結局みんな自分が一番可愛い
……みたいな何か人間の本質を
そのまま具現化されたようなゲームでした。
そういえば長編?のグラシアスゲー
遊んでないな最近……と思って
更新された過去作をプレイ。
掌編もさくさくっと楽しませて
いただいてるのですが
この作品はオープニングムービーも
ついてて豪華。未プレイの方ぜひ。
ここから先ネタバレ注意。
いい感じにエグかったです。
学生時代って逃げ場がどこにもなくて
閉鎖的空間の村社会みたいな所あるから
一度こじれると復帰が難しい面があるよなぁ
とか職場は自由に辞めたりできるけど
学校だとそうはいかないよなーとか
色々と考えましたね。
『転校すれば解決するのでは』とも
思ったけどそもそもいじめが無かった事には
ならない訳だしそんな単純なものでも
ないか……。勉強とか人間関係とか
通学の面とか色々と……。
ヒロが一番好きです。
一応一本筋が通ってたのは彼と…
…あと音くらい。
『お前の理想を俺に押し付けるな』って
台詞は共感しました。
見た目が厳ついけれど、
彼最後まで自分の保身の為、誰かに手を上げたり暴れ狂った事も一度もなかったような。
そこも強さや優しさではあるのだろうけど、
彼の弱さでもあったんだろうなぁ……。
トゥルーとか苦しすぎる……。
あと『嫌いだ』って選択肢選んだ時の
ラストの彼も『そりゃそうなるよなぁ』と
納得というか一番納得できたのが彼というか
トゥルーよりバッドエンド派です。
音は出来レースの人生が
虚無感いっぱいだった…んでしょうかね、
もしかして親の言う事は絶対とかだったから
逆にクラスメイト達をアゴで従えて優越感に浸っていたのかな?とか
ストレス解消だったのか?とか
色々と外側から見えないドラマを
考察してしまう。
他の人は主人公の秋含めて意志がグラグラ……
(けど動物含め人間も自分が一番
可愛い生き物だからああいう状況下なら
情緒不安定になったり
二枚舌になっても仕方ないよね……。
確実に精神崩壊しますあのクラスにいると)
秋くんはかわいそかわいいというかトゥルーもバッドも悲惨というか
一番表情豊かなのも秋くんでした。
しかし意見を変えたり弱さを振りかざす割に
なんだかんだ保身に走り
生き残ってる様子を見ると
(かなりうがった見方をすれば)
これ、その場その場によって
柔軟な対応をとれるって事で。
(モラル的にはアレかもしれませんが)
生物学的な面とか悪知恵さえ
発達してたら一番最後まで
生き残れそうな気も……?
私は彼の短所も含めて可愛いと思います。
タイトル通り一筋縄では行かない
狂ったクラスの物語でした。
面白かったです。
狂気は続くよどこまでも。
ネタバレ有ります。
あぁ…あぁあああ……!(秋君っぽく)みたいな、ゲーム…でした…。
あのね、何が一番怖いかってね、音君ね、確かに虐めてはいるんです。
分かり易く殴らせたりも、している。そう。「殴らせて」いる。
自分でも殴っているのかも知れませんが、そういう描写、無いんですよね…。
つまり、彼は暴力を振るって憂さ晴らし!
みたいな思考でやっているのではない、んですよ。
個人的に、虐めって娯楽の一種だと私は思ってるんです。
いいとか、悪いじゃない。
「楽しい」からやるんですよ。楽しくなかったらやらない。
でも、音君は多分、楽しくてやってる訳じゃないんですよ、
あの、バットの感じからすると……。
そこがね……外れている感が有ってね……。
その上、あの、骨が折れたりする様な大袈裟な暴力は振るわせてないんですよ。
普通、虐めってエスカレートして行くじゃないですか。
人を殴るのって、興奮出来るし楽しいから。
でも、そうなったら流石に親にバレる。
音君はそれをしっかりと計算した上で、やり過ぎないようにコントロールしてるんですよね……怖ッ!
何より怖いのは秋君の心の弱さが生々しい事!
寧ろ、生臭いレベルです。最初は良くしようと考える事も含めて…。
彼は中途半端に弱いんですよね…悪になり切れないから逆に最悪の道を選んでしまうし
その上で自分だけが可愛いから…本当…本当になぁ…。
最初のヒロの提案を受け入れていれば…藍原が味方していれば…。
そういう、どうにかしようとすれば、多分どうにかなった。
描写の入れ方が、本当に粒豆さんはエグイ…。
希望を見せてから叩き割る感じが…まだ、バットの方がいいですね…これね…。
でも、トゥルーはあっちなんですよね…そうか…トゥルー…。
トゥルーが平和なエンドだなんて、誰も、言ってないもんな…真実の、エンドだもんな…。
つまり、つまり、終わらないって、事なんだよな…そうか…そう、なんだな……(空を仰ぎ見る)。
約束された鬱作品
もうタイトルと説明文で鬱全開なんだろうなー、怖いなー、ひええ〜という気持ちでプレイを開始しました。
はじめからを押すと、オープニングムービーがやたらかっこいい。
その先の展開はそれで誤魔化せる鬱じゃねえけどな!
3年2組はいじめられっこ(ジョーカーと呼ばれる)を決めて皆でいじめ抜いて音と言う美少年が統率を取る狂ったクラス。
冒頭から前のジョーカーが自殺してから始まります。
そして次のジョーカーに決まったのが主人公の憧れだったヒロ君。
ヒロ君と主人公とのやり取りが切ないのですが、この主人公の心の変化や動きが生々しくて。それがこの作品の肝でもあり美味だったけど生々しくてヒロ君が……ヒロ君が……!
ヒロ君の待遇においてはもはや作者様の愛すら感じます。
美少年の音君がグラシアス史上最強鬼畜キャラ。そこまで鬼畜か。TRUEENDマジでそれか。マジか。マジか〜(Oh My God……)
でもTRUEじゃない方見ると彼を許しそうになるからダメです(TRUEがあれなので許してはいけない)
TRUEじゃない方が幸せな気がするのは気のせいかな。
TRUEがあれだから味があるのかな。
どっちに転んでも鬱です。本当にありがとうございました。
比較的短編なので遊びやすいです。
人生のスパイスにこの1品をいかがでしょうか?
グラシアス作品は最高だぜ。
最高・・・
レビュー書くのに慣れていないのでつたない文章ですが許してください。
若干のネタバレを含みます。
グラシアスさんの作品の美少年、本当に最高なんだよなぁ~と思っていて、
過去作で言えばくるくるの浬くんがとても好きなのですが、今回出てきた音くんも非常に好みのキャラクターでした
作品をすべて網羅できているわけではないのですが、
「ディスコード!」で出てきたキャラクター各自の人格、思想、それに基づく行動の魅力や、
「現実から逃げ続けた俺のハナシ」「アシッドアタック~顔面崩壊美少年~」「どうしようもなく、最低で、最悪な、」などの作品の人物の陰鬱な感情の描写のすばらしさ、それらを描写する表現力の高さがめちゃくちゃに発揮されていて、
主人公の憧れ、恐怖、罪悪感、責任転嫁、憎悪、その揺れている不安定な心の動きの描写が特に素晴らしかったです。グラシアスさんはこういった陰鬱な感情を描写することにめちゃくちゃ長けていると改めて思いました。
主人公の罪悪感や恐怖から追い詰められ自己防衛の為憎悪に走る、そしてまた揺れてヒロに縋りつく心の動き、
ヒロの立ち位置、強かった精神が傷つけられ追い詰められ病んでいく過程、
主人公のヒロへの憧れからの理想との乖離から悲しみ、罪悪感、憎悪をいったりきたりするのが繰り返しになりますが本当によかったです。見ていて心臓がぞわぞわしてきました(内容にのめりこんでいるという意味で)
そしてキャラクターとして一番推せるなーと思った音くんのサイコパス加減が本当に好きです こんなに愛らしい容貌でサイコパス、最高・・・好き・・・・好みです
主人公視点で全く意図が不明な残虐ないじめっ子として書かれている音くんの心の内を最後に垣間見られるのが最高・・・ってなりました。
選択肢ですきを選んだ場合の展開が本当に恐ろしいです。
総括すると、主人公の生々しい暗い感情の描写と魅力的なキャラクターがめっちゃよかったです。
ここまでさんざん音くん推せると書きましたが主人公の秋の顔グラがめちゃくちゃかわいいです。
でも本当に感情が生々しく感じられすぎるのでメンタルが安定している時にプレイしなおしたいです。
先にトゥルーエンドに辿り着いたのですが「これが!?トゥルー!?!?」と声に出てしまいました。もちろん好きですがのめりこみすぎて気分がちょっと悪くなりました。わたしはバッドエンド派です。
こんな素晴らしい作品を作ってくださってありがとうございます。
これからの作品も楽しみにしています。
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