※結構ネタバレを含みます。
おまけ部屋の裏ボスまで全部撃破。プレイ時間6~8時間ほどとの事ですが、かなりのボリュームで、じっくり探索しながらプレイさせて頂いたので、放置時間を覗いたとしても多分32時間くらいプレイしてました。
マップ上の可愛いキャラとグラフィック(テクスチャ)と、序盤の展開から、てっきり、少し切ない要素のあるほのぼの系RPGと思いましたが、実際は想像の斜め上を行く凶悪さ(褒め言葉)でした!
通常マップの雰囲気やBGMは少し落ち着いてたり、少し切なかったりしますが、魔物の設定や、namedの背景、中盤以降の展開などは、かなり悲劇的だったり陰惨だったりするので、しっかりしたダークファンタジーだと思います。
プレイ中、namedを倒して解放したり屍を弔っても、ほとんどの場合「ありがとう」などの定番のセリフなどなく、黙って消えていくので、本当にその魂は救われているかどうか・・・・それはプレイヤーの想像に委ねられる事になります。
namedを見て、死すら苦痛の始まりでしか無いと考えるとかなりダークな世界観だと思います。
ですが、主人公のパーティーメンバーは全員、終始打ちひしがれずに希望を持ってて前向きなので、その前向きさにプレイヤー側のメンタルも救われた感がありました。戦闘は、防御力の概念が無いので、こちらのレベルが多少高くても、厄介なステータス異常や思わぬ強烈な技を放って来て全滅もありうる、油断できない良い緊張感でした!ソウルを貯めるのが面倒だと思いきや、ボス相手でも、必要に応じてその都度貯めても大丈夫なように作られていて、プレイしやすかったです♪
前述の通り、ダークファンタジーな所も多いけれど、昼と夜で異なる町をほのぼの探索したり、キャンプで仲間とおしゃべりしたりと、ほのぼのできる要素もかなりあります(*´∀`*)
視点が切り替えられるので、違った見方を楽しめますし、思わぬ場所に宝箱などがあるので、探索がとても楽しいゲームでした!
namedで印象に残ったのは、一番はローズでした。ローズの両親らしき人物や噂、禁止区域には序盤から関われますが、でも敵が強く、終盤までお預けになります。それまでにも日記や噂話で惨状が分かるので、気になってしまうんですよね・・・・
両親らしき老夫婦が後悔し続けている事、禁止区域での憎しみに溢れた日記が悲痛です。
本来なら両親だけでも助かって喜ぶべき所を、それが引き金でより多くの悲劇と、ローズと両親お互いの更なる悲しみを生んでいる所が本当に悲しい・・・・
namedになってから書いたと思われる日記の文章は割としっかりしているので、あの老夫婦に一目会わせてみたいと思いましたし、せめて遺品を老夫婦に届けるイベントがあれば・・・・と思うくらい印象に残りました。
ローズマリーとストケシアも、ハルジオンに対する想いと、記憶を読んで分かる真実が印象深いです。折角一命を取り留めた(とはっきりいえるかは微妙だけど)のに最期にああなるとは・・・・特にローズマリーは戦闘中にハルジオンの名を呼ぶので尚更・・・・(´;ω;`)
3Dゲームなので当然低スペックPCだとキツいかもですが、天淵の泉門はマップも戦闘も特に重いので、普段のプレイで少しカク付く人は、その場所では特に注意が必要かもですね。また、おまけ部屋の全てをコンプリートして罪の冷凍庫に行くと、シオンと再戦できました、その後空間から抜け出せず詰むので、そこでセーブしてしまわぬよう注意です。
見落としがあったら申し訳ないですm(_ _)m
長く冗長な感想になりましたが、探索の楽しい、大ボリュームの素晴らしいゲームでしたo(^▽^)o
花に関する奥深い設定も素敵でした!後で登場キャラの花言葉とか検索してみたくなりました。
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