面白いけれど惜しい。
丁寧に造られている作品だと思いました。
しかし、だからこそ惜しいと思いました。
SP回復手段が乏しい。
(チャージは結局他人に譲渡ってだけなので×)
(薬は値段の割に効果が薄い)
移動がだるい。
(ワープ系があってもいいのでは)
後半、敵が地味に強くなる。
(ボス戦まではSP温存しないとなので、基本的に物理で殴っていくしかないので時間がかかる)
(ドロップ率アップのアクセしても、いまいちアイテム落とさない)
ダンジョン内に無限全回復できるポイントがほしかったです。
また、その地点から入り口まで戻るかの選択も。
丁寧に作られた短編RPG
ネタバレを含みます
Ver1.03でクリア及び魔神の指輪入手までプレイしました。
そこまでで11時間ほど。かなり迷いながらプレイしたので、多分長い方だと思います。
下記はあくまでVer1.03での内容となります。
更新により、閲覧された方のバージョンでは一致しない内容を含む場合がありますのでご注意ください。
①難易度に関して
開始直後は確かにエンカウント率の高さやワープ系アイテムやワープポイントがなく
村等の宿屋を除き途中回復地点もありません。
これらはゲーム全編を通して基本的に共通で
ボス撃破後についても、そこが通過点でない場合は歩いて戻る必要がある為
しっかりしたリソース管理を求められるゲームです。
しかし、難易度が高いゲームかと言われると決してそんな事は無く
ダンジョンそのものはさほど複雑ではなく、迷う事は少ないですし
高いエンカウント率がある意味プラスに働き
レベル上げをしようとすればフィールド上の高エンカウントエリアと宿屋との往復でどんどん上がりますし
金も徐々に溜まり、中盤以降は敵のドロップアイテム売却で更に稼ぎやすくなる為
ある程度の作業が苦でなければ、さほど頭を使うことなく
ゲームクリアまで到達する事が出来るでしょう。
最初は二人しかいませんが、少し進めば三人目、更に少し進めば四人目が加入し
特にこの四人目の加入を以て一気に楽になります。
ある程度お金が溜まったら、最初の村に帰り
無限回復アイテム(戦闘中限定ですが)を購入すれば盤石ですね。
最終盤の敵のドロップアイテムは実質最強装備である事が多い為
レベルを上げていれば装備もどんどん強化されていきます。
その他、割と序盤の敵でも良いドロップアイテムがあるので
戦っていて意外なレアアイテムを入手する喜びがありました。
こういうの、いいですね。
クリア後を想定されているようなダンジョンの敵は確かに強かったですが
こちらも対処法さえ分かれば問題なく倒せる敵でした。
ある程度慎重に進めば、このゲームでは一度の全滅もなく完全クリアできる人も少なくないでしょう。
戦闘不能になる事すら、両手で数えられるほどで済むと思います。
②ストーリーや細かいイベント等に関して
布都が主人公なだけに序盤のあたりで
「布都が魔界樹に関する何かを燃やして終わりなんだろうな」とは思っていました。
また、なんとなく誰が異変の原因かも舞台と登場キャラで予測がつくのではないでしょうか。
そこまで複雑なストーリーではなく、大きな山場があるという訳でもないので
盛り上がりには欠ける部分もありますが、小さいながらも矛盾なくまとまった話だったかと。
緑宝箱を開けた時の台詞等でキャラの個性もよく出ていました。
ストーリー進行に応じてNPCの会話が大きく変わっている場合があったり
クエストが発生する場合があるので人々の話は聞いて回った方が良いですね。
某ドラゴン○エスト等のように箪笥を漁るような真似は不要で
調べるべき場所はきちんと目印が付いており、余計な手間は取られませんでした。
あの手のアイテムの隠し方は総当たりで調べねばならず、非常に面倒臭くて好きではないので
私にとってはこの形は有難かったです。
③システムに関して
面白い装備システムでした。
どこかの素材スクリプトだったのかもしれませんがその上でも丁寧に料理されていたと思います。
ただ、それほど装備内容を吟味しなくとも、元々の個人で持つスキルでなんとかなってしまい
ある程度レベルを上げつつプレイする場合は、難易度上活かされる場面が少ないかな、と感じました。
補助系のガイアパワー等や一部の敵の始末にワールカームが非常に役立ったのが
特に印象に残ってはいますが……攻撃魔法はそれほどは使いませんでしたね。
ほぼ全ての敵が通常攻撃と個人スキルでなんとかなるので。
とはいえ、各キャラのスキルを削減しすぎても個性がなくなるので
その辺りはさじ加減が難しいところですね。
④ゲームテンポに関して
これが個人的に一番惜しいと思った点で
プラスにもなっているエンカウント率の高さですが
やはりこれはマイナスとしても作用し、かなりの勢いでの戦闘が発生することから
途中でだれてくる方も少なくないのでは、と感じました。
1マス歩く間に2回エンカウントする謎の動作がある事もあり、なかなか大変です。
エンカウント率を抑えた上で取得EXPや金額を上方修正すると共に
敵の能力やスキル使用コストを上げる事で
一戦一戦のリスクとリターンを上げ、緊張感を上げても良いかもしれません。
あと、MP回復手段が後半あたりまで非常に乏しい事から通常攻撃を使いがちになる為
「通常攻撃しか行わないオートコマンド」があるとプレイヤーのキーボードの
決定キーへの負担が抑えられると思いました。
また、Ver1.03で幾分かの高速化が図られているとの事ですが
個人的にはもっともっと早くても良いと思われます。
⑤補足
リードミーに連絡先の記載があると良いと思いました。
不具合報告は削除対象になるとの事で、ここで知らせる事が出来ません……。
以上となります。
総じて、非常に丁寧に作られたゲームだと感じました。
もし次回作を作られる事があったら、この丁寧さを是非発揮してください。
長文失礼致しました。
短編というより・・・
序盤しかやってないけど、難易度高い長編的な雰囲気。
理由は
①エンカ率高い。
②先が見えないくらい長い印象を受ける。
③キメラ的なもので街に戻れないので帰りの余力を残す必要がある。
④先が長そうなのに資金を得るのがキツイ。
⑤エンカした時の敵が多い(味方2人)
⑥敵を全体魔法で蹴散らすもSPが持たない。SP回復手段もない。
結果的に序盤で、もういいかな?とか思ってしまう。
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