ヒロインの真琴は、主人公の奏多(かなた)と仲良しなのに
何故か「別れる」ことに頑なで、不穏な未来を感じさせます。
納得できるようなできないような頑固さ。それと時折見せる
おかしなわがまま――どうにも、真琴の真意が分からない。
そんな雰囲気の中で迎える中盤のドンデン返しから終盤に
かけての展開は、王道ながらも、というよりも王道であるが
ゆえにジーンと来ちゃいました。
物語が進むにつれて奏多と真琴のお互いを想う気持ちに
どんどん感情移入して、優しくて切ない気分になりますね。
ただ、一つだけ難を申せば、終盤の大事なシーンでPCの
挙動が重くなってしまいました。もしDL版(オフライン版)が
あれば、動作の問題は大きく軽減されるのですが……。
逆に言えば、挙動の重さより物語の吸引力が勝ったという
証左でもあります。素敵な時間をありがとうございました!
12345
No.45471 - 2019-01-01 17:23:03
- 1