クリアしました！（バージョン1.00）

難しかったですが、楽しくプレイさせていただきました。
固定画面でブロック崩しのように跳ねまわるボールでブロックを崩しつつ、
鍵を取って扉に入るとクリアのトップビューアクションゲームです。

ブロックの裏には鍵と扉の他にも豊富なアイテムが隠れており、
これらのアイテムを活用して、ブロックや敵配置が
毎回ランダムに変わる全50ステージを攻略していく内容です。

アイテムの種類が多いですが、ほぼ全てにちゃんと使い道があり、
敵やトラップの特性を憶えた上でこれらをフル活用するのが楽しかったです。
特にブロック生成の杖は、身を隠すための安全地帯を作ったり、
敵の動きを封じたり、さらには水に沈めて足場を作ったりと、
うまく使えば意外なほど役に立ちます。

各アイテムには耐久度や使用回数の制限がありますが、
回復薬など一部以外は数回使ったくらいではなくならないけど
調子に乗って使いまくると足りなくなってあとで泣きを見るという
絶妙な塩梅に調整してあると感じました。
特に攻撃用の飛び道具系アイテムは中盤以降ほぼ必須となるので、
序盤はなるべく無駄にせず節約しながら進む必要があります。

跳ねまわるボールは盾以外で受けると自分にもダメージがある上に挙動の予測も難しく、
また敵の攻撃もだんだん激しくなるため、上記のアイテム節約の必要性と合わせて、
なるべく安全な位置に陣取ってスキを見て移動する
スニーキングアクションのような立ち回りが必要とされ、
ゲームを奥深いものにしていると思いました。

ランダム性が高く、はっきり言ってかなり運ゲー色が強いのですが、
それゆえに、ローグライクゲームのような
状況と手持ちのアイテムを突き合わせて上手にやりくりする面白さがあると思います。

演出面では、キャラクターのみならずブロックや文字に至るまで
一貫して粘土人形のようなグラフィックが使用されているのが特徴的ですが、
作者様が自作されたものでしょうか。
プレイ中BGMがないのも相まって、独特の雰囲気が出ていて好きです。

難点を挙げるなら、説明の少なさでしょうか。
手探りで攻略していくのも楽しかったですが、
各アイテムの簡単な説明くらいはreadmeにあってもよかったかもしれません。
特にペンダントの効果が混乱よけだと気付くのには時間を要しました。

難易度がかなり高く、特に敵がアイテムを持ち去ってしまう仕様は
最初は厳しすぎると思ったのですが、これのおかげで
安全地帯に隠れているだけでなく時には積極的にアイテムを取りに動く必要があって、
ゲームの奥深さに繋がっているとも思えますので、一長一短かもしれません。

とても楽しませていただきました。
いいゲームをありがとうございました！

12345

恐らくクリアまで相当時間がかかりそうなので、ひとまず進めた中での感想です。
まずコントロールが非常に難しく、慣れるまで死体の山を築くことになるのは覚悟して遊ぶと良いでしょう。ボールも自分に当たると潰されるので、上手く扱うコツが必要になります。ボールに気を取られると敵に、敵から避けようとしているとボールが、壁に引っかかって死亡もあるあるです。操作も含めて総じて難易度は高めですが、恐らくコツさえ掴めばスルスル行ける人はいけるのではないでしょうか。スルスル行けない系なので、もう少しボールと敵と壁に挟まれつつ遊んでみようかと思います。

12345