ぬけがらイレギア

てとり

前進し続けるだけのノンフィールドRPGもどき

三條

アザミ戦のオーバーキルにビビる

戦闘で敵を倒すとどんどん敵が入れ替わっていき装備品も次々と手に入る為、常に新鮮な気持ちでいられました。戦闘は全回復有、負けてもゲームオーバーにならない点はとても快適でした。また戦闘強制勝利のアイテムが存在している為、戦闘を飛ばしたいまたは苦手という方でも遊びやすいです。
全体的にパーティが二人ならではのバランスと配慮がされており、それぞれの役割もキャラらしさがあって好きです。特に終盤の3人組は強くて勝てず(6回位挑戦……)思わず鍵を使ってしまいましたがその時のダメージの桁に驚きました。一度見てみるのをおすすめします。

敵のグラフィックは主にシルエットで描かれており、統一感があってかっこよかったです。また作者様の過去作品に出ているキャラもちらほら見かけられて、もしかしてビルッテや詐欺師さん……? と思えるシルエットもいたりと(違っていたらごめんなさい)そういったファンサービスもおいしい所だと思います。
キャラクターデザインは全体的に可愛らしく、立ち絵は黒い線がやや太めになっていて筆で描かれた様になっており、作風とマッチしていました。

途中ではさまれるストーリーもキャラの掘り下げとして魅力的でした。ストーリーは中盤から終盤にかけての盛り上がりがとても良かったです。ヒロイックなストーリーで迎えるハッピーエンドは清清しく、短編RPGとしても遊びやすく一つの作品として完成度が高いです。
気になった方は是非最後までプレイしてみて下さい。素敵な作品をありがとうございました。

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No.50413 - 2019-12-18 18:46:08
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