要は当たらなければどうということはない、という事だ
Ver.1.00でプレイ。
個性的なグラフィックに彩られた世界観が印象的なジャンプアクションで
属性切り替えにより自機の当たり判定を操作して敵や障害物を回避する
テクニカルなゲーム性が楽しめました。
ゲームは奥行きのある手前のフィールドと平面の鏡内の二つのフィールドにそれぞれ
当たり判定があり、ヴァンパイアモードになる事で鏡内の当たり判定が消え回避できなかった
敵を躱せるようになるという独特なルールで、どうしても手前ばかりを見てプレイしがち
なので慣れるまではしばらく混乱するかもしれません。
画面の見方と操作にさえ慣れればアクション自体の難易度は低めで、即死はあるものの
リスタート地点もこまめに更新されるのでクリアのハードルもそう高くはないでしょう。
画面構造が複雑なので見難いシーンがやや目立つのとステージ数が少なく
プレイ時間が短めなのは少し勿体無い気もしますが、商業作品としても通用できそうな
グラフィックセンスやゲーム性はプレイして損のないと言える作品だと思います。
上下分割型のゲームを平行にした感じ
短めのキャラクター切り替えタイプのトラップ回避型ゲーム。
絵本のような静的なトーンに満たされたセンスの良いビジュアルと
奇妙な造形のオブジェの並ぶ通路を属性を切り返えながら進んでいく。
プレイヤーは通常状態では奥側に配置された鏡に姿が写るのですが
鏡像の世界に写るトラップや足場にも判定があるので実像でのトラップを
ジャンプで飛び越しつつ鏡像での足場に飛び乗って先に進む・・・など、
パズル的に進めていくこととなります。
中盤で新しいアクションが追加され、後半はそのアクションを駆使して
トラップを回避しながらクリアーを目指すのですが、
全般的に実像と鏡像とを同時に視認しづらい・・・これは恐らく鏡像と実像の
距離が近いからであると思われ、慣れるまでは幾分戸惑うこととなるでしょう。
ラインの概念もあり、ラストのシーンでは若干操作も慌しくなります。
ただ、ゲーム全体の尺が短いためそこまでストレスには感じませんでした。
総評としてはアクションよりも物語性を重視した作品・・・と言うことで、
雰囲気の良い短めのゲームを探している方に向いているのではないでしょうか。
完成度の高い短編アクション
クリアしました。面白かったです。
青の人間形態と赤のヴァンパイア形態を
ボタン操作で任意に切り替えながら進んでいく2Dアクション。
こちらから攻撃する要素はなく、基本的にトラップを避けながら進んでいくのがメインの内容です。
青のときには背景の鏡に主人公の姿が映り、
鏡の中の地形やトラップに対しても当たり判定があります。
一方赤のときはヴァンパイアなので鏡に映らず、
鏡の中の地形やトラップを無視できる上、ジャンプ力も高いので回避に有利ですが、
時間制限があり、時間が経つと青に戻ります。
ただし、別に時間切れを待たなくてもボタン操作で任意に青に戻れるので、
状況に応じてこまめに切り替えながらトラップを避けていくのが攻略のキモ、でしょうか。
ここまでならまだ近年ありがちな切り替えアクションという感じなのですが、
このゲームの場合は、手前の現実世界側が奥行きのあるベルトアクション式になっているのが新鮮でした。
難易度はそれほど高くなく、紹介文にも書いてある通りスムーズにいけば
10分以内くらいで終わる内容なのですが、上記のアイデアに加えて
グラフィックやサウンドなどのビジュアル方面も作り込みがしっかりしており、
全方面にお勧めできる内容だと思いました。
楽しませていただきました。
いいゲームをありがとうございました!
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