッチン、魔方陣経由、パーティ会場

あたりの移動で襲撃発生前にもどってしまいイベントが進まなくなりました。
とりあえずその前のセーブにもどって、細かくセーブしながらキッチンや魔方陣パーティ会場を避けて進めるとバグにはなりませんでした。


以下ネタばれあり感想など。









弱点つくのは当然なのですが、レベルを上げて殴るのが基本なかんじで絶対的にパワーが支配しやすいです。
最低限のレベルがないとまずボス系に勝てない。

魔法は高威力、MPが殴られると回復するのですが、上限が限られているので連続使用は難しいです。
なのでどうしても物理技に頼ることになる。とはいえそちらはHPをコストにしているので
やはり使いすぎると殴った後に一撃でやられる、なんてことにもなります。

事あるごとにレベル上げしろとお話の中でも言われます。
あと合成は、一度行ったところになかなか戻れるようにならないので、
早めに合成を使いたければ購入費用に売る分以外でも、素材は多めに手に入れておくべきでしょう、
あとボスの撃破マークが合成素材になっているので、レベル上げも含めて挑んでみるのもありかと
(かなり難しいです。)

12345
No.51749 - 2020-03-17 17:06:03
醜草

通行証に関してですが。。

えっと、1.02verでプレイしてる途中ですが、古代遺跡にゆくために夜王城に潜入したが、番人に身分検査を要求された。
小部屋中の名簿に乗ってる名前を選んでも”そのような者は存在しない”と返事され出発点に戻されて進行不可になってる状態。
==もしかしたらbugかな?お手数ですが、確認してくれません。。。。。

12345
No.51712 - 2020-03-15 16:59:31


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