避けるだけでなく魔法を駆使して弾幕に隙間を作る、ごり押し的な攻略もでき手軽に弾幕で遊べる一作。
クリア時間 1時間47分
+35分(全シーンクリアまで)
「幻想科学手記」の執筆のため、
結界の内側の世界に侵入した藍瑠とカレン。
弾幕を放つ内側の住人たちを
科学と魔法を使って上手く倒していく弾幕STG。
蒼神天花譚、怨霊殿、詠月録の各キャラが登場するボスラッシュ的な
構成で、それぞれのゲームをプレイしていると
こういう弾幕撃ってきたなぁとちょっと懐かしく思える。
本作は時おり隙間のほとんどない弾幕が放たれることがあり
そのままではほぼ避けられない。
そこで自然にたまるMPを消費して魔法を使うことで
弾幕に穴を開けて避けられるようになる。
弾幕を魔法を使って回避していくのが主なゲーム性になる。
魔法は弾幕を消すだけでなく無敵になったり、敵にダメージを与えたり
様々な効果があるので、どの魔法を装備するかが
攻略の上で重要になってくる。
またサポート装備として科学があり
こちらは自機の通常弾をホーミングにしたり前方集中にしたり
MPの初期値や最大値を増やしたりできる。
本作は1レベル4~6シーンあって、原則としてどれか1シーンクリアすれば
次のレベルに進めるため、最終章に行くまでは
無理そうならほかの弾幕に挑めばいいというスタイルで進める。
ただし、最終章のみはシーン1からクリアしなければならず
最終シーンの難易度はやや高め、ちょっと根気は求められる部分はある。
弾幕の構成としては、序盤にいくつか隙間のほとんどない弾幕があって
気合避けよりも、魔法を使い慣れることが重要になってくる。
また、後ろから飛んでくる弾幕も序盤にいくつかある印象。
中盤くらいからは純粋に難しい弾幕が増えて
実は魔法はそこまで必須ではないようにも思う。
だから、本作はハード以上に上手い人なら避けられる難しい弾幕を
魔法を使うことでイージーやノーマルの人でも攻略できるようにしている
難易度設計な印象が強い。
科学についてはホーミングバレットが使えるようになったら
ずっとこれを装備し続けるのが一番簡単。
魔法についてはブロックシールドが一番使い勝手が良いように思う。
自機狙いや前方から飛んでくる弾幕について
とりあえずこれを置いておけば、しばらく安全地帯ができるので
弾幕を見極める余裕ができる。
ただ、多方面から飛んでくる場合や
消すことができないレーザーのような長い弾列の場合は
別の魔法の方が無難で
しばらく無敵になれるクリアゴーストあたりに変えてみると
やりやすい。
一度だけ被弾できるデスリカバリーは
消費MPや効果的に似ているけど、無敵時間の短いので
クリアゴーストの方が生存率は結果的に高いようにも思う。
難易度的な観点から印象深い弾幕をいくつかあげると
Level11 Scene3 幽霊「分身するブルーゴースト」(挑戦回数4回)
上から分身が出てきて弾幕を展開するのだけど
魔法「ファイアショット」で分身を焼き払える。
ショット判定のある特殊な弾ってこの分身くらいなもので
この魔法はこのSceneの彼女の分身を焼くためだけに
あるんじゃないかと思う。
Level15 Scene1 妖獣「モノノケビースト」(挑戦回数14回 5位)
第3章の最初のレベルの最初にあるので
とりあえずこれを選ぶことになるのだけども
二人組で片方を倒すと発狂するので
なるべく同時に倒したい。
Level15の中で難しい方なので後回しにする方がいい。
Level15 Scene2 大雲「スパイラルジェット」(挑戦回数17回 3位)
水色の弾幕は派手に広がるけど、自機を始点に片側にしか
広がらないので、反対側にチョン避けすれば
後は青い星弾を避けるだけ。
ただし逃げる方向を忘れると被弾する。
Level25 Scene4 悪魔「見かけ上のドグマ」(挑戦回数38回 1位)
とんでもない密度の緑弾が発射されるが
これは実は偶数弾なので発射時に動かなければ被弾しない。
問題は青い大弾が途中で自機狙いになって飛んでくるため
こちらは動かないと被弾してしまう。
青い大弾を動き回って避けないといけないけど
時おり発射される緑弾に備えて立ち止まる必要もあると
コンセプトはすぐ見えてもなかなか難しい弾幕。
1シーン1シーンを短い時間でプレイでき
魔法を駆使して弾幕に穴を開けたりできるので
上手く使いこなせればそこまで難しくない一作。
装備を試行錯誤しながら根気よく弾幕から生き残る方法を
考えて挑戦するのが好きな人向け。
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