魂の叫びで魂を集めて、その魂を削って魂の集合体なラスボスに対抗する。
Ver1.01
クリア時間 1時間29分(Normal マリーA 3回目)
+31分(Extra マリーA 4回目)
+5時間16分(Normal 全キャラABクリアまで)
ハイスコア Normal 229,238(マスリーナA)
Extra ???(クリアしてもハイスコアが記録されないため不明)
結界の外の世界で大災害が発生し、結界が破壊されそうになっていた。
結界を破壊しようとする敵を倒すべく外の世界に向かう弾幕STG。
某方を意識した弾幕STGであり、
本作の特徴は、弾消しとアイテム変換のソウルシステムによる
エクステンドを慣れるとやりやすくなる点と、
全体的には簡単だが、ラスボスだけ高難度で
その増えたエクステンド全てを
使い切って倒す難易度の波になると思われる。
システムについて、本作は命の粒を表示されている最大値まで
回収することで残機が増える。命の粒は敵を倒すことで落とすアイテムだが
敵を倒して入手できる分はあまり多くない。
そこで使うのがソウルシステムである。
ソウルシステムは、敵を倒す、敵の弾にかする、命の粒を回収する、等の行動で
ゲージをためることができ、ゲージを満タンにすることで
3回まで使用回数をためることができる。
ソウルシステムを使用すると、画面上の敵弾を全て消し、
出現しているアイテムや発動中に倒した敵のアイテムを全て命の粒に
変えることができる。大量のザコ敵を倒した後に使用すると
Pアイテムや得点アイテムを大量の命の粒に変換でき
エクステンドしやすくなるシステムである。
例えばステージ1で、青い人魂が円形に出てくる地帯で上手く使えると
一度に50ほどの命の粒が回収でき、ステージ1で一度エクステンドすることもできる。
命の粒を回収することでも、ゲージがたまるため、
上手く使えれば、ソウルシステム発動後またすぐに1回発動できるようになる
ということも珍しくない。かなり上手にプレイできればステージ4で
残機が最大の8機になることもある。
ソウルシステムを発動させることで、弾を消すことができるため、
その隙に上部回収する、というのが基本パターンだが、
敵の発射間隔が短い後半、高難易度モードでは弾消しで消してもすぐ新しい弾が発射され
ソウルシステムの弾消しが思ったより頼りにならないことも多い。
そのため、ソウルシステムにボムを組み合わせて使うと
かなり使い勝手が良い。無敵になるから上部回収しやすいだけでなく、
ボムで大量に倒した敵のアイテムも命の粒も変換されるため、
メリットが大きい。本作ではボムが必要になる場面はラスボス以外では
あまりないため、道中で稼げそうなところで組み合わせて使う方が
抱え落ちも少なくなって、残機もたまる。
組み合わせて使う場合、一番おススメはステージ5の中盤の青い陰陽玉地帯で
元々の上部回収難易度が高いのに加え、成功すると約100ほどの命の粒を回収できる
チャンスが2回もある。ただ、その後の中ボスで1エクステンドできるので、
その時点での残機が6以下の場合に有効である。(最大の8以上にはならないため)
本作はなるべく敵を多く倒すことがエクステンドの鍵となるため、
自機の性能としては、ショットが拡散するか、縦に並んで出現する敵も多いので
貫通ショットが有利であり、かつ、ボムの効果範囲が広範で使いやすいものが有利になる。
使いやすいのはアズールAやマスリーナBあたりになる。
逆にマリーBはボムとソウルを組み合わせても多くの敵を倒しづらく
一番エクステンドしづらいキャラに思う。
難易度について、ステージ1からステージ6までは総じて簡単な方で、
やや注意が必要な弾幕もパターン化できるものが多い。
2ボススペル2は偶数波について、閉まる前に避け切ってしまえば安定しやすい。
3ボススペル3は一列ずつ避けるのを意識する、
スペル4はかなり厳しいので決めボム候補の1つになる。
4ボスはトリッキーな弾幕が多いが、意外と避けきれるものが多く、
危険なのは通常3とあとはステージ4全体として中ボスの方が脅威な印象。
5ボスは密度の高い弾幕が多いが、スペル1は飛んでくる弾を線で捉えて、
その延長線上に自分がいるときだけ避けることを意識すると取得しやすい。
スペル2は人魂が一度戻ってくるようなしなり方をするのに注意して
上下に避ける。スペル3は冷静になれば避けられなくもないが決めボム安定。
スペル4はショットを止めて弾に集中、
時間切れが近づいたらソウルシステムを使うと安定する。
ステージ6でソウルシステムはあまり稼げるポイントがなく
使いどころが少ないので5ボスで使っても良いように思う。
そして最大の問題はステージ6のラスボスである。
ラスボスは二人組のボスなのだが、
まず、二人でいるときは常にボムを使うと無敵化する。
通常1~3、耐久のスペル6、最終のスペル7と
最終スペルによくあるボムバリアはかなり多くの場面で張られている。
そして、これらの場面はいずれも弾幕自体の難易度も高い。
通常1の段階で、片方が列になった大玉を自機狙いで撃ちながら
移動して、ばらけさせ、
もう片方が、高密度の小弾を渦状に展開する、というもので
ボムは効かないが、ボムを惜しんでいると容赦なく残機を削られる。
こういった二人組のボスのお約束で、倒した方のスペルが発動するのだが
スペル1は青、スペル2、3は赤の方がまだ取得できる可能性があるかという難易度。
通常が難しすぎるのもあって、どちらかを狙うというのも難しいのだが
難しい方をとったらボムで早めに終わらせる、簡単な方でもボムの準備は忘れず、
ムリだと思ったらボムを使うくらいの心構えをする、と
難しいことには変わらない。
通常4,5は一人になるが、スポットライトの周囲に弾幕が発生することに
気づかないと厳しいのに加えて、ボスから発生する弾幕もかなり精密な避けが必要になるため、
ボムですぐにでも終わらせたい弾幕、スペル4は高速移動で精密避けなので難しい、
スペル5はまだ優しいが密度が高くなるので油断できない。
とどの状況でもボムを使わないで安定する場面がほぼない。
ソウルシステムでも、弾の発射間隔が短いため、弾消しの効果も薄い。
ボス戦開始時に少なくとも残機が6は必要になると思うし、
残機が最大の8だったとしてもその全てを使い切る可能性が十分あり、全く油断できない。
本作は、ステージ1からステージ5まではラスボスのために残機を稼ぐゲームであり、
ここでのミスを極力抑えることでやっとクリアできる
そんなバランスの印象が非常に強い。
反面、今回のエクストラは簡単な方である。
ボス戦でエクステンドするのがシステム的に難しいので、
道中でなるべくパワーと命の粒をボムをガンガン使って回収していく方が
やりやすいように思う。
エクステンドのためにボムをなるべく使ってはいけなかった詠月録Exとは
逆の戦法が有効で、Exだけが難しかった詠月録とも難易度も対照的である。
BGMについては可愛らしい1面ボスBGMからいかにも森の中な2面道中、
アズールのテーマっぽい曲調の3面ボス、終末感漂う4面ボスなど、
かなり好きな曲が多い中で、ステージの雰囲気も合わせて
5面道中の「ミッドナイトカタストロフィ」が一番好みで、
元ネタのシリーズでも蒼神シリーズでもあまり舞台になったことがなかった
現代的なステージに初見で凄い驚いたのと、
鳴り響くパトカーのサイレンの中の高速で突っ切ってる雰囲気が物凄く好きだったりする。
ステージ5までは比較的簡単だが、ステージ6に待ち受ける最強のラスボスのために
ソウルシステムで稼いでいく必要がある難易度の波が特徴的な一作。
ラスボス以外は初心者でもなんとかなるんだけど、
ラスボスが壁なので、そういう壁に向けて完璧なプレイをやりたい、
決めボムを練習する脱初心者向け。
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