心に残るゲーム
エンディングまで1本道です。総プレイ22時間ちょっと。
無駄にレベル上げしていたので時間がかかりました。レベル最高は50です。
主人公ベアの底抜けに明るい性格と俺様気質が最高でした。
説明やレビューにも散々書かれていますが下ネタ満載です。ど直球です。会話の8割がエロいです。
いつの間にかそれにも慣れてしまう自分がいました。
ゲス顔のベアが別人すぎて、最初違う人が話し始めたのかと思ってしまいました。
相棒のムニンちゃんはお尻が最高でした。あるイベントで全貌が見えるのですが
もっと見たかったです。できればオマケなどでジックリ見れるようにしていただけたら嬉しかったです。
とても美麗なイラストでキャラクターたちも男の娘はどこまでも可愛く、女性はどこまでも力強くと美しいです。
その分、セリフのゲスさが際立ちました。
サブキャラも個性的に描かれていて、話しかけるのが楽しかったです。
また探索で本来探さなくてもいい場所でもメッセージが見れ、飽きずに探索できます。
街には必ずひとつ秘密の宝箱があるので、それを探し出すのに必死でした。
戦闘システムはブレイクさせることによってダメージが通りやすくなるので、
敵ごとに変わる弱点を探し出すのが面白かったです。
レベルアップで上がるステータスだけでは物足りないのですが、料理システムにより
ステータスを上げることができるので、難しいと思ったらお料理に頼りましょう。
何よりお料理のイラストが大変美味しそうです。
エンカウント率も高めですが、ほぼ確実に逃げられます。
2人だけの戦闘なので最初は難しく感じるかもしれません。
後々覚えられるスキルが強すぎてブレイクのときにスキルを当てられるとかなりの爽快感があります。
気になったのは、動きが遅いところです。
キャラの会話が多いのが魅力的なところですが、逆に一度見たやり取りを再度見た時に
アイコン表示や「…」などの絶妙な間が長いなーと感じてしまいました。
Enterを押せば表示が高速になるなどの機能が欲しかったです。
また戦闘もスキルや魔法のエフェクト待ちが多く、こちらも高速化できる機能があれば嬉しかったです。
ストーリーはまさに王道ですが、エンディングでは泣いてしまいました。
心に残るゲームとなりました。素敵なゲームをありがとうございました!
コミカルな雰囲気の中楽しめる、王道ファンタジーRPG【ネタバレ無し】
このゲームは、小ネタ、パロディを多く含みながらも、シナリオは芯の通った王道ファンタジーという良作RPGである。
また、細かなところまで美麗な自作グラフィックが使用されているため、視覚的な面白さも魅力の1つである。
シナリオは、序盤は明るい雰囲気を感じさせつつも、急展開により一気に引き込まれるような構成となっている。そして、中盤からエンディングにかけて、序盤の急展開に対する回収を行うという構成になっている。
このことから、全体としては、序盤で見せた伏線が中盤以降大々的に回収されるというまさに王道を行く構成となっていると言えるだろう。中盤以降の展開は世界観レベルの伏線が回収されていき、非常にスッキリする展開となっている。
また、展開としてはシリアスなものが続くものの、登場人物の掛け合いはコミカルなものが多く、題材やシナリオの重さからは考えられないほど明るい雰囲気の作品となっている。
会話内容は小ネタ、パロディ、下ネタなどが多く、元ネタがわかるプレイヤーはより楽しめることだろう。特に、パロディについては自作グラフィックのモンスターにも多く、パロディ元がわかりつつもオリジナリティがあるデザインに仕上がっている。
グラフィックについては、モブキャラにも専用の自作顔グラフィックが用意されたり、料理イベントでの料理にもグラフィックが用意されていたりと、自作グラフィックが多用される作品となっている。
特に、後述する世界観を反映するため、マップチップも自作している点には驚愕した。
世界観については、北欧神話をベースに構築されている。人名、地名、アイテム名などは北欧神話由来のものが多いため、北欧神話に通じているプレイヤーならば元ネタがすんなりわかるだろうと思われる。
もっとも、それだけではなく、男女の役割が逆転されたような特徴的な世界観もこの作品を語る上では外せない。最初は若干戸惑うかもしれないが、この世界観が王道的なシナリオを引き立てるアクセントとなっており、中盤以降は特にこの世界観の重要性を実感できると思われる。
更に、世界観を引き立てる演出も十分になされている。魔法の媒体になる妖精がマップのいたるところに存在したり、男女逆転の世界観を表すためトイレが自作マップチップで表現されたりと、世界観の表現にはかなり力が入れられている。
そして、RPGのメインとも言える戦闘については、ある程度手応えはありつつも、きちんと戦えば詰まることはないという印象を受けた。ダルすぎず、かといって作業感もない優秀なバランスであるといえる。
戦闘システムで特筆すべきなのは、「ブレイクシステム」である。このシステムは、弱点が存在する敵に対し弱点属性で攻撃すると、プレイヤーに有利な特殊効果が発動するというものである。そのため、敵の弱点を狙い戦うのが基本の戦術となってくる。ブレイク状態の敵に追加効果を発生させるスキルも多く、このブレイクを活かすことがこのゲームの戦闘をこなしていくカギとなる。
このブレイクシステムを活かすに当たっては敵の弱点の把握が必要であるが、これはモンスター図鑑で簡単に確認することができるため、手探りで弱点を確認する必要はない。そのため、RPGが苦手なプレイヤーでも戦闘をこなしていくのは難しくはないといえる。
また、このゲームは2人パーティで最後まで進行するため、キャラの性能の優劣に関する問題はない。2人の性能を最大限発揮して戦闘を行っていくことになる。キャラ数こそ少ないものの、スキルの種類は豊富であり、また前記のブレイクシステムがあることから、同じスキルしか使わないような単調化された戦闘にはなりにくい。
エンカウントについては、ランダムエンカウント方式であるものの、逃走成功率は高めに設定されており、逃げられず全滅という自体は滅多に起こらない。エンカウント率を半減させるアイテムも有り、エンカウントが探索の邪魔になることも少ない。
以上から、総じてRPGとして丁寧に作り込まれた作品であり、完成度が高いゲームであると言えるだろう。
全体的にコミカルな雰囲気の中で、骨のあるシナリオや独特の世界観を楽しみたいプレイヤーには是非お勧めしたい一作である。
スカッと締める王道復讐RPG
紹介文通り、かなり下ネタというか、えろネタがド直球でわりと下品で、グロテスクな表現もあります。
正直、下ネタ満載のあたりはドン引きしちゃうかもしれない。
しかし、世界観にもきちんと理由があり、主人公やみんなの生きざまがどんどん好きになります。
できれば始まりの町を旅立つ辺りまでプレイしてみてから判断してほしいなと思います。
特に中盤からストーリーがどんどん面白くなり、プレイする手が止まりませんでした。
最後は元気になれるEDですごく良かったです。
戦闘のブレイクシステムも楽しく、アイテム合成、料理も有り。
スキルも良いバランスだと感じました。
ただし、エンカウント率が高めなのと、
こちらのPCスペックのせいもあるでしょうが、戦闘エフェクトが多くて処理できるまで時間がかかる。
できれば、次回作はもう少しアニメーションを減らして軽量化してほしいと感じました。
戦闘システムが面白いのに少々もったいない。
他レビュアーさんがおっしゃる通り、面倒な時は逃走しまくるのが良いと思います。
ある程度逃げまくってもそこそこレベルが上がりますし、
道中でアイテムやお金はかなりいい感じに手に入ります。
個人的に特にいいなあと思ったのは、
メインキャラクターも含めたうえで、
更にそれぞれの町の住人達が色んな意見や生き方を持っていて一人一人に個性を感じたところ。
同じく、あちこちオブジェクトを調べると細かく反応があるのも楽しかったです。
美しく豊富な絵といい、面白い効果のアイテムの数々といい、
このゲーム内の世界を根気強く楽しく作り上げられた製作者さんの愛情と努力を感じました。
とても良いゲームをありがとうございました。
確かに王道でした!(ネタバレなし)
プレイ時間は経験値稼ぎなどしながらで16時間くらいでクリアしました!
紹介文に偽りなし、独特の世界観でストーリーだけ見ると王道。
その独特の世界観もなぜそうなのかちゃんと理由があります。
【いいなぁと思ったポイント】
・序盤は何をしたらいいのかNEWSとしてヒントが表示されるので安心
・二人の主人公のキャラが個性的で良い
・戦闘のBREAKシステムが決まると爽快
(敵の弱点も情報としてあるので見たらラクチン。わたしはほとんど見てないですが問題なし)
・メタネタやパロディがふんだんに取り入れられていて、元ネタがわかるとさらに楽しめる
・すごくトイレにこだわりがある(重要)
・絵がきれい。オリジナリティにあふれる(キャラや食べ物などすごい)
そしてなによりクリア後に良かったなぁと思える王道のお話が満足感を高めてくれました。
ちょっと(どストレートに)エッチな会話と王道RPG好きな人にオススメです。
【これからプレイする人へ】
・戦闘は面倒だと思ったら逃げるのがよい
・経験値稼ぎはそれっぽいところで重点的に
・途中から料理などが出来るのでボス戦などではドーピングが良い
・行き詰まったと思ったら隠し通路を疑うのが良い
・セーブはクマ……の他にフィールドでもOK
あなたはきっとクリア後にベアいいやつじゃん!と言いたくなる、そんなゲームです!!
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