割と常軌を逸したクズが登場する裏束氏の作品ですが
本作の学校もなかなかに酷いです
そんな学校で
自分が安全に暮らしたいだけだと述べる
ダークヒーロー的な主人公が問題を解決していきます
ゲームとしては
問題発生→解決準備(ここをプレイヤーが時間制限付きで操作、選択)→結末と次が気になる先出し
という構成になっており
程よく自分で動かすことにより 読んでるだけ に陥らないようにしてあります。
ミステリ系の作品を多く出している作者なので、推理要素もしっかり。
チャプター2までで 顔グラフィックつきのキャラクターは一通り出てきましたが、
この後 どのように展開させるのでしょうか?
今まで出てきた人間の隠された側面がまた明らかになる?
続きを楽しみにしています。
2020年7月12日追記
全チャプタープレイ完了しました。
チャプター2まででキャラクターは出揃ってるのですが
上手にそれぞれの個性を活かし、最後まで退屈させない物語を構築しています。
裏束氏の作品を多くプレイしている以上
不信は原則になっていますが
それでもどういう暗部を持っているのかは、なかなかつかめませんでした。
ただ、闇を感じさせるだけでなく、希望を感じられる展開も気持ちが良かったです。
また別の作品をプレイできるのを楽しみにしています。
以下ネタバレを含みます。
スクールカーストをテーマに、小さな階級社会をかき回すべく主人公が暗躍するという推理探索アドベンチャー。
この作品の特徴的な点は、過去作「村雨」でもあったような、
イジメに象徴される醜い人間関係だけでなく、プレイヤーに対して、とある「罠」が仕掛けてあるところである。
ゲームを進めていくと、途中から複数の目標をクリアするための自由行動が解禁されるが、事件に絡む主要人物は限定的で、ガイドも丁寧で誰でもつまることなくストーリーが楽しめるようになっている。
とはいえ。いくら第一章の難易度で、ガイドも丁寧とは言え、あまりにも主人公の青写真通りに展開が進んでいくので、シナリオに意外性が薄いように感じていた。
「協力者たちがいじめに屈して主人公を裏切る」みたいなハプニングも予見していたのだが、そういうこともなく終わる。
しかし、それこそが正に罠で、最後までプレイしてようやくその予定調和な展開は全て二章へ続いていくための伏線だと気付くことになる。
果たして続編ではどのような展開が待っているのか、楽しみである。
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