この作品はSFビジュアルノベルとして、プロット、演出、ストーリーと三拍子そろった秀作だと思います。確かに、一人の宇宙飛行士と人工知能の会話というどこかで聞いた事のあるような設定で、序盤はちょっと退屈に感じられるかもしれません。
しかし、その退屈な感じは「主人公が感じている感覚」そのものでもあって、そのまま読んでいくうちにそれを覆すような展開が待ち受けています。ヒントはありますが敢えて素直に行かない方が絶対いいですね。そうすることで話が一気に面白くなると思います。
個人的にはこのゲームとても気に入りました。少しずつ見えてくる謎と怪しげな雰囲気、そして結末へ…という流れも巧みに描けていて相当よくできたSF作品と感じます。
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No.47505 - 2019-04-27 18:11:17
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