※ネタバレを含みます

普段フリゲをやりなれていない私ですが、とても面白く、弐人さんの世界に一気に引き込まれてしまいました。

他の方もコメントで言われているように、最初は「実はあの子の死体を持ち帰っていた」とかかな・・・と思っていましたが、その最後にゾッといい意味で期待を裏切られました。また、途中の選択肢でもちょっと笑えるところがあって面白かったです。なんでハンバーグになってるんだ。

最後の「〇〇〇いらない」という言葉に、改めて「僕」にとっては名前すらどうでもよく、都合の良い彼女が欲しかっただけなんだなと気付かされました。とても闇の深くよいゲームでした。これからも応援しております。

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※少しネタバレ
かわいらしいイラストと不穏な説明文に惹かれてプレイしました。
選択肢が出るタイミングは2回ですが、どちらもそうくるかという予想外の展開に転びます。
安全そうな方を選ぶとトゥルーエンドになりますが、ラストは＊＊＊の一語一句に手を当てて驚きましたね…
「そういうことだったのか…」「うわあ…」なんて言いながら、考察が捗ってとても楽しめました。
最初は「僕」ヤバイ…と苦笑交じりに楽しんでいたのですが、トゥルーエンドに近づくにつれ
本当にヤバイ…と青ざめた顔でディスプレイを見つめていました。
トゥルークリア後のタイトル画面もまたいい感じに心臓を抉ってきました。
ギャップがすごいゲームでした。ＢＧＭも世界観を引き立てていてよかったです。
素敵なゲームをありがとうございました！

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最初マトモっぽい主人公がどんどん壊れていく
ギャルゲだけどホラー
ロボ子が死んだ子とそっくりなワケだけがよくわからなかった

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最後の演出が良かったです
もう少しやりたいと思いました

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そして好きな時にさせてくれれば最高
それが男にとっての理想であり願望なのでしょう
しかし、そうはならない時に男は凶行に走る

彼らを止める方法を社会は模索し続ける

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ネタバレを含みます。
ネタバレしかないので、まだ遊んでいない人は避けた方がよいかもしれません。
レビューというよりほぼ感想と自己解釈になっているため、参考になるか分かりません。


　SFチックな見た目の可愛らしいメイドロボの姿、ナンセンス萌えホラーという説明文に惹かれてプレイした。
説明文だけを見て「まさか拾ったロボットは『あの子』の死体だなんて地獄じみた展開では……」と戦戦恐恐として遊んだが、疑いは冒頭で早々に晴れた。

　一週目はメイドの方に不穏な描写があるものの、それ以上に「僕」が不穏だったため、メイドロボの正体や主人公の言動について色々と疑いながら遊ぶことができた。一番最初の選択肢でまず、安全そうな方を選べば思わぬ展開が待ち構えていて驚いた。好きだった子に似たロボットにすることかよ……と落ち込みつつも、「僕」が信用できない語り手だと分かったので、彼の認知にどれほどの歪みがあるのだろうかと考えながら読み進められた。とはいえ、「僕」の優しい言葉と裏腹の言動には慄いた。効果音についても（作者の意図と異なるかもしれないが、）本当に純粋な行為の音なのかと疑いがわき、音選びがかなり効果的だと感じた。

　トゥルーエンド到達後、選択肢回収で見るからに怪しい選択肢群を選べば、選択の理由やその後の行動、感想（コメント？）がこちらの予想を超えており、正直度肝を抜かれた。トラウマが性癖になってしまったのだろうかとか、この言葉はこういう感じの言葉を合理化したのかもと想像しながら読めてよい。

　また、クリア後のタイトル画面と追加項目を見てダメージを受けた。何というか、決意と希望を持って生きていた彼女の姿をしっかりと認識してしまい、「僕」の異様さに喜んでいた自分の魂の醜さと向き合ったような心地になった。何というか、もしあるなら、彼女の視点の話も是非読みたい。

　それから、これはゲームツールの仕様かもしれないが、BGMとBGMの継ぎ目が気になってしまった。BGMの使いどころがよかったので、それだけに、継ぎ目で没入から引き戻される瞬間を惜しく思った。



　最後に、製作者さんは不快に思うかもしれませんが、内容の解釈を含む感想。
　読解力がないため、さきほど自分で否定した「『あの子』と彼女が同一人物なのか」という疑いを持ったままだが、内容がとにかく刺激的でよかった。
　最後のニュースの「交際を執拗に迫っていた」という部分から【「僕」に追い回されたせいで「事故って瀕死になった『あの子』」を他人とみなした「僕」が「瀕死の『あの子』」を彼女として扱った】と解釈できると思ってしまい、そうすると「僕」の身勝手さにゾッとすると思ったのだが、そうすると、いくら「僕」の認知が歪んでいるとはいえ、しっくりこない部分がある。
　そのため、【「あの子」の死亡後、「あの子」に似た彼女が衰弱した状態で道端にいたため拾ってきた】と解釈したが、これはこれで別ベクトルの「僕」の身勝手が感じられ、必死に生きていこうとしていた彼女の希望が不条理に潰える無念さが強まってよい。

　何というか、自分の読解力のなさに歯噛みしております。無念。真相を詳しく知れたら嬉しいなと思うゲームでした。胸にグサリとくるゲームをありがとうございます。

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