ALICE IN WONDERLAND
戦闘はありますが、成長や買い物要素が無いので、RPGよりもADV寄りな作品。
言いたいことはだいたい下のレビューの通りですが、
世界観を完全には開示せず、考察の余地を残す様々なメッセージも魅力。
本作には、シナリオ進行とは全く関係ないメッセージが乱雑に落ちてるのですが、
それらを読んでいくと、アリスの見る世界がまた違って見える、かもしれません。
あまり書くと考察の楽しみが無くなってしまうのでぼかしますが、
個人的にはアリスインナイトメア(アリスマッドネス)っぽさを感じたところ。
バッドエンドだけは根気が必要かもしれないので、頑張ってください。
途中でリセットしたくなりますが我慢しましょう。
ちゃんと終わります。
ウサギと作る新世界
Ver.1.00でプレイ。
独特なタッチで描かれるシュールと紙一重ながらもハードな世界観が印象的な短編RPGでした。
ゲームはバトルありの探索アドベンチャー的な構成で、回復施設や成長といった要素も
ないので雑魚的とは無理に戦わず逃げた方が楽でしょう。
また、マップが小さくほぼ一本道なので道に迷うという事もまずないと思います。
謎解き要素も僅かにありますが総当たりでも問題なく(というか謎と理解しないまま進む人も多そう)
エンド分岐フラグの存在だけ気をつけていればエンドコンプも難しくないでしょう。
ストーリーは一人生き残った主人公が運命に抗う姿を描いた内容で、かなり絶望的な状況や
衝撃的な映像描写もあり短いながらも先の読めない展開が楽しめました。
また、とあるキャラとの関係性も興味深かったです。
特別表記もないので特定のイベントで終わる3パターンがおそらくエンディングだと
思われますが、どれも味わい深い余韻が感じられるのでプレイするなら
ぜひ全て見てもらいたいですね。
やや急ぎ足な展開を含む若干作りの甘い面は少し勿体無い気もしますが
世界観やシナリオへの拘りが感じられる作品でした。
次回作も楽しみにしています。
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