八人揃って悪を絶つ
爆弾はありませんがいつものノリです、短~中編RPGって感じですな。
#{2164}のその後を描いた正式な続編ではありますが、相変わらず話の流れが急すぎるといいますか、プレイヤー置いてけぼりな感が強いといいますか・・・。
もうとにかく展開早すぎ・・・黒幕がヒロインさらって、選ばれし戦士達が集結して、ボスから再生石奪って、黒幕のアジトで決戦、という流れがもの凄いアップテンポで進行していくわけですよ。
特にラスボス戦付近のイベントは「え、一体どゆこと?タイムスリップとか変身とかなんで?」みたいな疑問符が頭の中に充満してますたから。
不自然な程に淡々と説明口調で喋るキャラの存在も、かえって舞台設定を分かり辛くしている要因な気がしてならなかったすね。
無意味に何もない行き止まりの多い道のりや、数歩歩いてピカーンとエンカウントが発生してしまう足止めの多さは前作譲り・・・何も変わっちゃいないです。
本当、このゲームに時間を要する要因は敵との戦闘が大半で、説明口調な短いイベントを終えると即戦闘タ~イムという流れがメイン、敵も似たようなのが多く、基本は同じ戦闘の繰り返しになると思われます。
(流石に前作みたくステ異常後のフルボッコはほぼ不可能ですが)ボスが虚弱体質気味であっさり倒せる点や、前作主人公の大統領戦士が恐ろしく高性能で、終盤にお手軽チート技を連発できてしまうのも前作譲り。
ただ、今回は前作になかったオート戦闘があるので、わざわざコマンド選択をする必要が薄くなり、テンポの面では前作を大きく上回っているのは嬉しい改善であります。
まぁ、特別つまらなくはなかったですが、ストーリー面も戦闘面も、とても洗練されているとは思えぬ雑っぷりだと感じたので、続編はそういった部分を見直してみてはいかがでしょうか?
ん?というわけで実は本作も前作同様話が全くといっていい程話が解決してないのよ・・・まさかここまで進展がないとは思わなんだよ。
- 1